闇猫日記

夢を完璧に思い出すのに時間がかかります。
思い出せずに忘れてしまう事もあります。

昔飼ってた猫

2021-07-26 10:54:00 | 日記
こんにちは闇猫です。
今日は幽霊の日との事ですが、昔飼ってた猫の話…
その猫はメスの三毛猫。おとなしい性格で、好物はカマンベールチーズ。誰にでも心を許す猫でした。
しかし、歳をとると粗相をするようになり、野良猫から噛み付かれ怪我を負ってしまいました。
体力が無くなってあまり動かなくなったある日、天国へ旅立ってしまいました。

それから3日後、布団に入った時、物音がしました。音のする方へ目を向けると、白い影が近付いて来ました。
あの三毛猫でした。嬉しくて名前を呼ぶと、目の前から消えてしまいました。
夢だったかもしれませんが、それでも時々足元に白い影が通り過ぎる事があります。

大きすぎる”モノ”で (3)

2021-07-24 21:35:00 | 小説
食料を探しに歩く。
すれ違う人の目が自分の”モノ”を見ているようで、恥ずかしい。
服の上からでも大きさが分かるほど大きいのだから仕方がない。

食料がある場所なんて分からない。人には聞きたいが、今はお店に行ける状態ではない。
ゴミ箱を漁ってみた。食べられる物は食べカスくらいしかなく、あとは腐った物しか無かった。
これでは腹は満たされない。

歩いていると、自分と同じ境遇らしい男が近付いて来た。
「お前、困ってんだろ?」
「えっ?」
「見れば分かるよ。メシはこっちだ。」
ついて行くことにした。もちろん不安はある。しかし、食料があるらしい。

「着いたぞ。」
そこには食うに困っている者達が食事を摂っていた。
「ここは教会だ。1日2回メシが出る。量は少ないが餓死は防げる。」
早速食事を摂った。
パンとスープだけだったが、満足な食事にありつけた。

「会った時から思ってたんだが、あんた何隠してんだ?」
「いえ、何も…。」
「どう見たって隠してるだろ?服の上からだって分かるんだよ!」
私は黙った。どう説明していいのか、正直に話しても信じてはくれないだろう。
「なぜ黙る?卑しい事でもあるのか?」
「そういう訳では…ただ、どう説明したらいいか…。」
「説明はいい。隠している物さえ分かればいいんだ。」
「…ここではちょっと、ついてきてもらえますか?」
人通りの少ない場所へ彼を連れて行った。そして見せた。
「!…うそだろ…? そんな…。俺はこんな奴知らねえよ!」
そう言って彼は逃げて行った。

食事を摂ることは出来るようになったが、まだ問題は残っている。お金はないし、寝床もまだ見つかっていない。

大きすぎる”モノ”で (2)

2021-07-20 23:25:00 | 小説
人気のない場所はどこだ…。

嘘だ、そんなはずはないと言い聞かせながら走った。しかし、走れば走るほど嫌な予感がする。何かが内ももに当たるのだ。いや、内ももというより太ももだろうか。

息を切らしながら服を脱ぐ。

目の前にあるのは紛れもなく”アレ”だ。
股間から胸まであり、腕ほどの太さの”アレ”だ。”アレ”の大きさは大きい方がいい。”ソレ”も大きくソフトボールより大きい。

正直、嬉しい。

しかし、現実的な大きさでは無い。
「これは夢だ。嬉しい夢だが、起きるしかない。」
そう思ったが、どうしたら起きられるのか分からない。
頬をつねったり叩いたりしても、痛いだけ。
他にも色んな事をしてみたものの、やるだけ無駄だった。
「ここは夢じゃない、現実だ…!」
これからどうしたらいいのか…

そうだ、まだ何も食べてない!
私は食べ物を探しに歩き出した。

大きすぎる”モノ”で (1)

2021-07-18 14:07:00 | 小説
何時間眠っていたのだろう。今まで何をしていたのだろう。
私は見知らぬ街で目が覚めた。
目の前で通り過ぎる人々。
私はこれまでの事を思い出そうとした。

今の自分は体のあちこちが痒く、臭くて汚い。お腹も空いている。
どうやら私はろくに風呂に入れず、ご飯にもありつけなかったらしい。
それに、服装もなんだかおかしい。膝上までの黒いワンピースで裸足だ。
しかし、それくらいの事しか分からなかった。
とりあえず、何か食べなければ…
今までの事は何か食べた後にしよう。
そう決めて立ち上がった。

?!
「なん、だ…?」
体がやけに重い事に気付いた。
服の下に股間から胸の辺りまで円柱状の何かがある。
…まさか、あれか?…!
私は人通りのない場所に急いだ。