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登山と車旅

福岡・佐賀の山 2024.05.14-17 脊振山地全山縦走(三瀬峠・金山・脊振山・坂本峠)

2024年5月16日、木曜日、小雨のち晴。縦走3日目、3時半起床、今日もカップ麺とパンだ。水は500mⅬで済ます。昨夜の雨は俄雨だったのだろう、テントも地面もあまり濡れていない。強風は昨夜から吹いている。化繊綿の上を羽織る。東の空が赤らんだ5時10分ヘッドランプを点けて出発。今日の予定は計画では坂本峠だが、前日井原山泊りの予定が三瀬峠まで来たので、もっと先まで稼ぎたい。今日を乗り切れば先が見えて来る。


テン泊地から10分弱下って5時18分三瀬峠に着いて、最初のピーク金山へ向かう。食料が少し減って来たのと、水が1Lを切ったのでザックが軽い。
三瀬峠から歩きだして間もなく雨が降り始める。雲が激しく動いているので俄雨で直ぐ止むだろう。雨具を着ればすぐに止み、着なければ降り続く。雨具を着るだけで止むならお安い御用だ。化繊綿から雨具の上着に着替える。ザックカバーも。6時、峠から1㎞歩いた。

そして10分ほど歩いた6時10分三瀬山。昨夜から水分補給が十分でなかったから喉が渇く、1Lあるので安心だ、金山まで1Lは飲まないだろう。
さらに20分歩いた6時32分、城の山に着く。アゴ坂峠まで15分とある。

6時50分、花乱の滝分岐があるアゴ坂峠に着く。金山まで45分。安後坂峠と漢字の標識もある。
この辺りから高木が無くなり新緑の林の雰囲気が良くなる。
7時23分、金山まで500m地点で山中地蔵分岐。
この辺りは細い沢が数筋かあって、ここの分岐も沢の水場だ。2Ⅼ補給する。少し濁っているが無いよりましだ。
ザックが少し重くなったが、ゆっくりゆっくり登って金山の肩(番所跡)に8時6分着く。
ここから金山を往復だ。8時9分金山に着く。
雲が垂れ込めていて眺望は望めない。もともと眺望が期待できるような山頂ではなさそうだ。
肩に戻って、椎原(しいば)峠に向かう。肩から数分歩いたところで脊振山の案内が出て来た。

ここから20分ほど歩いた8時45分、脊振山地で一番美しいと云われるブナ林を歩く。雲間からの陽射しが作る陰影がより美しさを醸し出す。依然風が強くここまで汗を流すことがない。
林を抜けてP942のすぐ手前で笹原に出て振り返れば、金山と
その左に井原山。またそのすぐ左に霞む鈍頂は羽金山か。すっかり雨雲は去ったようだ。
P942を越えて間もなくの9時、露岩の展望地に着くと、目の前に背振山が望めた。
展望岩から30分ほど下って、井手野分岐を見て、
2分ほど歩くと9時36分小爪峠に着く。ここで雨具の上着から化繊綿に着替える。
20分ほど登って、10時6分猟師岩山に着く。木に囲まれ展望は無い。
気温9度だ。朝冷えたはずだ。強風と気温が低いから小爪峠で化繊綿を着た理由はこれだ。流れる汗をかかないんです。
軽食を取りながら沢水を浄水する。パックの沢水に浄水器を取付、逆さにしてペットボトルへ落す。パックを手で押さえて圧をかければ2,3分で1L。
入れた容器が違うので単純比較はできないが、ペットの水には濁りが無い。飲んでみれば美味い!
猟師岩山から岩の稜線を10分ほど下った10時54分、最初の展望岩に出た。脊振山がぐっと近づいた。この下にさらに2ヶ所の展望岩があるが景色は似たり寄ったり。
福岡市街地。
なおも下って、11時11分鬼ヶ鼻岩への分岐に着く。30mとあるから当然寄り道。
11時13分、鬼ヶ鼻岩が鎮座する展望所だ。
岩の先は切れ落ちて、高度感満点。
脊振山がますます近づく。
鬼ヶ鼻岩からさらに下って、椎原峠西に11時35分着く。
そこから数分歩いた11時43分椎原(しいば)峠に着く。脊振山まで4㎞、110分とあるが、今までもこの道標の時間ではとても歩ききれていない。2時間で行ければ上出来だ。
脊振山へと登り始めると、自然歩道と呼ぶにふさわしい雰囲気の林だ。
椎原峠から登ること45分の12時30分唐人の舞に着く。縦走路から1,2分登った所だ。
大岩が鎮座する。
岩に登れば歩いて来た稜線の山々が望める。手前から猟師岩山、金山、井原山、羽金山だろう。
稜線から玄海灘に目を移せば福岡市街地。
緩やかに登りながら、13時5分飛び出た所が白砂の展望地。目の前に見えるのは気象レーダ。山頂まで2㎞。
5分と下らぬうちに太鼓岩の道標を見るが、岩までは往復1時間とあるからパス。説明によると雲仙高岩山のみそ五郎のお手玉石のように揺れるらしい。
ここから5分ほど歩くと、13時13分車道に飛び出た。左へ気象レーダへの道だ。
車道を道なりに下ると、13時20分矢筈峠。ガードレールで隠れて分かりづらかった。
舗装道路をなおも歩くと、目の前にゲートが現れる、13時38分。
ゲート横を抜けて、車道を横切り山道に入る。
途中崩落がある山道を登ると、13時53分脊振山と蛤岳の分岐になる駐車場に出る。

脊振山へと右に自衛隊の敷地を見て階段を登ると、14時2分脊振神社に着く。
鳥居をくぐり社の左に脊振山山頂だ、14時3分。
山頂部の自衛隊施設。
こちらは大宰府・宝満山方向を見ているつもりですが。
明日登る予定の九千部山。これは山頂に電波塔が並ぶから分かる。写真では?

14時14分駐車場に戻って、アップロード。この時は七曲峠・石谷山まで行けるのではと思っていた。14時29分駐車場から蛤岳へ。
下り始めて5分ほどで、たにし仏。
そして間もなく木道が始まる。

駐車場から1時間強下った所の水場で補給。
岩の間から流れ出ている。2Ⅼパックと、1Lペットボトルを満たす。背負うとずっしり。
下り続けて16時この道標を見て、蛤岳への登りに入る。
植林を抜けて、蛤岳三角点を見て間もなく、蛤岩がある蛤だけに、16時28分着く。こんなに時間を費やすとは思っていなかった。今日は坂本峠がやっとだな。


早々に、急坂を蛤水道へと下り、16時43分水道沿いを坂本峠へ。
16時49分舗装道を横切って、

所々登りが入る樹林の道を道標に従って下って、18時坂本峠へ着く。
佐賀県側へ下る道は通行止めなので、安心して道路にテントを張る。
水はたっぷり補給して来たから、大きなカップにたっぷり沸かす。
カレーメシにチキンスープもいただきました。落ち着いたところでペットボトルに浄水器を付けて浄化を試みたが、ペットボトルは握って圧をかけずらいから不向きだ。直接吸うのなら可能であろう。
今日、涼しくて歩けるかと思ったのですが、稼げませんでした。雨具や給水、浄水などと1時間近く油を売ったのが裏目に出たか。でも坂本峠ですんなり寝場所を見つけられたのが良かった。

今日の行程、
泊地5:10-5:18三瀬峠-8:09金山-10:06猟師岩山-11:11鬼ヶ鼻岩-11:43椎原峠-12:30唐人の舞-13:20矢筈峠-14:03脊振山-16:28蛤岳ー坂本峠(泊)


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