登山と車旅

南アルプス 2013.07.26 光岳から畑薙ダム 5日目(最終日)

7月26日、曇。5日目は、昨日の往路を茶臼小屋分岐まで戻り、畑薙大吊橋に下るコースを横窪沢小屋まで下り泊りだ。気持ちは便ヶ島(たより)に下りたいが交通の便が悪いので計画時あきらめた。途中往復40分の仁田岳に寄道して、7時間45分の行程だ。
5時25分小屋を出発。仁田岳への分岐希望峰に着くも空模様から展望はないのでパス。
茶臼岳に8時55分に着く。ようやく雲も高くなり、上河内岳の先に雲に覆われた聖岳、赤石岳、荒川岳の山並みがわずかに姿を現す。手前のザレ場あたりが茶臼小屋への分岐で、ここから一下りだ。



9時25分茶臼小屋に立寄り、横窪沢の小屋まで一気に下り、10時35分に着く。計画よりだいぶ早く着いてしまった。先行した光岳小屋の中年にここで追いついた。中年はこのまま下山して畑薙ダムの白樺荘に泊まる。白樺荘までのバスは静岡駅まで行くという。ならばこの小屋に泊まる計画は止めて、一気に静岡駅まで出てその先の北陸富山まで行けるかも。ということで横窪沢小屋を11時に出発し、ウソッコ沢に数ヶ所ある頼りない吊橋を渡る。(このとき畑薙大吊橋の恐怖など知る由もない)





九分通り下山しヤレヤレ峠に12時55分に着く。本当にヤレヤレである。
沢沿いを下る登山道は足を踏み外せば沢まで滑落しそうなところもあった。ウソッコ、ヤレヤレと興趣ある名前だ。



峠から20分ほどで畑薙湖にかかる181mの畑薙大吊橋に出る。見た途端恐怖に固まる。定員15人とある。



迂回路は無いので意を決して、ロープの手すりを持ち慎重に進むが足早になる。すると共振し上下に大きく揺れる。思うようには進まない。1/3ほど進んだところで揺れが大きくなった。なんと後ろから大きなザックを背負った登山者が渡ってくるではない。俺が渡るまでなぜ待てない。もう四の五の云ってられない、懸命に対岸目指して渡るしかない。脂汗たらたら、手には汗がじっくりでやっと渡る。



渡り終え茶臼岳登山口に13時25分下山。椹島に通じる道路だ、ぐるりと周回して戻ったことになる。時間もあるので山の衣装から街着に着替える。ここから13時50分の井川観光協会の無料バスで、静岡行バスが出る畑薙第一ダムへ行く。



今日の行程、
光岳小屋5:25-6:55易老岳-8:10希望峰-8:55茶臼岳-9:25茶臼小屋-10:35横窪沢小屋11:00-11:50ウソッコ沢小屋-12:55ヤレヤレ峠-13:25茶臼岳登山口13:50~14:00畑薙第一ダム14:25~17:50静岡駅 
畑薙ダムから静岡駅までの路線バスは日本で一番長い路線バスって本当かな。(距離?時間?)

静岡駅から名古屋駅までは鉄路3時間で着く。まだ名古屋から富山への夜行バスに間合う。で夜行バスを手配しようとしたが、満席でこの日は名古屋泊りと決める。
名古屋までの移動中に友人に連絡して、名古屋駅周辺の安いビジネスホテルを探してもらう。 静岡駅18:07=21:08名鉄名古屋 

翌、27日 名古屋から富山へ高速バスで移動し、ビジネスホテルに泊まり洗濯。
明日からの北アルプス縦走に備え、昼にカツカレーを食し数日分の行動食を買う。
北アルプスの計画は室堂-五色が原-薬師岳-北ノ俣岳-黒部五郎-三俣蓮華-鷲羽岳-雲の平-高天ヶ原-水晶岳 この先は野口五郎から船窪へ行くか、または双六から槍、大キレット、奥穂にするか、山行中に決めればよいと思っていた。予約の必要な山小屋はない。行き当たりばったりの適当なもんだ。


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