テレビとうさん

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「犯罪行為」 と 「不法行為」

2024年08月12日 | ニュース
 BBC・NEWSJAPANの「ティム・ウォルズ(カマラ・ハリスの副大統領候補)の発言に関する記事」で、

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 ドナルド・トランプ政権下において凶悪犯罪率が上昇したと指摘。ほほ笑みを浮かべながら、「彼が犯した犯罪を含めなくてもだ」と付け加えた。そして、共和党の正副大統領候補を「とんでもなく奇妙」と評した。この表現は、過去数日のうちに民主党支持者らの間で合言葉のようになったものだ。ウォルズ氏は人工妊娠中絶をめぐっては、「人のことに口出しするな」という中西部の黄金律に、政府は従うべきだと述べた。
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と書いていました。

 これを正確に書くと、オバマ時代に甘かった犯罪の取り締まりとは対照的に、トランプ時代には過去の民主党を含めた時代に定められた法律に従って「(凶悪)犯罪者」を逮捕・検挙した為に犯罪数が増えたように見えると云うことです。また、立証された犯罪はトランプには在りません。

 ところが、バイデン時代になると、過去の(凶悪)犯罪行為を「犯罪」では無く単なる「不法行為」とした為に、実質的な(凶悪)犯罪件数は減少します。例えば、カリフォルニア州の州法で「950ドル(約14万円)未満の万引きや窃盗を重罪に問わない」とした為に、数をこなすことで大金を稼ぐことが出来、わざわざ殺人強盗をする必要がなくなり、凶悪犯罪が減った可能性が有ると云うことだと思います。

 また、「人工妊娠中絶」に関しては、トランプは「各州に任せるべきで、連邦政府は関与すべきではない」としていて、寧ろ民主党のほうが連邦政府として「他人のことに口出している」と言えます。

 それはさておき、「不法行為」とは、既存法に違反することですが、違反者が「犯罪者」になるとは限りません。「犯罪者」とは、刑法を犯すことで刑罰の対象になる人です。「入管法」や「民法」などの違反者は、「犯罪者」ではなく「不法行為者」となります

 交通違反で赤切符(刑事処分)を切られた人は刑事罰の対象で罰金を科されますが「犯罪者」と言えるかどうかは、私には分りません。青切符(行政処分)の場合は罰金ではなく「反則金」で、白切符は違反点数のみなので、この場合は「犯罪者」には成りません。

 また、「不法入国者は、不法入国した時点ですでに犯罪者である」と言うのは間違いで、入管法での不法入国者でも「犯罪者」と呼ばれる資格を得るには、更に刑法を犯す必要が有りますww

 刑法に「不法入国者処罰法」が有れば、不法入国するだけで「犯罪者」に成れますが、法の適用は過去に遡ることは出来ないので、国会議員を含めて過去に不法入国した人は、この法律が成立した後に改めて不法入国しなければ「犯罪者」には成れませんww

 今の法律では、国籍が怪しげな人士が国政選挙に名乗り出ても、それだけでは「犯罪者」ではないので、官憲が阻止をすることは出来ないようです。但し、「不法行為者」である可能性が有るので、所管官庁が調査・公表したり、或いは民事訴訟で実態を明らかにすることは可能なようです。

 ここで問題になるのは「天皇(家)」です。天皇は民(たみ)では無いので、国民を対象にした法律は適用できず、「犯罪者」は当然として「違法行為者」にもなれませんww

 それもあってか、天皇には参政権もなく「政治的に弱い立場」に追いやられています。