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前回入山時にはまだ雪に埋まっていたのですが、今年も槍平神社に無事、お参りが出来ました。今シーズの登山安全、そして今年こそは!の疫病退散!をお願いしてきました。槍平神社はキャンプ場から奥丸山登山道方面へ3、4分歩いた場所にある、小さな祠です。更新担当、この25年は山で大きな怪我をしたことはありませんので、ご利益あるんじゃないでしょうか!
♪ 山は何年間存在し続けられるのだろうか 海へと洗い流される前に・・・
毎シーズン、特に中崎尾根側の土砂流出を目にするたびに、このフレーズがリアルに思い浮かびます。ボブ・ディランも80歳になりました。もう10年以上前になりますが、彼のライブで入場待ちの列に並んでいたら、すぐ前にロングコートをバッチリ決めたピーター・バラカンさんがいたのを思い出します。早くまた、好きなアーティストのライブにも自由に行ける環境が戻って欲しいですね。更新担当のライブ体験は、2019年の”菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール”で止まったままです。
雪解けは嬉しいのですが・・・。この時期には見慣れた、冬山登山者が放置したゴミとトイレ跡。これまでに数えきれない数の(いや、数えたくない…苦笑)トイレ跡を処理してきたので、今はもうメチャクチャに腹が立つ!ということはありません。トイレ跡だけなら「もしかしたら、急にもよおしたのかもしれないし。風雪がひどくて、小屋陰にしゃがんじゃったのかな?」など、やむを得ない理由があったのではないか、と考えることも今は出来ます。ただ、この画像は自身のトイレ跡に食材ゴミ、電池、タバコの吸い殻、なぜかアクセサリーのカラビナまで一緒に捨ててありました。あの、私は全然怒っていないです。むしろ、心配しています。ある確かな情報筋!から聞いたのですが、「山の神様がマナーのヒドイ登山者については、厳冬期の槍ヶ岳単独登頂成功だろうがなんだろうが、登頂取り消しにする!」と話しているらしいのです(信じるか、信じないかは・・・)。冬山のエキスパートであっても、街に降りたとたん、”山で自分のトイレ跡にゴミ捨てる人”としか認識されないとしたら、ちょっと悲しいです。自身の登山経験の価値を、自分自身で下げてしまうことがないように。
さすがにウ〇コの話では終われません!滝谷、チビ谷周辺登山道の倒木処理の道すがら、ピークをやや過ぎたニリンソウの群落の脇にサンカヨウを見つけました。昨夜の雨にしっとり濡れて、半透明の花びらが本当にキレイです。このセクシーな姿に出会うと、「もうすぐ夏だなぁ~」という気分になります。春、秋、冬については気配を感じると「足音が聞こえてくる」という表現がされますが、”夏の足音”って、あまり聞かないですね。きっと、夏はビーチサンダルを履いて歩いてるからですね(笑)。登山靴の皆様が、新緑眩しい夏の槍平に元気な”夏の足音”を響かせにいらっしゃるのを心よりお待ちしております。今シーズンの営業開始は7月12日(月)からとなり、小屋泊については完全予約制となります。詳しくは小屋ホームページをご確認下さい。