はるばる

幾つになっても人と比べることを止められないのは性なのだろう。

年を経る毎に、酷くなる劣等感は、今になって選択肢の広さを知ったからだ。

道を極めるなら、早ければ早いと良いと思ってしまう。

しかし、その道さえも見つけることすら諦めてしまいたい。

私にはなにも出来ない。
独り善がりでなにかできるはずだと思い過ごしているだけだ。

皆が貼り付けようとするレッテルに貼られる前から恐れている。

準備しないと蕾は落ちゃうよ

言葉がはなれない。

疲れた。

つくづく、普通と思われる人々とずれた感覚で生きていると実感した。