大失恋。【リサ】は想い夢を見る。もし【リサ】自身が背が小さくて【大谷】の方が大きかったら、自然と恋におちていたかもしれないと・・・だが、現実は甘くなかった。
修学旅行。大広間での食事。その中で【リサ】は呆然としていた。【大谷】は【信ちゃん】たちにしばかれていた。【大谷】は、今の気持ちを素直に言葉にしたらしいが・・・友人から恋人へ・・・思えなかった。しかも【大谷】は【リサ】の心の傷口に塩を塗るような言動を繰り返す。謝るばかり・・・その情けなさ・・・元気がある訳がなかった。【リサ】は、それ以上触れて欲しくない・・・。それでも【リサ】と【大谷】の口喧嘩は周囲からはごく普通に見えたが【リサ】はそう見えるように演じていた。今まで通りの同じ漫才を・・・できて良かった。
【リサ】の周りの女子たちから聞える恋の話が耳に痛い。そこに【遥】がやって来た。そのモテる姿がまたも【リサ】を傷つけた。【信ちゃん】が追い払い【リサ】の肩に手を置き言う。なにも無理する事はない・・・泣きたい時は泣けば良いさ。その言葉に【リサ】の感情が溢れ出す。本当に良き友人を持ちましたね。全然、なかった事にできるはずがない。告白した事も・・・【大谷】が好きな事も・・・全部、みんな本当だからね。自分自身に嘘はつけないのだ。【リサ】は本当にどうしたいの?と問い掛けるように見えた。フラれたけど【信ちゃん】にはとても感謝をしていた。ウジウジしていた背中を押してくれた友人に。【リサ】は【信ちゃん】たちに心配をかけまいと、なかった事にして・・・笑顔で前に向って歩き出すのだった。気まずい想いはしたくないから・・・元の漫才コンビに戻りたいと心から願っていた。
コンビニ。函館の観光ガイドを見て【大谷】と大きな声で呼ぶ【リサ】。その雑誌に2人の大好きな「海坊主」の記事が掲載されていた。函館に出没する「海坊主」。函館は【リサ】と【大谷】が自由行動で明日行く場所でもあった。2人の瞳はキラキラと輝いていた。一緒に行こうと誘う【リサ】。お互いに気を遣っている関係だった。
函館。2人は自由行動で回り満喫していた。【大谷】は「海坊主」が撮っていた場所で同じポーズを決めて【リサ】がデジカメで撮っていた。改めて想う。【リサ】は、やっぱり【大谷】が好きやな・・・。好きとか言うて、おかしくなるくらいなら、ずっと、このままでいい・・・。【リサ】は【大谷】と一緒にいても彼女に見られない・・・。【リサ】は諦めようとする・・・。
事件発生。そろそろ集合場所に戻ろうとする2人。そこで【リサ】が財布を落としてしまう。【大谷】は、その事を知り集合時間を忘れて探してくれる。【リサ】は「絶対、ないもん」と言うが【大谷】は探し続けようとする。【リサ】は、遅れて行ったら、また、みんなに何かを言われると気にしていたが【大谷】には、そんな事は関係ない。周りが何て言おうが関係ない・・・。【リサ】はハッとした・・・気がついたら泣いていた。財布の事で泣いているのではない・・・【リサ】は諦めようとしていたのに・・・【大谷】の優しさに涙した。
海坊主との遭遇。その時だった。【リサ】と【大谷】の前に「海坊主」がいた。何と【リサ】の財布を持っていた。「海坊主」が拾ってくれたようだ。しかも、家族旅行中。財布を見つけたものの集合時間に間に合わない・・・そこで「海坊主」の奥さんが、タクシーで駅まで送りましょうか?と声をかけて来た。そして、この出逢いが【リサ】に勇気を与える。「海坊主」と奥さんの恋の始まりが、今の【リサ】と【大谷】との状況に似ていた。【リサ】が思う。たくあんも毛ガニになれるかも・・・今の大谷の答えはごめんでも・・・ゆっくり、ゆっくり、時間をかけたら、なんか別の答えが返って来るかもしれへん。なんも今、無理して諦めることない・・・。
【リサ】は【大谷】に謝り、全部なかった事にして」って言うのを自ら取り消した。やっぱり【大谷】が好きやから・・・それだけはおぼえといて・・・いつか、ごめんって言うたのを後悔させたるから、覚悟しといて!函館の夜景。【リサ】の横顔・・・「好きなもんは好き!なんか文句ある!」。【リサ】は失恋をし、【大谷】は、まだなんとも実感がない。いつも口喧嘩から、支え合い、認め合い、2人の関係は徐々に変わり始めるのだった。
修学旅行。大広間での食事。その中で【リサ】は呆然としていた。【大谷】は【信ちゃん】たちにしばかれていた。【大谷】は、今の気持ちを素直に言葉にしたらしいが・・・友人から恋人へ・・・思えなかった。しかも【大谷】は【リサ】の心の傷口に塩を塗るような言動を繰り返す。謝るばかり・・・その情けなさ・・・元気がある訳がなかった。【リサ】は、それ以上触れて欲しくない・・・。それでも【リサ】と【大谷】の口喧嘩は周囲からはごく普通に見えたが【リサ】はそう見えるように演じていた。今まで通りの同じ漫才を・・・できて良かった。
【リサ】の周りの女子たちから聞える恋の話が耳に痛い。そこに【遥】がやって来た。そのモテる姿がまたも【リサ】を傷つけた。【信ちゃん】が追い払い【リサ】の肩に手を置き言う。なにも無理する事はない・・・泣きたい時は泣けば良いさ。その言葉に【リサ】の感情が溢れ出す。本当に良き友人を持ちましたね。全然、なかった事にできるはずがない。告白した事も・・・【大谷】が好きな事も・・・全部、みんな本当だからね。自分自身に嘘はつけないのだ。【リサ】は本当にどうしたいの?と問い掛けるように見えた。フラれたけど【信ちゃん】にはとても感謝をしていた。ウジウジしていた背中を押してくれた友人に。【リサ】は【信ちゃん】たちに心配をかけまいと、なかった事にして・・・笑顔で前に向って歩き出すのだった。気まずい想いはしたくないから・・・元の漫才コンビに戻りたいと心から願っていた。
コンビニ。函館の観光ガイドを見て【大谷】と大きな声で呼ぶ【リサ】。その雑誌に2人の大好きな「海坊主」の記事が掲載されていた。函館に出没する「海坊主」。函館は【リサ】と【大谷】が自由行動で明日行く場所でもあった。2人の瞳はキラキラと輝いていた。一緒に行こうと誘う【リサ】。お互いに気を遣っている関係だった。
函館。2人は自由行動で回り満喫していた。【大谷】は「海坊主」が撮っていた場所で同じポーズを決めて【リサ】がデジカメで撮っていた。改めて想う。【リサ】は、やっぱり【大谷】が好きやな・・・。好きとか言うて、おかしくなるくらいなら、ずっと、このままでいい・・・。【リサ】は【大谷】と一緒にいても彼女に見られない・・・。【リサ】は諦めようとする・・・。
事件発生。そろそろ集合場所に戻ろうとする2人。そこで【リサ】が財布を落としてしまう。【大谷】は、その事を知り集合時間を忘れて探してくれる。【リサ】は「絶対、ないもん」と言うが【大谷】は探し続けようとする。【リサ】は、遅れて行ったら、また、みんなに何かを言われると気にしていたが【大谷】には、そんな事は関係ない。周りが何て言おうが関係ない・・・。【リサ】はハッとした・・・気がついたら泣いていた。財布の事で泣いているのではない・・・【リサ】は諦めようとしていたのに・・・【大谷】の優しさに涙した。
海坊主との遭遇。その時だった。【リサ】と【大谷】の前に「海坊主」がいた。何と【リサ】の財布を持っていた。「海坊主」が拾ってくれたようだ。しかも、家族旅行中。財布を見つけたものの集合時間に間に合わない・・・そこで「海坊主」の奥さんが、タクシーで駅まで送りましょうか?と声をかけて来た。そして、この出逢いが【リサ】に勇気を与える。「海坊主」と奥さんの恋の始まりが、今の【リサ】と【大谷】との状況に似ていた。【リサ】が思う。たくあんも毛ガニになれるかも・・・今の大谷の答えはごめんでも・・・ゆっくり、ゆっくり、時間をかけたら、なんか別の答えが返って来るかもしれへん。なんも今、無理して諦めることない・・・。
【リサ】は【大谷】に謝り、全部なかった事にして」って言うのを自ら取り消した。やっぱり【大谷】が好きやから・・・それだけはおぼえといて・・・いつか、ごめんって言うたのを後悔させたるから、覚悟しといて!函館の夜景。【リサ】の横顔・・・「好きなもんは好き!なんか文句ある!」。【リサ】は失恋をし、【大谷】は、まだなんとも実感がない。いつも口喧嘩から、支え合い、認め合い、2人の関係は徐々に変わり始めるのだった。