2020年2月11日、晴。明日から雨が続きそうなので、雲仙の霧氷を見るなら今日しかないと出向くが、池之原や吹越から妙見岳や国見岳を見ても霧氷の気配なし。道路脇日陰にも雪は見られない。霧氷は諦めて昨年来気になっている帆柱岳の北東尾根の登山道を探しに行く。堤防道路で小長井、山茶花高原へ行き帆柱岳の登山口へ。先週の水曜登山で車を止めた処だ。
11時25分に着き、30分に出発。今回の軌跡は青点線(GARMINを忘れた)。
2,3分で縦走路に出る。右手に帆柱岳の登り口が見える。
11時35分登り口から帆柱岳の登山道に入る。
出足の道は少し窪んで荒れている。
5分も登ると歩きやすい道となる。登山者が少ないのか、道は落ち葉で覆われているが、目印のテープが木々に巻かれているから迷うことはない。
登り口から10分も歩くと少しなだらかになったから山頂は近いかなと考えているうちに、
呆気なく三角点のある山頂に着いてしまった、11時47。
今日の目的は昨年8月に前岳の北側に下り林道を歩いて、帆柱岳の北東尾根を登ろうとしたが、帆柱岳の北側を捲いてしまい登り口に出てしまった。今日は山頂から北東尾根を下り、昨年見た帆柱岳道標の場所に出るのか確かめる。
(2019年8月の軌跡)
山頂一帯を見渡すが、先ほど登ってきたルートの外には目印のテープはない。ならばコンパスで北東を確認して尾根らしきところを探すと、何となく北東方向に下る道らしきものがある。
山側にも道らしきものが。
2,3分も下ると、両側が下がった、北東に進む尾根道とはっきり確認できるようになる。尾根を外さぬように下るだけだ。
左手に植林が見えてきた。
さらに下ると灌木が道をわずかに覆うが、獣道とも踏み跡とも判別付かぬが、歩るいた跡らしき道は続く。
左手の植林が迫ってくる。
2分ほど下ると、先が明るくなり道らしきものが見える。
わずか下ると作業道とはっきり分かる道に出る。記憶にある道で、予想していた場所に出た、12時4分。ここを下れば帆柱岳の道標があるはずだ。
(2019年8月撮る、帆柱岳道標)
作業道を越え、下を覗けば車道のガードレールが見える。
下ってきた道を登返して、迷わずに山頂に戻れるか確認しよう。前回は地形図からここを登れば帆柱岳に行けると考えたが目印もないからやめたのだ。
登り返しは南西を目指せばよいのだ。尾根もはっきり分かるから外すことはないだろう。下りの時、左手に見た植林は、登りの時は右手だ。
道を覆う灌木も下った時と同様で長くは続かず、外すほどではない。
12時28分山頂に着く。
山頂で一休みして登り口に12時41分に着く。ここでまた北に延びる作業道が気になり探索に。これも、前岳から舗装林道を歩いた時に最初に見た分岐がこの作業道に通じているのではないかとの思いからだ。
数分も歩くと、伐採されて眺望の良いさながら展望所の様な道となる。
後には今下りて来たばかりの帆柱岳。
前方には、左から一ノ宮手前のピーク、一ノ宮岳、黒木岳。
帆柱の登り口から15分ほど歩いた12時55分、左に大きくカーブする尾根の地点に来て、右下の尾根の中にわずかに踏み跡らしきものが、地形図を確認すれば前岳からの舗装林道につながる。引寄せられるものがあり、作業道から右の林に入り尾根を下る。
林業作業者のピンクのテープが所々にある。また細尾根なので外すことはない。
下ること10分強、真下に舗装林道が見える。が、段差があり過ぎて降りられない。
右に移動すると何とか降りられた、13時7分。
左(上り)は前岳からの舗装林道。
右(下り)は直ぐに車道に合流。昨年歩いた時、こんなところがあったと思い出す。
ここは今下った尾根を戻るのが早道なので、下から眺めるとこんな急坂を登り返す。
作業者しか分からぬ尾根取付きだ。
木々の間をぬって尾根を登り、
迷うことなくすんなりと、13時26分作業道に戻る。
作業道は下降点からさらに西に延びているが今日はここまでにして引返そう。
想像するにこの作業道は、前岳からの舗装林道の最初の分岐につながるのではないだろうか。下降点の標高を先にたどるとその分岐につながるのだ。
作業道を戻り、駐車場所に13時40分下山。
今日と先の日曜日の縦走で、気がかりであった帆柱岳の北東尾根の道、金比羅岳から総科大への道がクリヤーされた。次は帆柱岳から山茶花高原につながる南東尾根の道と、今日の作業道の終端確認だ。
帰る途中、小長井の日本一のオガタマノキの花が見ごろではと思い出し立寄る。
ゴルフボール大の花を沢山つけている。グッドタイミング。
水曜登山は雨で中止となる。