5月12日鹿児島の山13日目。今日は高隅山系から一旦はなれて、大隅南部の稲尾岳と摺ヶ丘(ずいがお)に登ります。
本によれば稲尾岳は西日本最大規模の照葉樹林との由。明日は雨そうなので南端の摺ヶ丘は登っておきたい。
駅7時45分発、登山口となる稲尾岳ビジターセンターを目指す。
国道448号から「照葉樹の森」の案内板にしたがいセンターに8時40分に着く。
ここまでの道路はよく整備されていた。
センターで照葉樹の森のコース案内パンフを頂き、コースの概要説明を聞く。
下山後にはコーヒーのサービスまである。中は展示物もあり大変きれいだ。
9時5分センター出発。登山道入口は、来る時センターに左折した所だ。
入口から林道を10分ほど歩いて9時20分西口登山口に着く。
ここから樹林の登山道に入る。
すぐに道は滝巡りコースと稲尾岳コースに分かれ、稲尾岳にすすむ。
登山道はゆるやかな清流の中を遡上する。
足元が濡れるほどの水量はない。清々しくて癒される。
コースには10から20m間隔で1番から順に番号札が木にかけられている。
迷う心配は全くない。
清流は登山道半ばで終わる。9時50分自然石展望台に出て、稲尾岳を望む。
10時5分稲尾岳最高峰で三角点のある枯木岳に着く。
ここから一旦下り、10時20分、稲尾岳と北口登山口への三叉路に出合う。
稲尾岳へのなだらかな樹林をすすみ、10時45分小さな赤い鳥居がある稲尾神社に着く。ここが稲尾岳だ。(稲尾岳はここ一帯の総称であるが、神社のあるここを稲尾岳と呼んでいる)
稲尾神社の案内板もある。
往路を戻り、11時15分三叉路に着く。
滝巡りコースに行くために、内之牧林道にある北口登山口に急坂を下る。
11時40分林道に出合う。
左に折れ、昼食を食べながら林道をすすむ。
12時滝巡りコースの入口に着き、林道から樹林の登山道に入る。
急坂を登り、12時40分照葉樹の滝。
さらに登り、12時50分白肌の滝。
またまた登り、12時55分パッとしない一条の滝。
13時5分名もない滝をとおり、
さらに標高900mの尾根まで登って、西口登山口への下りとなる。
13時30分往路の滝巡りコースとの分岐に出る。13時40分センターへ下山。
滝巡りコースは標高630mから900mへ登り返す急傾斜の道であり、本日最もハードな所であった。
センターの標高800m、枯木岳960mであるから、滝巡りに入るまでがいかに楽であったことか。
センターに寄り、スタッフに下山挨拶をして、次の摺ヶ丘に向かう。
ありがとうございました。
朝、雄川に架かる花瀬大橋を渡るときに見た、
岩盤の露出した川床の見学が心残りだが後回し(鹿児島の山15)にしよう。
1時間以上走り、佐多岬ロードパークへ右折する交差点に着く。
交差点角に摺ヶ丘への道標がある。
ロードパーク入口手前の左側に大きな駐車場がある。15時10分出発。
交差点に戻り、摺ヶ丘を見上げ、郵便局の前をとおり民家の間の路地を抜けて登山口に向かう。
樹林の中をすすみ、ロープのかかる急斜面を登り、15時55分山頂に着く。
頂は高射砲を据え付けた石積みの上にある。
眼下には大泊港が見えるが、遠方は雲で見えない。
往路を戻り、16時30分駐車場に下山。
駐車場から大泊港の砂浜に出て、集落の先に摺ヶ丘をみる。
港の突堤にはキス釣りの人がいた。釣果はいかに?
日没後の錦江湾に、開聞岳が浮かぶのを見ながら駅に帰る。
ねじめ温泉ネッピー館に寄り、錦江にしきの里に19時35分に着く。