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登山と車旅

大分の山 2024.05.09 由布岳・へべ山・鶴見岳 由布東峰霧氷の花

2024年5月9日、木曜日、晴。山友は連休が終わり帰った。雨や波野スズラン観賞などで十分な休養が取れた。九重遠征で由布岳・鶴見岳にも登ろうと思っていた。それに対し山友は縦走のアイデアを持っていた。登山口間のバスを調べれば別府・湯布院間にバスがある。それではとアイデアを頂いた。

朝から冷えこんだ。鶴見岳から由布岳に歩く予定だ。湯布院の道駅を5時過ぎに出て、御嶽権現社登山口(鶴見岳登山口)駐車場に5時40分着く。鶴見岳山頂が見えるいい天気だ。

一旦は歩き始めたが、待てよ由布岳下山後、鳥居バス停からここまで登るのは嫌だな。考え直して由布岳から登れば登山口はバス停の前だ。では由布岳登山口に戻り由布岳から鶴見岳だ。なぜもっと早く気が付かないかなー、脳みそが硬くなってどうしようもない。出直して6時16分由布岳登山口を出発。
山頂には雲がかかってるが、着く頃には消えるだろう。
快調に登って、合野越(ごうやこえ)に6時58分着く。山頂まで2450mとある。

ここからは樹林の急斜面を九十九折の道で緩やかに登る。
山頂まで1600mの標識を見て数分も歩いた7時32分樹林を抜け出て、
右手に展望が開ける。倉木山(右)と雨乞岳の眺めが良い。雨乞岳そのうちに登ってみたい。手前は飯盛ヶ城だ。鶴見岳から登ればこの山に登る計画だったが、由布岳からではパスだ。
湯布院の眺めもいいですねー。
日当たりが良い所のミヤマキリシマが咲き始めた。
7時43分、文字が薄れているが、山頂まで1200m(400m毎に標識)の所まで登って来た。距離的には中間地点だが、これから勾配がきつくなるから時間的にはまだ1/3ぐらいだろう。
標高を上げるに従って勾配がきつくなり、ペースも落ちたが、8時19分マタエに着く。雲の動きが激しく隠れた西峰がすぐに姿を現す。
東峰をピストンして西峰に回るのが時間的に早いのと、お鉢廻りの難所の岩稜もパスできるから、先ずは東峰へ。
足元にはイワカガミだ。
マタエから5分ほど登ると足元に1㎝ほどの氷の破片がパラパラ。ふと顔を上げるとと、なんと枝に霧氷ではないか。朝日を受けてキラキラ輝いている。この時期に霧氷!初めてだ。道理で朝冷え込んだはずだ。

マタエから15分ほどで山頂が見えて来た。
8時33分由布岳東峰に着く。鶴見岳の右に別府の海が光る。
山頂から西峰を望むと東峰北面は霧氷の花だ。
まだまだ先は長いので後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にする。マタエに8時47分戻り西峰へ。
マタエから最初の鎖場を登り上がると、九重連山が切れ切れになった雲の間に姿を現す。
2番目の鎖場を登り上がると、
目の前に西峰難所の鎖場を登る2人組。
難所の鎖場下から眺める東峰。
難所鎖場を登り上がって見下ろす湯布院。
しばらくの間、高度感に緊張しながら登って、9時7分西峰に着く。後方鶴見岳。

山頂から眺める東峰。北面に当たった浮遊雲が霧氷になっていたのだ。
西側に福万山。

お鉢廻り難所の岩稜。今回はこの手前、お鉢鞍部から北側(左側)に下るのだ。
鞍部へ下る途中から眺める鶴見岳。
9時22分鞍部に着いて眺める東峰。
鞍部が猪ノ瀬戸への分岐であるが、道標は無くピンクリボンがあるのみ。それと草がはがれた道。

分岐から左に入って、2分ほど歩くとピンクリボンが点々とあって、踏み跡もはっきりと分る。
分岐から10分ほど下ると、明るい林の中にコバイケソウだ。雰囲気のいい林だ。歩いていて心地よい。由布岳南側とはまるで違う。
少し歩くとミツバツツジがまだ残っている。
谷ふうな所に出て直ぐに左手が開け、伽藍岳が望めるようになる。
そして、直ぐの9時42分ロープ場が現れるが、危険な場所と云うより道を外れないように張られたという感じだ。
そして九十九折の心地よい緩やかな道となる。
へべ山分岐の手前で山芍薬が観られると云うので、気がけて下ると登山道左手、20mほど道を外れた所に有りました。数十株の群落で花は散った後でした。
道に戻って、100mも歩かぬうちに、10時4分へべ山への分岐だ。木に巻かれたテープにへべ山と書かれている。真直ぐ歩けばYAMAPの点線ルートだ。
右を取って沢を渡り、

ピンクリボン、テープを目印にへべ山へ。

苔むす岩の間を抜けて、
10時11分樹木に囲まれて展望のない、補点があるへべ山へ着く。
往路を戻りながら日向岳分岐への道は有るのかなと探しながら歩くと、150mほど戻った所で左手、日向岳分岐方向にピンクリボンが続いているのを見る。道は緩やかな下りなので小走りで分岐へ。

10時32分、日向岳分岐に出て猪ノ瀬戸へ。
20分強下った10時54分猪ノ瀬戸登山口(由布岳東登山口であり鶴見岳西登山口だ)に着いて、車道を渡って鶴見岳へと林道を歩く。
林道を15分ほど歩いた12時13分鶴見岳西登山口の道標を見る。
ここから2分、200mほど進むと目の前に砂防提が現れる。
砂防提左手に登山道入口の案内を見てこれを登る。
砂防提を右下に見て数分も登ると、沢を渡るの道標。
土石流の流れたような沢を渡って、
ガレた所を登り続けると、
数分も登るとこんな土石流の跡を登り始めた。これは登山道ではないだろうとYAMAPを見ると登山道から右に外れている。で左方向へと登り上がり、
林の中の歩き易い所を登って、11時39分登山道に合流。登山道の右側の沢(土石流跡)に入ったようでした。
一安心して登り続けて、11時55分船底分岐に着く。
5分と登らぬうちに緩やかな新緑の美しい林の登りになり、
森林浴を味わいながら緩やかに登ることたったの2分、12時3分で南平台への分岐西の窪に着く。
右に南平台への道を見送って、馬の背への九十九折の道に入る。
20分ほどノロノロ登って12時22分馬の背に着く。眺望開ける。
鞍ヶ戸側へは通行止めだ。
山頂へはもう一登りだ。頑張ろう。

眺望良好、振り返れば由布岳だ。右の山が鞍ヶ戸方向だ。
九重連山の眺めも良し。
ミヤマキリシマも良し。
12時42分山頂部の電波塔まで登ると、
ますます展望は良くなる。

12時44分鶴見岳山頂に着く。
山頂東側に立てば別府温泉から別府湾が広がる。
残すは下りばかりとゆっくりしていたが、はて湯布院行は鳥居バス停何時かなと、メモを見れば14時10分と40分だ。14時40分ならゆっくり下れるだろうと山頂を後にする。

12時54分恵比寿天まで下ると、高崎山が望める。
そしてふと登山道脇の案内板を見ると、鳥居まで1時間20分とある。少し頑張れば14時10分に間に合うのでは。と思うと今までのゆったりから駆け足モードに入る。

一気登山道を一気下山だ。
南平台(西登山口)の分岐に13時23分、
御嶽権現社に13時37分、

13時42分鶴見登山口駐車場に着く。
車道を下らずに近道の山道を下って、13時50分鳥居に着いた。
別府行きは鳥居の横にバス停があるが、はて湯布院行は見渡してもない。別府方向に50mほど歩くと交差点の所にバス停が見えた。20分早く着いたから慌てずに済んだがギリギリなら大慌てだ。時刻表を見ればあと10分早ければ13時45分に間に合ったな。無事下山できたのだから欲張らない欲張らない。

ほぼ定刻通りバスは来て、由布登山口に14時22分に着いて、由布岳、鶴見岳を望む。良い天気に恵まれ、望外の霧氷にも感動だ。7日の悔やみも、朝の考慮不足も結果オーライでした。鞍部からの塚原コースいいルートでした。
帰りは乙丸温泉で汗を流し、
道の駅から由布岳を眺める。

今日の行程、
由布岳登山口6:18-6:58合野越-8:19マタエー8:33東峰-8:47マタエー9:07西峰-9:22分岐(鞍部)-10:11へべ山-10:32日向岳分岐-10:54猪ノ瀬戸-12:22馬の背-12:44鶴見岳-13:37御嶽権現社-13:50鳥居


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