こないだ大分に行った時、うみたまごに寄れなかったのは、思えば、残念だった。
水族館にナマケモノがいたなんて。
記事を読んで、妙な疑問を2つ持った。
Q1. ナマケモノは一夫一妻?
Q2. 田中館長と田中飼育員の関係は?
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2011年2月17日12時2分(朝日)
http://www.asahi.com/special/080804/SEB201102170005.html
大分市の大分マリーンパレス水族館うみたまご(田中平館長)で、花婿候補として2年近く飼育されてきたフタユビナマケモノ「さん太」が、雌だったことが分かった。仲がいいのに繁殖行動が見られなかったため、研究機関にDNA鑑定を依頼していた。田中館長は「今後の繁殖のチャンスが2倍ということ」と前向きにとらえ、2匹の新しいお婿さんを探す考えだ。
雌だと判明したのは推定3~4歳の「さん太」。2009年4月、野生動物を扱う業者を通じて南米のガイアナ共和国から「フタユビナマケモノ 雄 推定1~2歳」との書面付きでやってきた。ジャングルの魚や動植物を集めた展示室で07年10月から飼育している雌のゆめ子(推定6~7歳)のお婿さん候補だった。ゆめ子は妊娠した状態でうみたまごに来て08年8月に出産したが、約2週間後に赤ちゃんが落下して死んだ。出産環境を整えて繁殖に挑戦しようと業者に雄の購入を依頼していた。
飼育員はさん太を毎朝触診していたが、ゆめ子との違いが分からなかった。フタユビナマケモノは外見では雄と雌の判断がつきにくいという。ほかの動物園にも問い合わせたが、「まだ成熟していないのでは」という意見もあり、成長を見守っていた。
雄なら4歳ごろから繁殖行動があるという。だが、さん太とゆめ子は時折、近寄って体の匂いをかぐなど仲はいいのに、一向に繁殖行動が見られなかった。昨年10月、さん太の毛を日本大学生物資源科学部の野生動物学研究室に送り、念には念をと、11月には口の中の粘液も送って調べたが、いずれも「雌」との結果だった。
今月3日、最終的な鑑定結果が送られてきた。飼育員の田中理子さん(32)は「まさかと思ったけど、やっぱり、とも思った」と苦笑する。業者が現地の動物商から買い取った際、すでに間違っていた可能性が高いらしい。
2匹はこれからも同じ部屋で飼育される。名前はさん太から「さんた」に変わるという。田中さんは「今度こそちゃんと雄が来て、さんたとゆめ子に赤ちゃんができたらうれしい」と話している。(水野梓)