2021年9月15日、水曜日、曇。日曜日の八郎岳山行は雨がひどくなりそうなので前日中止にしたが、当日諫早は朝方の小雨以降は曇り空で登れる天気であった。火曜日も朝から激しい雨で火曜登山は欠席した。泊り山行なら雨でも先に進むのだが日帰りとなると色々考える。体がなまってはと、今日は近くの長崎街道を歩くことにした。9時前に家を出て、井樋ノ尾から左回りに回る。
青空も時々覗くがいつ雨が降るかわからぬような空模様だ。
1時間弱歩いて長崎街道に突き当たり、目の前に心天の石鉢を見る。心天と書いてトコロテンと読む。海藻から作る食べ物トコロテンのことだ。この石鉢に入れて売っていたのだと書かれている。何度も歩いた道だがあまり記憶にないな。
ここから右手に50mほど登り上がりあがると、井樋ノ尾観音にむかう自然歩道に出る。ここらあたりは自然歩道と長崎街道がほぼ同じ道だ。
左、長崎街道ですぐ先に心天の石鉢がある。右、自然歩道で数十m先に井樋ノ尾観音がある。
お社の右手から水が湧き出ている。
観音様から300mほど歩くと長崎街道と合流し、10分弱坂道を登り上がったところが御籠立場だ、10時15分。
2,3分も先に進むとソーラー畑が左に現れる。以前はザボンの畑があったところだ。多良見の里山にもソーラー畑が見られるようになってきた。ソーラー畑は山の傾斜地に見られるので問題が起きなければよいが。
ソーラー畑から50mほど下ると清水の祠の湧水場所に着く。この辺りは峠と呼ばれる地域だ。
湧水場所からは五家原岳が望める。
峠地域にはまだわずかだがザボンの木が残り、赤子の頭ほどの実をつけている。
畑や畦には紅白の彼岸花があちこちに咲いている。
湧水から数分ほど歩いたところが、峰の茶屋で郡境石(彼杵郡喜々津と高来郡久山)がある。ここをまっすぐ進めば自然歩道、左手の荒れた道は長崎街道だ。
ここから左に下ったところに一里塚がある。
自然歩道の方向にしばらく進んでから、10時48分一里塚に戻り、長崎街道を旧茶屋に向かう。11時旧茶屋跡に着いて、六十六部塔、古井戸を見る。
車道に出て諫早十二支公園(酉;とり)に向かう。30分ほど歩いて中核団地内にある公園に着く。
石の鳥居をくぐると右手に池がある。昨年来た時には濁っていて汚い池であったが、今年は長雨できれいになったのかどうかわからぬが、鯉の泳ぐのがわかるほどに澄んでいる。
池から神社の社までは赤い鳥居が並ぶ急な石段が100段ほど続く。
神社から長崎街道に戻り、12時15分長崎街道絵巻のトンネルをくぐる。
トンネルを抜けると、ミカン畑とイチジク畑。あと2か月もすればミカンの季節だ。
長崎街道から分かれて、買い物をして、自宅に戻る。山道を長いこと歩いてもならないが、舗装道をながいこと歩くと腰が痛くなる。