2023年3月5日、日曜日、晴。花粉が飛び交うようですが吾輩は今年はそれほどひどくない。山友との日曜山行も多良山系の一般登山道は歩きつくして、いよいよ少し変わったルート(一般登山道でない)になって来た。今回は一年ぶりに502尾根(勝手な呼称)で摩利支天宮に登る。
8時50分郡川砂防公園を出発。林道で502尾根取付きへ。
途中の法面崩落はひどくなるばかり。
9時5分、携帯電話のアンテナ設備から502尾根に取付く。
尾根は枯れ落ちた枝で荒れているが歩くのに支障はない。枯れ木に掴まらぬよう注意を払いながら登る。
10分ほど急勾配を登ると、登り始めの冷え込んでいた体は、汗ばむほどになり衣服調整。
登り始めて15分高さ数mほどの岩場に出る。苔むして脆く滑るので、前回は左を巻いたが、今回は右巻き。右に20mほど巻いてから登り上がる。その上も木に掴まりながら急勾配を登る。
岩場の上に出ると次は岩尾根だ。高さがあるので手足総動員で岩を乗り越える。
少しばかり緩やかになると、
9時41分502のピークに着く。3mほど先に岩がありそこから鳥甲山の頭を望める。
岩を巻かずに先端から3,4m下ると、岩の痩せ尾根だ。
100mほど進むと、主尾根へのやや急な登りが始まる。
9時56分主尾根に出合い、緩やかな登りを見て一服。主尾根に立つと公園の第2駐車場あたりからも登れるのではと思う。
主尾根の登りは、緩急は有るものの岩場は無いので、ひたすら登るだけだ。
主尾根を登ること40分の10時38分、摩利支天宮の岩壁下に着く。登れそうな気もするが先が見えないので今回も諦める。右か左を巻くのだが、経験のある左を巻く。右を巻くのが近いのかもしれないが次回に取っておこう。
崖を右に見ながら、斜面をトラバース気味に崖下を進む。
10分ほどで崖が切れたら、次は急勾配の林をジグザクに右上へと登り上がる。
下が柔らかいので足が踏ん張れないのがキツイ。ここも手足総動員。
10時59分登山道に出て、
11時2分摩利支天宮へ着く。
休憩後、鳥甲山へ。展望岩から経ヶ岳を眺め、
11時30分鳥甲山に着き昼食。
鳥甲山から南西尾根を下り林道出合に12時20分、鳥甲山登山口へ12時34分出て、摩利支天宮へ登り上がってから大原越に行くのは止めて、
二合半越へと林道を登り、
橋の手前から大原越へと登る。ところがすっかり伐採されて登山道は何処?
GPSを確認しながら大原越へと作業道を登り、13時12分大原越へ着く。
ここからは地形図の点線ルートを下る。途中の沢沿いには炭焼窯跡が点々と在り、おそらくは炭焼きの方々が歩いた道なのだろう。多良山系にはこんな道が多い。
道は荒れているが、小滝があったり、渡渉もあったりと趣のある道だ。
14時26分ヒバ群落まで下るも下から眺めるのみで、
14時43分砂防公園に下山。
今日の山行で、最近山番組のTVで観たマメシダを観たのと、おそらくエビネだろうと思えるものを観た。花の時期に訪れてみよう。またタラの芽が意外な所に観られた。
今日歩いた摩利支天宮への尾根は、2日前の山行の際に撮った写真で見ればこんな様子だ。後方は五家原岳だ。
今日の行程、
郡川砂防公園8:50-9:05取付き-9:41P502-11:02摩利支天宮-11:30鳥甲山(昼食)12:00-12:34鳥甲山登山口-13:12大原越-14:43砂防公園