槍平小屋ホームページ はこちらです。http://www.yaridairagoya.sakura.ne.jp/
※ ご宿泊予定のお客様はご予約を必ずお願いいたします(1名様より)。ご協力をお願いいたします。
今朝の槍平の最低気温は4℃。昨日に比べれば、やや冷え込みは緩みました。それでも、すっかり秋の空気。おやおや?”家主さん”はどこかな?暖かい場所で、ちょっぴり朝寝坊かな?
以前にも紹介した、川岸から流された後、流れ着いた河原に留まって根を張ったナナカマド。朝陽を浴びて、円熟の秋。
さて、今週末から始まるシルバーウィーク。山行計画を練っている皆様も多いことと思います。安定したお天気に恵まれて、皆様の山行が安全で、充実したものになるよう願っています。そのためにも、”歴史”から学ぶことがあるかもしれません。1年前といえども歴史の一ページ。皆様の参考になれば幸いです。”小さな登山家”と、そのご両親のお話、もう一度読み返して頂けると嬉しいです。
(槍平小屋ニュース 2014年09月14日)より
今日出会った男の子は小学二年生。この二年で登った山のバッジがザックにズラリ。キタホもあれば、常念、蝶、奥穂も。そして、遠くは大山や石鎚山のバッジまで!小さな登山家!?に話しかけてみました。
「すごいね!全部登ったんだね!じゃあ、今日は槍ヶ岳に登ってきたんだ?」
「ううん、混んでたから・・・」
今日の槍ヶ岳の混雑ぶりは、登山者の方々が投稿する各種SNSを通して画像も含め、リアルタイムに近い状態で確認していました。3時間待ち、とも、穂先往復5時間、とも。男の子のご両親は登頂ではなく、引き返す選択をされたわけですが、その決定は、実はとてもクールなものだ、と感じます。混雑が激しく、登頂に必要な時間が十分にとれない、というのは、たとえば悪天候で予定通りに行動できなかった場合と似ています。いずれの場合も、次の山小屋、もしくは下山口まで安全に戻るための所要時間を冷静に考え、引き返す選択は大正解です。男の子が大きくなったら、きっとこのご両親の冷静、かつクールな選択の正しさに気づくのではないでしょうか。オトナの中にはそれが出来ず、真っ暗になってから小屋に来られた方もいらっしゃいます。せっかくの連休の晴天なのに、というお気持ちはもちろんわからないではないですが、その上で、状況判断は冷静に行って頂きたいと思います。
本日午後6時の滝谷ライブカメラの画像です。沢の水量に目立った変化はありません。
槍平小屋ライブカメラ(テスト中)
それでは本日の気象情報。
午前6時23分。
午後5時19分。