2022年3月30日、水曜日、曇。五家原岳の山シャクヤクとショウジョウバカマの開花状況の偵察に行く。楽をしようとおたちねと水神様の分岐まで車で登り路肩に駐車。9時28分出発。
おたちね観音に9時36分に着いて山並みを眺めると雲がかかっている。昼頃には晴れ間もと云っていてが景色は期待できそうもない。
途中、地形図を見て、尾根偵察しながらぶらぶらと歩いて、10時57分山シャクヤクにたどり着く。昨年はこの時期数輪咲いていて、白い蕾も多数見られたが今年は固い蕾ばかりだ。今週末も冷え込むと云っているから開花まで1週間はかかるだろう。
踏みつけないように足元に注意しながら歩くいていると、珍しい花を見たので撮る。落葉と同じ色なので見つけたのは偶然だ。家に帰って調べたが吾輩の図鑑には載っていない。多良岳の花でネット検索していたら、なんと吾輩のブログにホソバナコバイモで紹介されていた。思い出しました中山キャンプ場から役行者へ行く途中で見たのだ。
おたちね分岐に向かう途中で太良権現を眺めればまだ雲が少しかかっている。
11時24分おたちね分岐に着く。今日の目的はショウジョウバカマだと楽な言い訳を考えて、金泉寺往復は止めては五家原岳へ。
中岳へのガレ場登りにかかる所まで来て、前々から左側の尾根にテープがあるのが気になっていたから、今日こそは登ってみようと(青線がガレの登山道)。
この岩場を登るのだろうか。何とか登れそうだ。途中から右側を登る。
木や根に掴まり何とか登りきる。
登り上がるとなんと左側から道があるようだ。岩場の左を巻く道があったようだが岩場を登ると思い込んでいた。
そして驚くことに、上に続く尾根には年月の経過した登山ロープが張られているではないか。
ロープの痩せ尾根を2,3分ほど登ると、11時43分ガレからの登山道と合流。恐らく左に巻いていれば簡単に登れたのだろう。地形図を読めば尾根が登山道となっている。
中岳に11時57分に着いて昼食。五家原岳への登りにかかるとシャクナゲの蕾が見られるようになる。今年は期待できそうだ。
などと思いながら歩いて行くと、右上の木の枝に黄色いものが見える。よく観るとマンサクではないか。そう云えば先日、中岳西尾根を登った時に、五家原岳の山頂でマンサクは咲いていましたかと訊かれた。この辺りのことか。
その後も春を感じさせるものがありました。山頂辺りにはフキノトウも。
13時五家原岳へ着く頃には高曇りになり多良の山並みも見られる
13時20分に水神様ともみじ谷展望岩の分岐に着き、水神様へと進むとショウジョウバカマが見頃だ。
おたちね観音に向かってしばらく歩くと、13時44分左上に尾根が見えるので登山道を離れ登ってみる。林の中にはモミの巨木が。
尾根に上がると尾根筋の雑木は伐採されていて見通しがいい。
尾根の反対側斜面に、マンサクのような黄色い花をつけた木が数本見られる。木の下まで下ったがマンサクのように見えるが木が高くて確認できない。双眼鏡がないと確認できないね。
尾根に戻り少し登ってみる。岩場を左に巻いて、
先を眺めると、歩くのに支障はなさそうだ。登って行けば五家原岳へ戻ってしまう。
では登山道へ戻ろうか、それともこの尾根を下ってみようか悩むが、尾根下りの誘惑に負け、14時20分下り始める。最初は広々としている。
まだまだ行ける。
5分も下らないうちに作業道に出てしまった、14時25分。左側の斜面は急勾配の藪で下れそうもない。尾根はあきらめてここを下るしかないか。
50mも歩かないうちに作業道から離れ左手に尾根道が続くではないか。
100mも歩かないうちに少し雑木が寄せてくる。
勾配も急になり痩せ尾根になる。
ついに行く手を倒木が塞ぎその先は岩場のようだ。
あと数十mも下れば登山道だ。ここで諦めるのは癪だ。尾根を離れればまだ下れそうだ。右側に下り、藪っぽいところを2,30m下ると、少しは歩き易くなり、14時47分おたちね観音からの道に合流。合流場所は想定した所だ。GPSよありがとう。
おたちね観音に14時47分に戻り、東屋の背面の道を覗くと、左に五家原岳への道と、右にも道がある。恐らくこの道が作業道出合からのものなのかな。
14時55分車に戻る。
今日の行程は参考にならないので省略。