2020年11月4日、水曜日、晴。水曜登山だ。少しハードに吾妻町仁田から吾妻岳に登り種苗センターに下る周回コースだ。本日の目玉は9月15日の吾妻岳登山の際に道標で見た展望岩に行くことだ。
(青線軌跡は2017年12月の軌跡)
林道脇に車を止め、9時10分出発。登山口には5月にはなかった道標①が立てられている。ありがとうございます。
坂道を登り上がると道は分岐する。右は鞍部を経て鉢巻山・吾妻岳だ。左が真直ぐ吾妻岳だ。ここにも説明まである道標②が立てられている。
15分も歩くと植林が伐採されて視界の広がる展望地に出る。多良山系・潮止堤防が望める。
林道は先に進むにつれ草が覆うようになるが、ピンクテープの印があるのでこれに従い登る。
登山口から1時間の10時8分、尾根取付きに着く。ここにも立派な道標がある。
尾根取付きから急坂を上ること30分の10時41分、黄色いテープ道標を見て右に進む。
1分ほど歩くと立派な道標を見る。展望岩の外に岩屋とくぐり岩の見所が新たに追加されている。
道標からピンクのテープに従い進むトラバース道は黄葉した落葉でふわふわだ。
5分ほど歩いた10時48分、背丈ほどの高さの窪みがある岩屋に着く。くぐり岩は戻りに見るとして展望岩に進む。
数十m歩くと展望岩①に着く。岩の上に立つも枝葉で遮られ展望はイマイチ。
さらにここから2,3分歩くと展望岩②に10時58分着く。岩の基部右側を岩と木の間をすり抜けるように進むと目の前に岩峰が現れる。これに登るのは吾輩にはチョット無理だ。同行者も誰も登らず。ここに登る勇気のある人はママと師匠だけかな。
岩峰の上はこんな感じですから登れば絶景でしょうね。登れたらの話ですが。
左手に木に掴まれば登れそうな所がある。こちらにしよう。
簡単に登り上がれば切れ落ちた断崖の上であるが絶景である。これは素晴らしい。目の前に鉢巻山から千々石だ。
鉢巻山本峰と東峰(左)、東峰の北(写真は右)に伸びる岩壁が良く見える。
左手に小浜、
右手に諌早の田園から多良山系。
岩屋まで戻りくぐり岩は何となく探すが見つからないので、岩屋横の斜面を適当に登り上がり、
吾妻観世音に進み11時48分着く。今日は九千部岳の眺めがいい。
昼食後、吾妻岳の山頂から東に下る稜線の様子を偵察。どうやら稜線伝いに歩けそうだ。
山頂から東に少し下ると岩が立ちふさがる。
岩の右手まで進むと十分下れそうな幅のある斜面である。今日は見送りそのうちにチャレンジだ。
山頂に戻り土塁に沿って種苗センターに下る。昨年まで山頂台地はあまり歩かれないルートであったが、テープと道標が整備され吾妻岳山頂遊歩道の観だ。
岩屋の上部まで戻り、くぐり岩を見ないのは心残りなので、岩屋上の岩ではないかと当たりを付けて下れば13時25分大当たり。
種苗センターへの尾根ピンクテープを見ながら急斜面を下ると、13時48分岩が立ちふさがる所に出る。以前は左の斜面を下ったが、今回は右を巻くようにトラロープが張られている。
岩の下に出て尾根をまっすぐに下ると、14時1分真新しい林道が見えて来た。以前はこんなのなかったぞ。
林道を右手に進んでから種苗センターを目指せとなっている。
右手に数百m進んでも左に入る道らしきものは目につかない。
そこで林道を戻り先ほどの出合を通り過ぎてさらに進むと14時24分林道終点に。これは困った。
こうなれば終点から北に真直ぐ尾根を下れば種苗センターの道に合流するだろう。
この時までは種苗センターへの道は西側にあるものと考えていた。だから尾根を北に向かって下って崖の上に出たから西に進む。
西に進むと枯れ沢に出て上り返すと荒れた作業道に出た、進みながらGPSを確認すれば往路の軌跡まで100mだ。道は使われていないから茨も茂る藪漕ぎだ。
どうにか14時53分往路に出合い、15時18分駐車場に下山。家に帰ってから以前の軌跡(青線)と今回のものを重ねれば、なんと出合の所で林道を横切れば以前の種苗センターへの道ではないか。そういう目でこの道標地図を見れば右に進む距離は数十m以内では無かったろうか。立派な林道を見たので安心して、ひたすら下れば左へ入る道があるものと思ってしまった。先入観とは恐ろしい。
今日の山行の最大の成果は、何といっても展望岩からの素晴らしい眺めだ。吾妻岳の名所となるのは間違いないであろう。最後の道迷いはタラ、レバが頭をよぎるばかりで不甲斐ない。
今日の行程、
仁田登山口9:10-9:24展望道-10:08尾根取付-10:41吾妻岳左右分岐-10:48岩屋-展望岩①-10:58展望岩②11:14-11:17岩屋-11:48吾妻観世音(昼食)12:24-12:41吾妻岳(下調べ)12:52-13:25くぐり岩・岩屋-13:48種苗センタ道ロープ場-14:01林道出合-林道を右に左に-14:24林道終点-14:53往路出合-15:18仁田駐車場