登山と車旅

北海道の山 2018.08.03 旭岳

8月3日、ここ野営場の標高は1000mを越え、今朝は北海道に来て一番の冷え込み15度、でも心地よい。さて今日は旭岳だ。ロープウェイを使わずに天人ヶ原を経て行こう。前日、ビジターセンターで「クマが出没しているので早朝は避けて下さい」とのこと。で、6時30分に公営の無料駐車場に行けば満車状態。何とか駐車できた。



登山口に行けばなんとこの物々しい看板。ウーンこれは強烈だ。この看板でロープウェイを選ぶ人もいるだろう。最近の出没は7月13日。



登山届には先客1名。少し安堵。6時50分登山開始。山頂まで4時間20分、全行程7時間。涼しくて爽快だ。
出足は木道で歩きやすいなと思いきや、



すぐに石だらけの道になりササも覆いかぶさり熊が出そうな怪しい雰囲気。今日は鈴、カウベル、熊ベル、笛、ラジオ総動員だ。こんなところでは笛を吹く。



30分ほどで第一天人ヶ原に着く。いいところだ。チングルマなどは枯れてしまったが、ギボウシが頑張っている。



さらに20分ほどすすむと、第二天人ヶ原だ。ここもいい雰囲気だ。旭岳経験者は、一度はこのルートを歩くべきだ。前方には山並が見えてきた。地図にある急坂とはあれを越す道か。



上り始めて1時間強、急坂が始まるが急坂とは思えない。カツ丼、焼肉パワーのおかげか。



急坂と言われるところも15分ほどで抜け、視界が広がり下界が見下ろせる。



先にはこのルートの峠らしきところが見える。



4合目辺りは木段の道で峠も近そうだ。



周りはお花畑だ。俺の頭よりポヤポヤの枯れチングルマ。



この白いのハクサンボウフウかな??



前方に旭岳がのぞき始め、



後方にはポン化雲岳と思える山腹に雪渓が多くみられる。



8時35分ロープウェイ姿見駅の上に出る。



8時50分姿見ノ池からお決まりの旭岳を撮る。



噴気孔からシューという音が強烈に聞こえてくる。



標高を上げれば、姿見平の夫婦池、姿見ノ池が見下ろせ、いい眺めだ。



さらに標高を上げるにつれ裾平、旭平が一望だ。展望もここまで。登るにつれガスがかかり、強風となってきた。寒くてレインウェアの上を着る。



10時25分山頂に着く。





雲が切れたわずかの間に北鎮岳を中心に大雪連峰の2000m級の山並みを堪能。10分ほど山頂にとどまり往路を戻る。



山頂はもうすぐです、頑張ってください。北海道一の山は人出が違う。下りの余裕だ。



しばらく下ると、金庫岩や、



ニセ金庫岩から下界が見えるようになった。



12時峠に戻り、ここからの旭岳もいいね。姿見ノ池からばかりが旭岳ではない。



本当に、このルートはいいね。今までの喧騒が全くない。
また空がどんよりして来たので、急いで下ろう。熊は見たいが、会いたくはなし。
13時20分登山口に下山。

ロープウェイ駅に立寄り、料金を見れば往復2,900円。頑張った自分にセイコーマートのカツ丼をご褒美に御馳走しよう。
ロープウェイの係員に聞けば、熊を見かける場所はロープウェイの鉄柱とか。構内には「熊が出没するので、安全のためロープウェイを利用しましょう」と張り紙が。熊が出ればロープウェイが儲かる。
今日の花。
ミヤマリンドウ

ギボウシ

ゼンテイカ

アキノキリンソウ


森のゆ花神楽(650円)で汗を流し、東川の道の駅に泊まる。

明日は天人峡の羽衣の滝を見にゆこう。5年ぶりに天人峡羽衣の滝遊歩道が再開したので、ここ東川の道の駅から天人峡まで無料シャトルバスが運行している。これを利用しない手はない。5年ぶりに滝が見られる。


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