登山と車旅

南アルプス 2013.07.24 悪沢岳から光岳 3,4日目

7月24日、曇。3日目は聖岳を越えて聖平小屋まで8時間の行程だ。ちょうどよい行程時間だ。百間洞山の家を5時に出発。中盛丸山手前の稜線まで小屋から登りだ。なぜ山小屋は標高2,500m辺りにあるのか?聞いた話によればそのあたりが森林限界で水が手に入りやすい限界高度だからだとさ。真偽を確かめたことはない。雪渓でもあればもっと高い場所でも可能と思うが。
兎岳辺りから、曇り空から雨まじりとなり、風も出てきた。10時45分前聖岳に着く。



奥聖岳をピストンして小聖岳を過ぎ13時25分聖平小屋に着く。雨で濡れたものを乾かしたくても乾燥室はない。北アとは山小屋事情が違う。今日は景色のない中をただ歩くだけであった。写真も前聖岳のたった1枚のみだ。
本日の行程、百間洞山の家5:00-6:20中盛丸山-8:15兎岳-10:45前聖岳-11:10奥聖岳-12:20小聖岳-13:25聖平小屋

7月25日、霧。4日目は縦走目的地の光岳までだ、全行程10時間45分と長い行程だが、光岳小屋まで9時間35分だ。
聖平小屋を少し早い4時25分に出る。生乾きのカッパが気持ち悪い。7時45分に上河内岳肩に着くも、往復20分の上河内岳はパス。登っても何も見えない。
茶臼岳手前のザレは横殴りの風雨で道を見失わないよう慎重に進む。8時10分に茶臼岳に着きようやく雨が上がる。
樹林に囲まれた易老岳(いろう)に10時40分に着いた時には、小屋まで3時間だと思い、ホッとした。
今日の行程は高い山は無いがアップダウンが多い。
易老岳から三吉平に下り、光岳小屋に登り返すときは日も差してきて気温も上がったせいかバテバテで、休み休みの登りとなる。
この登りでテン泊の同年代の夫婦に合うが、雨で濡れたテントの重さがこたえる嘆いていた。やっとの思いで13時15分光岳小屋に着く。



ザックを小屋に置き一休みして、光岳と



光石を往復。



そして来た道を少し戻りイザルヶ岳を往復。





イザルヶ岳から戻ると激しいにわか雨が。先ほどの夫婦の張ったテントがまた濡れてしまったことだろう。
この日は、私のほかに中年が一人と、光石の面々、NHKの日本百名山シリーズの光岳撮影隊が同宿。9月9日の放映だとさ。
この小屋の主人は変わっていて、50才以上にしか食事は出さない。本来山登りはテン泊、自炊が当然。体力のない年寄りには仕方なしに食事を出すが若者には出さない。
で、先ほどの中年は本当の年齢を云ってしまい食事は断られた。夕飯がないというとインスタントラーメン、コッフェル、コンロを渡されこれで作って食べろと云われたと。
確かに、我らが揚げたての天婦羅の夕食時に、中年は室の隅で何か作っていたな。
今もこの状況は続いているのかな?

今夜はガラガラだゆったり寝られるぞ。

本日の行程、聖平小屋4:25-6:55南岳-7:45上河内岳肩-8:10茶臼岳-8:50希望峰-10:40易老岳-13:15光岳小屋、光岳・光石往復0:30、イザルヶ岳往復0:40

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