小屋スタッフ下山の今朝は雨模様となりましたが、前日夕方に恒例の槍平神社へのお参りを済ませました。先月は大きな地震もありましたが、槍ヶ岳・飛騨沢ルートでは怪我人が出ることもなく、そしてなにより、小屋スタッフ全員が元気に下山の日を迎えられたことを感謝。
さぁ、いよいよ下山です!ガスガスの中を歩くのもきっと思い出に残るはず。はるちゃん、かほサン、特別なシーズンの中で本当に頑張ってくれました!ありがとう!そして、4代目小屋主人にとってもコロナ後初宿泊営業のシーズン。あまり顔には出さないタイプだと思うのですが、神経をすり減らしながら、けれども前を向いて頑張る姿勢には頼もしさが年ごとに積み重なっているなぁ、と、身内びいきは別としても感じています。
”秋の入場門”を後にして下山開始。
コロナ禍となった昨シーズンより、槍平小屋へだけでなく、山小屋全体へ大勢の皆様からたくさんの応援を頂きました。あらためて、お礼申し上げます。登山を愛する多くの方から、山小屋の役割へのご理解や感謝の言葉を頂くたびに、嬉しい気持ちだけではなく、身が引き締まる思いを感じています。皆様の期待を裏切らず、山小屋として一番大切にしなければいけないものは何か、ということを模索し続けていかなければならないと再認識したシーズンでもありました。山小屋は大自然に囲まれているだけではなく、様々な”状況”の中に置かれています。どうぞ皆さま、これからも槍平小屋をあたたかく、また時に厳しい視点から見守って頂ければ幸いです。
靴裏に感じる、落葉のやさしいクッションが下山の疲れを減らしてくれます。シーズン中の様々な出来事も思い起こしつつ、無事に下山。そして、三ヶ月ぶりに街に降りてきてもっとも衝撃的だったこと。それは・・・。
「ガソリン、めっちゃ高いやん!」(苦笑)。プチ浦島状態を早く脱却しなくては!
あらためまして今シーズンのご利用、また小屋への応援をありがとうございました。まだ槍平小屋未体験という皆さま、新緑眩しい2022年の夏にお待ちしております!どうぞお元気にお過ごしください!