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登山と車旅

多良山系 2022.04.02 テントを背負って1泊2日多良山系周回

2022年4月2日、土曜日、晴。暖かくなったから、予てからテントを背負って多良山系を周回しようとの思いを実行。2日続けて晴れ間が広がる土日がようやく来た。平日が交通機関の都合が良いのだが、次善策を考えると金泉寺が開いている土曜日出発となった。日曜日の午後のバス便は黒木、野岳湖ともない。ルートは野岳湖管理事務所前、郡岳、経ヶ岳、金泉寺、五家原岳、大花山、鳥甲山、河川公園、北ノ川内、野岳湖に戻る周回だ。河川公園からバス通りなのだが日曜日のバスは大村IC近くまで行かないと無い。ならば野岳湖に歩くのと変わらないではないか、で周回になってしまった。

事務所前駐車場に駐車して、7時2分テントを背負っての山行出発。

野岳湖吊橋から、これから目指す郡岳と右奥に小さく経ヶ岳。
7時36分南登山口に着いて登山道へ。1週間前もここを登っているが、背負う荷物が少し多いいから時間はかかるだろう。8時51分郡岳からの眺めは空気が澄んでいて、虚空蔵山がはっきり見える。

休まず直ぐに縦走路を経ヶ岳へ。9時20分遠目越に着くと大きな荷物を背負ったテント泊の人に出合う。6時過ぎに出発して岩屋越に出て歩いて来たと云う。吾輩とは逆の左回りで周回している。明日どこかでまた会いますねと云って分かれる。まだ元気があるから縦走路の歩きは心地よい。

遠目山を過ぎて10時14分展望所に着く。経ヶ岳(左)もまだ先だが、今日の目的地五家原岳(左)を眺めると、あそこまで行けるだろうかと思う。
それにしても山腹を彩る山桜が見事だ。
春日越、岩屋越、狸だまりと歩いて12時釜伏山で昼食。

郡岳から経ヶ岳への縦走路で、吾輩にとってキツイと感じるのは釜伏山からつげ尾の間だ。特に865手前、800峰の分岐に登り上がるだらだら坂だ。

つげ尾に13時12分に着いて経ヶ岳への登りに就く。ゆっくり登ろう。中腹まで登った所で摩利支天下の山桜を眺める。展望所と同じ山腹を眺めているのだろう。
13時43分経ヶ岳に着く。登山者は誰もいない。
日に焼けているがマンサクが観られるのにびっくりだ。
歩いて来た縦走路の眺め。縦走路は逆くの字だ。

これから歩く景色。有明海を挟んで遠く雲仙も望める。
明日歩く、五家原岳から鳥甲山までの山並み。霞む景色に矢上普賢岳などが望める。
金泉寺に15時に着けば五家原岳まで今日中に行けると考えていたが、寄り道を止めれば15時30分頃に着けそうだ。笹岳、笹南峰、太良権現はパスだ。14時23分中山越まで下り、笹岳鞍部への登り返しに就く。笹岳手前のマンサクは見頃のようだ。

笹岳鞍部に14時53分に着いて、見上げるマンサクも見頃のようだが高すぎて良く分からない。西岳の登りでショウジョウバカマが観られるかなと思いながら行くと、数株咲いていた。癒されるね。

西岳に15時17分着く。急ぎ金泉寺に向かう。

15時28分金泉寺着。山小屋の泊り客は居ないような雰囲気だ。少々疲れてきたが、ここから五家原岳まで2時間、明るいうちに着くだろうと考え、水を2.5Ⅼ補給して3.5Ⅼ背負う。ザックが重くなる。
16時7分おたちね観音分岐に着く。ここまでは登りもなかったからペースもあまり遅くならずに歩けたが、ここから五家原岳への登りで、先ずは中岳だ。3日前に歩いたばかりだ。

3日前と同じルートを取ろう。その時は岩場を登るばかりと思っていたがどうやら左を巻くようなのでその道を探ってみよう。E6の岩の先からガレ道に進む登山道を離れ左に入る。

赤いテープがある。さらに左の林にテープが見える。
岩場を左に巻くように急坂を登ると、
ロープの下で尾根に出る。これを登り上がるとガレ場の上で通常の道と合流する。分かれてから6分ほどだからどちらを取るかは好みのだろう。
中岳西尾根からの道と合流すると16時過ぎなので西日が差す。
中岳に16時38分に着く。歩くペースが落ちてきた。一旦下りなるが、足が疲れてきているから慎重に下る。木々の間に五家原岳が望める。高く感じるね。
中岳から下り終わって、登り返しに入ると、3日前は気付かなかったマンサクの群落が。ここが五家原岳のマンサクなのだ。ここは数本ある。
場所的にはこの道標を金泉寺側に1分も下らない所だ。
マンサクからガレ場を登り、

17時28分経ヶ岳に着きました、野岳湖から10時間半、18㎞強。
多良山系の西日に浮かぶ山並みを観るのは初めてだ。
早速テントの設営だ。北風だから山頂南下の電波塔の間だ。
100均で手に入れた銀マットで断熱。

まだ風は弱いが、風で飛ばされないように直ぐにザックを入れ、フライシートを着け完成。

陽が傾くにつれ冷え込んで来たので18時夕食準備。給水と、喉の通りが良いラーメンだ。具材が無いのが寂しい。

18時30分大村空港側に陽が沈み始める。
19時20分大村の夜景。中央暗い中に細い線のような光は空港かな?

諫早の夜景。共に写真で見るより実際の夜景はもっともっといいですよ。こんな夜景を観るとテン泊いいですね。
19時30分着の身着のままで就寝。気温7度。シュラフはダウンハガー800#2。
温かく快適。夜半から風が強くなり電波塔に吹き付ける風の音がすごく大きい。暴風のようだ(実際はそれほどではないが音だけは大きい)。夜空の星もいいね。
朝4時半、気温4度と冷え込む。5時半に起きてうどん。
6時30分の大村の朝。
7時テントの撤収を終え、今日の活動開始。朝日を受ける郡岳から経ヶ岳、
大村市街。

横峰越に下り、大花山の登り返しに入り、暫く稜線を歩いて行くと、8時4分昨日遠目越でお会いしたテン泊の方と出会う。大花山からの出発とのこと。

大花山に8時25分着く。今日も空気が澄んだ好天気だ。この時間なら目の前の鳥甲山まで足が延ばせそうだ。
二合半岳、大原越を経て10時3分摩利支天宮に着く。
鳥甲山展望岩から経ヶ岳を望む。
10時23分鳥甲山に着いて、往路を大原越に戻る、10時45分。

今回も大原越からは地形図の旧道を下る。先日の旧道の取付きが正しかったかどうか、少し先まで取付きを探しに行くが、どうやら前回の取付きでよさそうだ。ただし、沢を下らずにほんの僅か山側を歩くように下る。

11時14分登山道と合流して、11時41分葉桜となった河川公園に下山。ここでゆっくりと昼飯。脱水気味なので昼は汁物のラーメンにした。日差しが暖かで気持ちいい。
昼食後、この先野岳湖まで舗装道歩きだ。直線距離は6㎞ぐらいだろうか。ダムからの道が山襞をぬう道だか実際はもう少しありそうだ。15時までに着ければよいだろうと出発。
近くで眺める山桜、芝桜もいいね。
国道に出るころになると体も温まり、日差しも強く暑い。

13時萱瀬ダムの大橋手前から北ノ川内に入ると、日陰もありホッとする。

坂道の途中に、立派な枝垂桜。
ポツンと道端にミヤマキリシマ一株。
名は分からぬが珍しそうな花も道端に。

樹齢200年以上の紅葉。枯れかかっているが子孫を多く残したと。
こちら側を歩くのは初めてで、眺める摩利支天、鳥甲山も左右入れ替わる。

ダムから登り続けて1時間ほどの13時54分、岩登りの岸壁下に着く。すごい崩落だ。こことこの手前にひどい崩落個所があった。小さな土砂流出も数か所あった。


岩登りの残置器具が岩壁のあちこちに見られる。

14時8分水神様を見て、
14時22分南登山口に戻り、野岳湖公園に入ると今日も多くの人出だ。
吊橋まで帰ってきた。
15時駐車場に戻る。8時間、18㎞。テン泊山行ならではの景色が新鮮であった。無事の山行に感謝。

今回の行程、
1日目)
野岳湖7:02-7:36南登山口-8:51郡岳-9:20遠目越-9:57遠目山-10:14展望所-10:26春日越-11:13岩屋越-11:45狸だまり-12:00釜伏山(昼食)12:16-12:58865-13:12つげ尾-13:43経ヶ岳13:55-14:23中山越-14:53笹岳鞍部-15:17西岳-15:28金泉寺(給水)15:36-16:07おたちね分岐-16:38中岳-17:25五家原岳(泊)
2日目)
五家原岳7:01-7:44横峰越-8:25大花山8:30-9:05二合半岳-9:37大原越-10:03摩利支天宮-10:23鳥甲山-10:45大原越-11:41河川公園(昼食)12:25-13:00萱瀬大橋-13:54岩登り場-14:22南登山口-15:00駐車場

コメント一覧

yamatabifuraibo
今晩は。緑ザックさん。県外の山に登っていたから返信遅れました。同じ山の何処かにテン泊の人が居るかと思うと心強かったです。二日目の颯爽と歩く背中が力強いのに感心しました。
ワクイ
こんばんは~
緑ザックの者です。
同じ日にテント泊の方と会えて妙に嬉しかったです。
二日目も予想通りお会い出来て嬉しかったです。
お疲れ様でした~😀
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