2021年10月2日、土曜日、晴。長者原、牧ノ戸峠の駐車場は朝7時過ぎにはほぼ満車。解禁の勢いですね。九重の初日は鳴子山だ。過去2回は天候がすぐれず残念な登山であったが今回は快晴だ。

8時20分前に一番水の登山口に着く。見上げる山が鳴子山だろう。

8時20分一番水の湧水から出発。

林の中を坊がつるの道標に従い登り、

8時43分山桜の林に着く。ここで沢を渡り左の山桜の林に入るのだが、沢は大雨で削られ渡れない。

削られた沢を、2か所の丸太橋で渡り、8時53分朽網(くたみ)分れのあたりに出ると、今まで山道であったところは舗装作業道だ。上で砂防提の工事でもしているのであろう。


さてさて、鳴子山への取付きはどこかと探しながら、1,2分も進むと左手に木段を見る。場所的にもここが鳴子山への取付きだろうと登る。

木段から2分ほど登ると道は分かれ、右手に法華院の道標を見る。舗装作業道が法華院に進む道なので迂回路を作ったのか。

左手に道標はないが鳴子山への道であろうとこれを進む。

直ぐに林の登となる。

30分尾根をひたすら登っても変わらぬこの景色だ。

取付きから登ること1時間弱の9時55分、ようやく樹林を抜けだし上に視界が広がり、右手に大船山の頂を見る。

間もなく振り返ると一番水が眼下に望めるようになる。

さらに10分ほど登った10時7分、岩の痩せ尾根に出て視界が広がる。目の前が鳴子山の山頂か。

右手に大船山から平治岳。

左手に南登山口から阿蘇山が望める。

岩尾根を抜けると心地よい草付きの稜線歩きだ。

10時33分、この尾根のちょっとした難所の岩を乗り越え、灌木の林を抜ければ山頂だ。


10時43分遮るものは何もない鳴子山山頂に着く。

春は山桜、続いてミヤマキリシマ、今はリンドウが咲き誇る。

山頂からの眺めはこの通り。
大船山。

坊がつる、三俣山、白口岳。

向かう方には右から中岳、天狗が城、稲星山。手前の岩山を越えてゆくのだ。

一旦灌木を下り、

鳴子山から見え岩山は岩道を登り、山頂辺りは岩を縫うように歩く。


岩山から振り返り見る鳴子山。

11時10分稲星越に出て、3,40年振りに白口岳に向かう。

白口岳への道は遮るものもなく伸び伸びとしているね。

11時26分白口岳山頂に着く。稲星山や中岳には人が目立つが、飛び地の白口岳は静かでいいね。

中岳中腹から眺める白口岳。

白口岳からの眺めはと云うと、
大船山と眼下の佐渡窪(右下)。

三俣山と坊がつる。

中岳(中央)と久住山(左)

稲星山(左)、久住山(中央)。

白口岳から往路を稲星越へ戻りながら眺める鳴子山(左)、右が岩山。

稲星山の頂は九重連山の周回者で人出が多いい。

12時13分稲星山頂に着く。

ここから眺める中岳と天狗が城の吊り尾根がいいね。

久住山に向かおうと思ったが、九州最高峰に敬意を払って中岳へ向かう。向かう道でも多くの人とすれ違う。


返り見る稲星山。

中岳中腹もリンドウ真っ盛り。

12時43分中岳はこの人だかり。


大船山の眺め。

久住山(左)、扇ヶ鼻(中)、天狗が城(右)

素直に歩けば天狗が城から久住山であるが、今日は吊り尾根から避難小屋へ下り御池を巡って久住山へ。


御池越しに中岳を望む。

最後に久住山へのガレ場を登り、

13時37分久住山に着く。昼を過ぎたから多くの登山者は下山してしまい人だかりなし。

扇ヶ鼻の眺め。

星生山

三俣山、天狗が城、中岳

久住山頂からは、これも久しぶりだが赤川登山口に下る。


最初は急斜面の山腹を下る道であったが、

そのうちに木段となり、新旧織り交ぜての木段下りが長く続く。

14時42分林道に出合う。

林道を横切り林に入り、時に林道を歩いて、右に沢を見て登山道を下ると、15時1分道脇に冷泉を見る。

そこから5分下った15時6分沢に出合う。対岸にリボンがあるので、渡りやすいところを見つけて飛び石を渡る。

一分も下ると階段があり、上り上がると普通の道だ。


下ること間もなくで、右から扇ヶ鼻からの道が合流。

さらに下ること間もなくで左下に赤川荘を見て、15時17分駐車場とトイレのある赤川登山口に下山。

天気に恵まれ良い山行でした。九重連山がリンドウの山であることに初めて気付きました。
今日の行程、
一番水8:20-8:55取付き-10:43鳴子山-11:10稲星越-11:26白口岳(昼食)-12:13稲星山-12:43中岳-13:37久住山-14:42林道出合-15:17赤川登山口

夕食はカレーに温野菜でした。
