2017年5月11日、晴。11時28分に小鳥越に着き、50m車道を歩いて次郎丸の登山口に11時30分に着く。朝、駐車場で見たのと同じ案内板がある。ここで腹ごしらえ。
11時45分、次郎丸を目指し出発。
朝、駐車場にあった太郎丸(281m)と次郎丸(397m)の物語を紹介しよう。これを読んで地形図を見れば西には老嶽(590m)があるから、太郎も次郎も島々に沈む夕日は見えなかったのでは???兄弟山はもっと高かったのかな。どうでもいい事ですが。
展望の利かない林の中を登って行くと、12時11分次郎丸0.8km、小鳥越0.8kmの中間点の道標を見る。
この辺りの道は鋸嶽からの下りより明るくて歩きやすい。
歩く方向が西から東に大きく変わるカーブを過ぎて一登りすると、12時29分忽然と視界が開ける。おそらく進行方向右手(南)を見ているのだろうが、高い山が並ぶから念珠岳、倉岳、矢筈嶽、もしくは龍ヶ岳の方ではないかと推測する。
12時34分前方に東側が切れ落ちた岩峰を見る。次郎丸かな?
12時47分岩が積重なる岩峰が目の前に迫る。
1分ほど歩くと小鳥越まで1.6kmの道標を見る。先ほどの道標から推測して、ということは山頂は間近だ。
と考えるやすぐに、いきなり次郎丸岳の山頂に飛び出た。
いい眺めだね。でもこの高度感は足がすくむね。あの辺りは登山口の集落だな。
目の前には午前中に歩いた蕗嶽から白嶽に至る観海アルプスの山並が広がる。
下山方向には足がすくむような絶壁の上にテラスが。あそこに弥勒菩薩があるのだろう。
13時3分山頂を後にして、次の太郎丸に向かうと、1分で絶壁のテラスの処の弥勒菩薩に着く。
こちらから次郎丸を眺めれば同じく絶壁のピークであった。
弥勒菩薩から少し下り、13時9分展望岩に出る。太郎丸側にロープがつけられている。眼下(北西方向)に見えるのは上天草港(知十)だ。
恐る恐る展望岩の上まで登ると、
北に太郎丸《中央)、北東(右)に登山口の集落が見える。この展望岩は南(次郎丸方向)を除く270度の展望だ。
太郎丸に行くのにロープ場を下るのだが、使って下るほどでもない。
13時31分太郎次郎の分岐に着き、太郎丸に登り返す。
13次44分大岩を巻くように登ると、
次郎丸が遮るものもなく良く展望できる。
上天草港(知十)の眺めは次郎丸よりこちらがよい。
さらに登ること数分、13時52分太郎丸嶽の頂に着く。頂は次郎丸と比べると寂しい。
こちらの山頂から眺める観海アルプスはこんな感じだ。
早々に下り、14時20分長寿の湧水。
そして里山への入口に14時35分に着き車道となる。なんとも噴き出したくなる瓶道標だ。
14時47分登山口駐車場に着く。
次郎丸・太郎丸の行程、
11:30小鳥越(昼食)11:45-12:11道標-12:49次郎丸13:03-13:09展望岩13:13-13:31太郎次郎分岐-13:52太郎丸嶽-14:20長寿の湧水-14:35瓶道標-14:47登山口駐車場。
時間もあるので、車で山頂まで行ける龍ヶ岳に向かう。
展望台の下に龍ヶ岳の三角点はある。
展望台に登ると案内板の様な、
景色が目の前に広がる。
ここで野口雨情が詠んだ歌が「阿蘇や雲仙 霧島までも 龍ヶ岳から ひとながめ」。これを吾輩が詠めば評価や如何。
天草上島の予定していた山は登ったが、まだ下島に登っていない山(染岳、天竺)がるので、今日で4泊目となる道の駅有明に帰る。明日は染岳、天竺だ。