2023年2月13日、月曜日、小雨。お泊りした延岡市街地は朝のうち小雨が残っていたが、10時ごろには上がる。何もすることが無いので、行縢の滝だけでも眺めようと出発。
11時過ぎに行縢神社に着く。小雨なのでレインウェアの上のみ着る。滝まで行って雨ならそこから戻ればよいつもりで11時25分出発。行縢山の登山口は参道の途中で別れる。
参道を2分ほど歩くと、右に登山口の道標を見る。中央の石はさざれ石だ。
先ずは行縢神社に参拝してから登山だ。
安全登山を願って登山道へ。
11時36分登山道を行縢山へ。
10分ほど登ると杉の大木が目を引く。
11時51分木橋を渡る。渡った先に第1の沢とある。山頂まで3㎞。
11時55分、神社のさらに上にある登山口からの道が右から合流。
ここから3分ほどで2つ連なる丸太橋を渡る。沢の水量が多い。
丸太橋を渡ると直ぐに、3合目の道標を見る。
3合目を過ぎると、右下に谷に響く沢音を聞きながら登る。道は九十九折の様相になる。雨で登山道は濡れているが、よく整備されているので心配なく歩ける。
登山口から30分。12時6分滝見橋に着く。
雲霧で滝は中央に薄っすらと白い筋が見えるだけ。雨はまだ小雨だ。
12時14分4合目を通過。
4分ほど歩いて12時18分滝入口へ着く。雨が少しひどくなって来た。
滝手前まで行くと滝の起こす風としぶきで雨よりひどいのが見て取れる。
滝口を撮ろうとさらに近づくと、雨と木からの雫としぶきでレンズが濡れて無理だ。
諦めて戻り、気付けば体の正面はずぶぬれ。ここまで濡れれば雨に濡れたも同然山頂まで行こう。滝の入口から10分ほど歩いて雌岳への分岐を右に見送る。
雌岳分岐からは比較的緩やかな登りになり、
ロープの張られた足場の悪い所を登り上がると、
12時45分、祠のある峠に着いた。
ここから数十m植林を下ると、
県民の森との分岐だ。左の山頂を取る。
ここから植林の中を100mほど沢の渡渉地点に向かって下る。
途中の沢や滝の水量から想像した通り増水している。ここが滝上部の流れだ。靴が半分ほど水に浸かりながらも何とか渡れた。石が滑らないのも幸いした。
渡った所に道標だ。第3の沢とある。12時51分。
ここから先は地形図から推測して緩やかな登りだ。
12時59分7合目の道標を見る。50m歩くのに数分?
5分と歩かないうちに植林に変わる。
そして水場が現れる。今日の水量なら何処も水場だ。
なおも植林を登り、
樹林に変わり、
13時18分9合目の標識を見る。あと350mだ。8合目はまだかと思っていたから9合目は嬉しいね。8合目は見落としたかな。5合目と6合目も見なかったな。
岩の汗。何のことだろう?
山頂への道標が見えた。
ここを登り上がれば山頂だ。
13時25分山頂に着きました。
雌岳は雲霧の中です。他は何も見えません。気が付けば雨は上がったようだ。
滝の所が一番ひどかったみたいだ。
雨が上がったなら、歩いたことのない北岳の方に回ってから県民の森に下ろう。沢沿いを下るので水量が心配だが、急流ではないし、下るだけだから、靴のまま沢につかればいいさ。一旦直下の道標まで下り、13時34分稜線を進む。
稜線の道は今までの露岩の道とは違って足にやさしい道だ。ピンクリボンがあるので道を失う心配はなさそうだ。
左側が急斜面そうなので注意が必要だ。
稜線を直進しそうな所にしっかり道標がある。有難い。
下り終わったところが木がまばらな鞍部だ。
北岳に向かって3,4分上り返すと、
13時46分行縢山北岳に着く。木々に覆われ展望なし。
10mほど離れた所に本峰を望む展望所がある。雲霧で何も見えない。
少し霧が切れそうかなと2分ほど頑張ったが、山蔭が見えただけで何を見ているのやら。
なおも稜線を樹林、植林と歩いて、
13時54分分岐に出た。
左、健脚コース、
右、普通コースとある。時間も遅いし、この天気なので当然右の普通コースを取る。おそらく健脚コースは823ピークを回るのだろう。
ここからは松の目立つ植林を一気に下る。足元も悪くないので速足だ。
14時8分、沢に出合う。水量は多くないが、飛び石は全て水を被っている。リボンは対岸にあるので水に浸かって渡る。ハイカットの靴なので水んは入ってこない。
渡ったと思ったらまた右岸に渡り返しだ。道らしいところを歩けそうだ。
直ぐに東屋を見る、14時13分。暫らくはしっかりした道が歩けそうだと思ったのもつかの間で、
1分ほどで対岸(左岸)に案内板が見える、14時14分。ここで渡渉はきついな。あまり浸からなくても渡れそうな所を探して対岸へ。案内板の所から左に進めば雌岳への道だ。この辺りを県民の森と云うのかな。
案内板の所まで行くと、また対岸(右岸)に渡り返せと。たまりませんね。本来渡るべき飛び石は見ての通り水没。小さい石で不安定そうだから使えない。
一旦先ほどの所を右岸に戻って、どうせ水没ならこの壁を落ちずに行けるか賭けてみよう。
ゆっくりゆっくり確実に何とか渡り切った。振返った眺めがこれだ。下流に行くに従い枝沢から流れ込むので水量は増すばかりだ。
一安心して、また道らしいところを歩く。
こんな橋もあるから正しい道なのだろう。
14時22分、またまた右岸から左岸への渡渉だ。これはどう渡ればよいのかな?水没覚悟で行くしかないが、やはり何とか逃れたい。最初の石がぐらついたが何とか持ちこたえた。靴がすっぽり使ったかと思ったが渡ってみれば水は入ってこなかった。
左岸に渡ると、水面より高い所を歩くようになったからこれで渡渉はないだろう。県民の森への分岐は左岸にあったのだから間違いはないと思う。
14時30分県民の森へ周回して戻って来た。
ここからは濡れた登山道で滑らぬように慎重に下るだけだ。14時36分雌岳分岐、
14時42分滝入口へと下って来ると、
木々の間に行縢山の岸壁が見える。雲霧が切れて来た。滝見橋から滝が望めるのでは。
14時50分滝見橋に着く。
見えました。滝から引き返さずによかった。行縢神社参拝の御利益だ。すごい水量だ。
これを見られただけで十分満足して15時13分登山口に下山。15時20分車に戻る。結果オーライの登山は良くないのですが、結果オーライでした。
今日の行程、
駐車場11:25-11:36登山口-12:06滝三橋-12:18滝入口-12:45峠-13:25行縢山山頂-13:32-13:46北岳-14:08沢出合-14:31峠-14:36雌岳分岐ー14:42滝入口-14:50滝見橋-15:13登山口-15:20駐車場
前回、2013年5月登山時の写真と比べると水量の違いが分かるでしょう。
行縢山全景。今回は見えず。
滝の眺め。
水量もわずか。しぶきなどほとんどない。
第3の沢、渡渉地点。渡渉と云うほどのものでなし。
山頂からの眺め。
県民の森、案内板の所。ほとんど水が無いから何処を歩いても良い。やはり水は恐ろしい。