2020年11月3日、火曜日、晴。火曜登山です。分県登山ガイドでいまだ登っていない長崎南部の山で、短時間で山頂に立てそうな脇岬の遠見山と殿隠山(とのかくれやま)に登る。
10時30前に登山口近くのグラウンドの駐車場に着く。10時38分出発。正面に遠見山を眺めながらグラウンドを横切り登山口の金刀比羅神社へ。
グラウンドを抜け左に曲がると脇岬小学校跡の壁に描かれた絵が見える。壁に沿う道の前方に鳥居が見える。登山口の鳥居だろう。
10分も歩かずに金刀比羅神社下に着く。
見下ろす草が茂る空き地が脇岬小学校跡だろう。
登山道は神社を左に見て急坂を登る。
登り上がると急な階段だ。
登山道には標識があるから迷うことはない。
11時4分脇岬小跡への道を左に見送る。登山口で脇岬小跡を眺めた時に山に通じていそうな道があったから、あそこに下るのかな。
さらに10分も登ると観音寺へ道標を見る。こちらは一見道らしきものは確認できない。
地形図ではそれほど急坂の山とは思えなかったが、登って見ると意外に急坂が続く。
11時18分網マットがある展望台に着く。
マットの上に立てば、木々の間から脇岬港や樺島が眼下に広がる。右下にはグラウンドも確認できる。
展望台からわずか歩くとなだらかな登りとなる。所々に人工的な跡が見受けられるが、砲台や要塞跡とガイド本に書かれている。
堂山・古里の道標を左手に見ると、すぐに遠見山の山頂に11時33分着く、三角点を囲むようにベンチがある。
樹木に覆われた山頂からは樺島や樺島大橋が望める。
殿隠山まで30分ほどだからそこで昼食にしようと先に進むとすぐに、白い椿の花が目立つ。
先の台風で稜線の道は所々倒木で塞がれる。そんなせいか知らず知らずに進む方向が西側になり古里方向の尾根に入りかけて、斜面をトラバースして殿隠山へ進む北の稜線に戻る。
木々の葉で展望は無いのだが、明るい稜線歩きは心地よい。緩やかなアップダウンを繰り返すたびに、木々の間に見るピークを殿隠山ではと思いながら歩く。植林の急坂を登とそこが山頂だ。
先の台風で山頂の木々がほとんど倒れてしまった殿隠山に12時26分着く。
山頂の標識も倒木に付いたままだ。ここで昼食をとる。
この先往路を戻るか、200m先の林道を下るかとなったが、結局後者を選択。
10分ほど急坂を下り林道に出る。
下り始めは快適な林道であったが、
下るにつれ所々大変な藪漕ぎ林道になって来た。ほとんど使われた形跡なし。
車道近くまで下ると、遠見山(左)から殿隠山が見渡せるところに出た。
遠見山
殿隠山
13時53分ようやく車道に出る。この林道を使うことはお薦めできない。
車道を20分強歩きグラウンドに14時17分戻る。出発時気になっていたグラウンドの隅にある標高4mの三角点を探しに行けば、立派な街路灯と思っていたものが、初めて見る電子基準点であった。
山頂辺りからの展望がもっと開ければ、簡単に登れる山なので大変魅力的な山になるのではないかな。当然この山には観音寺の見学もセットで。
遠見山・殿隠山の行程、
グラウンド10:38-10:45金刀比羅神社-11:04脇岬小跡分岐-11:18展望台-11:33遠見山11:40-12:26殿隠山(昼食)13:02-13:11林道出合-13:53車道出合-14:17グラウンド
下山後、直ぐ近くの天井絵などで有名な観音寺見学(観覧料無料)。
千手観音像は御開帳されておりません。