2020年5月8日、晴。土、日天気が崩れそうなので、前倒しの山行です。一昨日の吾妻岳でミツバツツジが見ごろだったから、雲仙のミヤマキリシマの様子見です。
久しぶりに第2吹越から登って雲仙各峰の周回です。

先客が2台です。9時22分出発。登り始めるとすぐにミツバツツジの出迎えです。ミツバツツジが多いのに初めて気付く。何時もはもう少し遅いミヤマキリシマの時期だから。


雲仙の山は急登が多いが、丈が低い林なので道が明るくて爽快だ。

登り始めて1時間急登を終え、妙見と国見の稜線に10時24分着く。

先ずは国見岳を目指そう。

アザミ谷の先に天草まで見える快晴だ。

稜線を歩くと、ミツバツツジは勿論盛りで、日当たりの良いところのミヤマキリシマは早くも開花したものもあるが、ほとんどはまだ蕾だ。

10時36分国見分れに着いて、紅葉茶屋への道を見送り、

国見岳の岩場・クサリ場の急登に付く。

岩場の上に出ると、妙見岳からの稜線、

別所ダムから橘湾が眼下に広がる。

10時47分国見岳の頂に着く。

目の前には平成新山、立岩の峰、普賢岳だ。令和の新山は何処に現れるのかな。

これから下る江丸岳鞍部へ続く稜線に、登山道が見て取れる。鞍部から鬼人谷に下り風穴に登り返すのだ。

江丸岳周辺の南側山腹はミツバツツジでピンクに染まる。

山頂から稜線へ下る道に入ると、山頂下の岩には何か祀られているのであろう。

ここからは九千部岳と吾妻岳への眺めがよい。

登山道の笹が刈り払われ歩きやすい。吾妻岳の整備と云いここでも深謝です。

稜線を歩いて、とんがり山のピークに立ち国見岳を振返る。南北方向からの眺めは鈍頂の山だ。

滑りやすく、急峻な下りをミツバツツジの群生地まで行くとピンク一色だ。

鞍部から、岩の道を鬼人谷に下り、

登返して紅葉茶屋から風穴への道に11時41分出て、

江丸岳南面のミツバツツジの群落を木間に眺める。

風穴、鳩穴分れへと歩いて、


立岩の峰への急登の前に一休み。ここからは目の前に江丸岳、先に九千部岳、吾妻岳の眺めだ。

12時11分立岩の峰に着き、少し歩いて谷を挟んだ霧氷沢側はヒカゲツツジの群生地で、白い花が山腹を覆う。

ここから先ほど下ってきた、国見岳から江丸岳鞍部の稜線の様子が良く分かる。

ヒカゲツツジの群生地を歩き、12時24分霧氷沢に着き、



12時35分普賢岳に着き、昼食。山頂からの眺めは大展望なれど、平成新山の先は見えない。

右に転じれば、島原の先に天草。

妙見岳、

妙見岳から国見岳への稜線、

国見岳から江丸岳への稜線。東側から眺めると南側の急峻な稜線がいいね。

山頂から紅葉茶屋を経て、

冬枯れから戻り緑が映えるアザミ谷を下る。

13時44分に仁田峠に着く。ロープウェイは休業中だ。

ぐるり普賢岳・平成新山、電波塔の目立つ野岳を眺め妙見岳を目指す。


もう少しすればこの斜面もミヤマキリシマのピンクで染まるが、今はほとんど蕾だ。駐車場には、車はたった一台だ。

最後の登りと頑張れば、ミツバツツジとミヤマキリシマのコラボだ。


眼下ゴルフ場の先に矢岳、高岩山、右端に別所ダム。

14時33分妙見神社に着く。

妙見さんにお願いして妙見岳へ。国見岳への稜線南側をミツバツツジがピンクに染める。色が出ないのはカメラが悪いからだ。

14時18分、第2吹越への分岐に着き、雲仙1周。

急坂をひたすら下りながら眺めるミツバツツジは、朝より開花か進んだように思える。

15時23分、第2吹越に下山。
久しぶりに景色を眺めながらの山行であった。その上雲仙のミツバツツジがこれほどとは初めて気付いた。登山中に見た人5名。吾妻岳では6名と、50歩100歩だが多良岳より人出多し。

今日の行程、
第2吹越9:22-10:24稜線分岐-10:36国見分れ-10:47国見岳-11:26江丸鞍部-11:53鳩穴分れ-12:11立岩の峰-12:24霧氷沢-12:35普賢岳12:54-13:10紅葉茶屋-13:44仁田峠-14:36妙見岳-14:48稜線分岐-15:23第2吹越