テレビとうさん

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「戦術攻撃」 と 「戦略攻撃」

2024年08月15日 | 戦争史
 政治用語における「戦争」とは、土地や資源・権益などを求めて敵対する軍隊同士が戦い争うことです。偶々民間人が犠牲になり、補償されることは有っても「戦争犯罪」にはなりません。

 軍隊や軍事施設を守るために「民間人を配置」するのは、国際世論を利用して敵からの攻撃を防ぐ「戦術」の一つと言えるかもしれません。実際に「ガザ地区」では、ハマス側に対する非難は殆どなく、イスラエルは国際的な非難を浴びています。

 「戦術」は、攻撃・防御を問わず、戦争を有利に運ぶ手段ですが、「戦略攻撃」はその字のごとく「戦争を省略する攻撃」なので「戦争」の範疇ではありません。つまり、民間人を標的にする攻撃を「戦略」と言い、これは「虐殺」の言い換えに過ぎません。

 
ウィキペディアによると「戦略爆撃機」とは、

両戦力が直接衝突する前線(交戦区域)から離れた、敵国領土や占領地などを目標にし、工場や港、油田などの生産施設、住宅地や商業地を破壊して敵国民の士気、さらには生産力そのものである国民の殲滅(戦略爆撃)を目的とする重爆撃機で、初期の大量破壊兵器といえる。

だそうです。

 太平洋戦争(大東亜戦争ではない)で、アメリカのB29が民間人しか住んでいない都市部を絨毯爆撃したり原爆投下したのはマサに「戦略」と言え、「交戦区域外での大量虐殺」であり、アメリカ自身が「B29は戦略爆撃機(Strategic bomber)」と、恥ずかしげもなく定義しています。

 ドイツによる「ユダヤ人大虐殺」は、ドイツが「戦争で負けた」から非難されているだけであり、アメリカの「民間人大虐殺」は、アメリカが「戦略で勝った(戦争では勝っていない)」ので、当の日本人ですら殆ど何も言いません。

 「当の日本人」とは言っても、虐殺された日本人は既に「口無し」なので何も言えるわけが無いのですが、戦後日本人の多くは忘れた振りをして生き延びました。それどころか、チョウニチ・マイニチ新聞を始め、多くの言論界は転向して利権にあり付く始末です。

 これらの「転向者」は、元々は枢軸国側であったフランスやチョウセンと同様に、恰も「戦勝国側」であったかのように振舞っています。

 これも「アメリカの戦略攻撃の一部」と言えるかも知れませんww