闇猫日記

夢を完璧に思い出すのに時間がかかります。
思い出せずに忘れてしまう事もあります。

大きすぎる”モノ”で (1)

2021-07-18 14:07:00 | 小説
何時間眠っていたのだろう。今まで何をしていたのだろう。
私は見知らぬ街で目が覚めた。
目の前で通り過ぎる人々。
私はこれまでの事を思い出そうとした。

今の自分は体のあちこちが痒く、臭くて汚い。お腹も空いている。
どうやら私はろくに風呂に入れず、ご飯にもありつけなかったらしい。
それに、服装もなんだかおかしい。膝上までの黒いワンピースで裸足だ。
しかし、それくらいの事しか分からなかった。
とりあえず、何か食べなければ…
今までの事は何か食べた後にしよう。
そう決めて立ち上がった。

?!
「なん、だ…?」
体がやけに重い事に気付いた。
服の下に股間から胸の辺りまで円柱状の何かがある。
…まさか、あれか?…!
私は人通りのない場所に急いだ。


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