2021年5月30日、日曜日、晴。梅雨前線が南下したから湿気もなく朝晩すがすがしい。金曜日から雨が降っていないから多良山系に登ろう。平谷キャンプ場から中尾根を登り狸だまりから縦走路を片木岳(ヘギ岳)まで歩いて平谷へ戻るルートだ。昨年末に歩いて以来だ。
梅雨の雨を集めて萱瀬ダムは水を湛える。
8時35分平谷の駐車場を出発。平谷キャンプ場を通り抜けて、
キャンプ場バンガローの先から中尾根の山道に8時46分入る。
急勾配の中尾根は、2日間雨が降らなかったので足元が乾いているからあまり滑らない。
登ること30分弱の9時13分林道に出る。林道を右手に進むこと150m。左手に狸だまりへの山道を見てこれを取る。
ガレ沢を登る途中の植林は間伐がされていて明るい。20分ほどの登りで郡岳・経ヶ岳の縦走路に出て9時35分狸だまりに着く。先輩のIさんが郡岳から経ヶ岳への縦走時ここでテン泊をした昔話をしてくれた。Iさんは今でもアルプステン泊の強者だ。梅雨前線の南下で林の山道は湿り気もなく爽やかだ。僅かな風でも心地よい。
釜伏山への急坂を登る途中、わずかな木々の隙間から郡岳を眺める。中央の小高い山は遠目山だろう。
釜伏山に10時に着き、一旦急坂を下る。
822mの手前で、Wさんが古い地形図ではこの辺りから黒木の集落に下る道があったと云う。地形図を見れば確かに下れそうな尾根が2つある。帰宅後、古いアルパインガイドを見ると確かに山道がある。
狸だまりから経ヶ岳は直ぐ着きそうなのだが2時間の行程だ。865へのダラダラ坂、そして最後の急登を登り865に10時47分着く。
つげ尾に11時3分着いて、経ヶ岳の急登を前に一休み。
経ヶ岳へのガレの登り手前の展望所から鳥甲山(右)を眺める。今日は黄砂も無いから山頂からの展望に期待する。
ガレ場を登れば山頂は近い。がんばれー
狸だまりから丁度2時間の11時35分山頂に着く。久し振りに黄砂のないいい眺めだ。
多良岳、後方に雲仙。
右回りに多良岳から五家原岳、
大花山から鳥甲山、
鳥甲山から郡岳、
郡岳から国見岳。
経ヶ岳から平谷越に下る途中の展望岩からタワラギ山(左)、片木岳(右)
多良岳(中央)から左に前岳、黒木岳、帆柱岳。手前は左に笹岳、西岳。
展望岩から鎖場を慎重に下り、
平谷越に12時23分に着き、タワラギ山に登り返す。タワラギ山までは昨年末に歩いた。今回はその先の片木岳まで足を延ばす。
タワラギ山から鞍部への下りは意外と長い。登り返すかと思えば短い方が良いのだが。鞍部から登り返して13時6分片木岳へ着く。(片木山と呼ばれているが点名が片木岳となっているから吾輩はこれを取る)
片木岳から往路を戻り、急坂を滑らぬよう慎重に下る。
鞍部からのタワラギ山への長~く感じるダラダラ坂を登り返し、平谷越に戻り、気の抜けない鎖場を通過。
昨年の豪雨の爪痕が残る沢渡渉を繰り返して、
15時32分駐車場に無事下山。今日の山行、ユズママは岩登りが無かったのがご不満のようでした。
今日の行程、
平谷駐車場8:35-9:13林道-9:35狸だまり-10:00釜伏山-10:2382210:27-10:47865-11:03つげ尾11:10-11:35経ヶ岳(昼食)12:03-12:23平谷越-12:36タワラギ山12:41-13:06片木岳13:18-13:45タワラギ山13:50-14:05平谷越-15:01林道-15:32奥平谷
余談:今日の登山で、822から黒木への道探し、片木岳から矢答(やごたえ)への鹿島と太良の区界を歩く目標が出来た。春日越から嬉野と鹿島の区界も歩いてみたいな。