2019年12月4日、晴。水曜登山の日です。網場の近くにある金比羅岳に登り、時間があったら茂木の塩見崎観音堂に行こうと出発。金比羅岳へは宿町と茂木を結ぶ県道の途中から右に入る道があり、入口には道標があるという。探しながら走るも見つからず、とうとう茂木にまで行ってしまったから塩見崎観音を先に参拝。
茂木から千々に行く道に入ると、右手に塩見崎観音堂の鳥居が目に入る。
鳥居の右手に説明がある。
100段を越えるジグザクの石段の道を登ると、
石段は二又に分かれる。右が観音堂、左が月見台。どちらを登っても境内でつながっている。
こちらが観音堂。十一面観音は残念ながら見られません。
観音堂に向かって右手に月見台(右端)。
境内からは茂木港・橘湾の先に雲仙の山々が見える。
見学を終え、金比羅岳を目指して走る。今度こそ入口を見落とすわけにはいかぬ。網場まで1kmを切るあたりで金比羅岳に登る道に道標を見つける。道標には「日見金比羅の森 0.8km」とある。これだ!
網場から走れば春日町のバス停を茂木方向に50mから100m走ったところだ。
幅の狭い舗装道を4,5分登ると駐車場に着く。
駐車場に日見金比羅の森の案内板がある。この道は日見峠までつながっている。今はここから400m先で工事中で人も含め通行止めとなっている。
金比羅岳を目指し10時25分出発。本来なら駐車場(P)から金比羅岳の東側を大きく回る道から鳥居を目指して登るのが順路である。
が、400m先で通行止めとあるから、横切り反対側の登山道に入る。
20mほど進んで右折する。真直ぐ進めば不動山だ。
ワラビの草原を1,2分進むと目の前に立派な東屋が。工事車両が見える。
東屋から右折し金比羅岳を目指し林の中の登山道をまっすぐ登る。
10時33分右手に大きな岩が重なる斜面を見上げて登る。
1分ほど歩くと目の前に建物を見るが、ここは右手に登り上がり金比羅岳を目指す。
さらに登ること1,2分で右手に大岩のテラスを見る。
ここから1分で金比羅岳展望台だ。
展望台の階段の手前にこんな石柱がある。「長崎要塞区域標」と刻まれている。何やら物騒な石柱だ。
10時38分、駐車場から10分強で金比羅岳だ。眺めを期待して展望台に立てば、草木が目の高さまで生茂り展望はない。そこで先ほどのテラスに戻り茂木方向を眺めるとこんな景色だ。
西には不動山の頂が見える。このテラスは先端が切れ落ちているから大変危険だ。
不動山まで直線距離で1kmもないから、先ほどの建物を見ながら行くことにする。10時48分展望台から建物への道に入ると、すぐに金比羅岳の標識を見る。我々が裏道から登っているからこうなるのだろう。
少し下るとすぐに社を見て、その下に
登る時に見た建物。金比羅神社だ。
神社の右脇に網場漁港まで0.9kmの真新しい道標がある。網場漁港から登るのが表参道になるのかな。
金比羅神社の石段を下る。
10時52分鳥居をくぐり、駐車場への車道に出る。
ここにも真新しい道標がある。網場漁港0.8kmとあるが、方向は駐車場の方向を指している。ということは県道までの距離かな。地形図では樹林の中を下らねば網場漁港ではないと思うのだが。
樹林の中にはしっかりした踏み跡とテープで標が付いている。
不動山に向かうため駐車場とは反対の日見方向に進む。陽の当るところまで来ると、
先ほどの東屋のところに出た。金比羅岳を経由して戻ってきた。
ここから先で道は分岐している。右が工事中の日見峠に行く道。左の道を不動山へ、10時55分。
地形図ではピークに向かって登山道があるようになっているが通行止めなので、ピークの南を巻くように進む(左の道)。
気持ちの良い林道だ。
振返れば金比羅岳だ。
11時1分林道の終点に着いて、山道に。
山道と云っても歩きやすい道だ。
11時8分地形図の登山道に出合う。右手から来る登山道は使われている様子はうかがえない。
ここからの登りは今までの緩やかな登りから勾配が少しきつくなる。
10分強登り、11時13分ピークらしきところに着く。
先ずは左の方に進むと、石の祠が祀られている。十三佛如来と刻まれている。祠からは太田尾方面に石段の道がある。
祠の右下は広場となっている。祠の裏側に回ると、不動山の四等三角点がある。ここが金比羅岳から見た不動山のピークだ。
広場に出て昼食。
南、眼下に太田尾の集落、橘湾・天草灘の先に天草下島だ。展望は金比羅岳に勝る。
昼食後往路を戻り、12時16分駐車場に着く。これでは幼稚園の遠足並だ。
駐車場10:25-10:38金比羅岳10:48-10:52鳥居-10:55東屋-11:13不動山(昼食)11:58-12:16駐車場