7月1日午後1時時点の滝谷渡渉部情報です。雨が上がり、水量は依然多いものの、上部で水路が分流したため、渡渉可能点があります。
昨日までの大雨の影響で、ライブカメラを設置している大岩の上部で水流が2つに分かれました。青い実線が従来の水路。赤い点線が今回発生した水路です。
7月1日午後1時現在での渡渉可能点(紫色の囲み)。従来の水流が上部で分流したため、水量が少なくなっています。ただし、今後の降雨時に再び流路が変わる可能性があります。この情報は、あくまでも2019年7月1日午後1時時点のものです。黄色の実線が滝谷内を通過してゆくルートです。
渡渉点は右足側の岩がやや高くなっています。登りで通過する方は先にザックを対岸へ投げるなど、身軽にして渡渉して下さい。繰り返しになりますが、今後の降雨状況によっては渡渉不能となる場合もあります。入山前にはライブカメラ画像、槍平小屋ニュースで更新される登山道情報を必ず確認して下さい。
次に、7月1日午後3時時点の槍平小屋周辺の状況をお知らせします。昨日までの大雨で、小屋前を流れる沢の流路が変わり、登山道の一部に流れ込んでおり、まだ水が引いていません。
地理院地図で示すと、青い濃い実線が今回の大雨で流路が変わった場所になります。登って来られた方は、No.1写真にある木道終点の橋を渡らずに、右手の樹林帯へ入り、緑色の点線で示すように一度南岳方面登山道へ迂回してから小屋へお越し下さい。迂回にかかる時間は5、6分程度です。
No.1地点の写真。
No.2地点の写真(槍平から新穂高方面を見たところ)。
右俣谷林道終点の白出沢から槍平小屋までの登山道全般に関しては小規模な土砂流出、落石などが見られましたが本日すべて除去は終了しており、通行に問題はありません。