『類聚国史』巻一九三・殊俗部・渤海上・延歴十五年四月戊子条
延袤二千里、無州県館駅、処々有村里。皆靺鞨。其百姓者、靺鞨多、土人少。皆以土人為村長。大村曰都督、次曰刺史。其下百姓皆曰首領。土地極寒、不宜水田。
(州・県や館・駅は無く、処どころに村里が有るだけで、みな靺鞨のである。その百姓は、靺鞨(人)が多く、土人は少なく、みな土人を以て村長とする。大村(の村長は)都督と曰い、次は刺史と曰い、その下の百姓は、みな首領と曰う。土地がらは極めて寒く、水田に宜しくない。)
日本では古来、「土人」は都以外に土着する人の事でしたが、今では「未開人」のイメージがあるようです。『類聚国史』に書かれている「土人」は、明らかに「先住民族」の事で、韓国では「その土人は高麗人」と言い、中国では「その土人は、士人(官員)の書き間違い」と言っています。
古代人に「土人」に対する差別意識が在ったかどうかは判りませんが、現在の人権派は「土人」を未開人と考えているようで、差別意識の高さが感じられます。但し、この「差別意識」が、人権派が「未開人」を差別しているのか、何気なく「土人」の言葉を発する人を差別しているのか、或いは高みから人民に対して御教示を下さっているのかは判りません。
兎に角、『類聚国史』を素直に読むと、渤海では「土人」が「支配者」として多くの他民族を統治していたと理解できます。
ところで、渤海と日本の北陸地方とは古代中世に、黄海周辺とその奥の渤海(湾)と日本海東部にある渤海とは、海流を利用して交易が活発だったようです。「渤海」は、黄河の奥にある「渤海湾」の周辺に住んでいた「渤海人」が支配した今のロシア極東地域で、ウラジオストクは「東方を支配する町」と云う意味の州都です。
最近、この海流を利用して「エチゼンクラゲ」が朝鮮半島周辺(東シナ海・黄海・日本海西部)から北陸地方に、大型化して大量に流れ着き、漁業被害が拡大しています。福井県水産課から、イメージを害す「エチゼンクラゲ」をやめて「大型クラゲ」と呼ぶように要請されたようですが、報道機関が自粛している様子はなく、時々新聞やテレビでも耳目に触れます。
日本の報道機関は、「日本のイメージを害するコトバ」は平気で使いますが、特定アジアの真実を示す言葉は忌避します。「新型コロナウイルス」は発祥地主義で言うと「武漢ウイルス」か「中共ウイルス」で、同様に「エチゼンクラゲ」は「半島クラゲ」か「大陸クラゲ」です。
「大型クラゲ」を、発見地である越前から「エチゼンクラゲ」と言うのなら、「武漢ウイルス」も日本で確認した場合は「日本ウイルス」に成りかねません。
話が大きく逸れましたが、「土人」のイメージを悪くしたのは戦後の報道機関のようです。
延袤二千里、無州県館駅、処々有村里。皆靺鞨。其百姓者、靺鞨多、土人少。皆以土人為村長。大村曰都督、次曰刺史。其下百姓皆曰首領。土地極寒、不宜水田。
(州・県や館・駅は無く、処どころに村里が有るだけで、みな靺鞨のである。その百姓は、靺鞨(人)が多く、土人は少なく、みな土人を以て村長とする。大村(の村長は)都督と曰い、次は刺史と曰い、その下の百姓は、みな首領と曰う。土地がらは極めて寒く、水田に宜しくない。)
日本では古来、「土人」は都以外に土着する人の事でしたが、今では「未開人」のイメージがあるようです。『類聚国史』に書かれている「土人」は、明らかに「先住民族」の事で、韓国では「その土人は高麗人」と言い、中国では「その土人は、士人(官員)の書き間違い」と言っています。
古代人に「土人」に対する差別意識が在ったかどうかは判りませんが、現在の人権派は「土人」を未開人と考えているようで、差別意識の高さが感じられます。但し、この「差別意識」が、人権派が「未開人」を差別しているのか、何気なく「土人」の言葉を発する人を差別しているのか、或いは高みから人民に対して御教示を下さっているのかは判りません。
兎に角、『類聚国史』を素直に読むと、渤海では「土人」が「支配者」として多くの他民族を統治していたと理解できます。
ところで、渤海と日本の北陸地方とは古代中世に、黄海周辺とその奥の渤海(湾)と日本海東部にある渤海とは、海流を利用して交易が活発だったようです。「渤海」は、黄河の奥にある「渤海湾」の周辺に住んでいた「渤海人」が支配した今のロシア極東地域で、ウラジオストクは「東方を支配する町」と云う意味の州都です。
最近、この海流を利用して「エチゼンクラゲ」が朝鮮半島周辺(東シナ海・黄海・日本海西部)から北陸地方に、大型化して大量に流れ着き、漁業被害が拡大しています。福井県水産課から、イメージを害す「エチゼンクラゲ」をやめて「大型クラゲ」と呼ぶように要請されたようですが、報道機関が自粛している様子はなく、時々新聞やテレビでも耳目に触れます。
日本の報道機関は、「日本のイメージを害するコトバ」は平気で使いますが、特定アジアの真実を示す言葉は忌避します。「新型コロナウイルス」は発祥地主義で言うと「武漢ウイルス」か「中共ウイルス」で、同様に「エチゼンクラゲ」は「半島クラゲ」か「大陸クラゲ」です。
「大型クラゲ」を、発見地である越前から「エチゼンクラゲ」と言うのなら、「武漢ウイルス」も日本で確認した場合は「日本ウイルス」に成りかねません。
話が大きく逸れましたが、「土人」のイメージを悪くしたのは戦後の報道機関のようです。
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