10月21日のJIJI.COMニュースで「ファイザー製ワクチン、追加接種で有効性95.6% 新型コロナ」と云う悲しい報道が有りました。その治験内容は、
「ファイザー製ワクチンの2回接種を終えた16歳以上の1万人余りを対象に実施した。3回目を接種した場合は、発症が5件だったのに対し、偽薬を投与したグループでは109件の発症例があった。」
とするものです。但し、其々の治験人数は分かりません。
そこで、これを通常の治験と考えると、
接種内容 : 治験数:発症数:発症率
2回+偽薬接種:5000:109:2.18%
2回+1回接種:5000: 5:0.10%
から、
有効性=(2.18-0.10)/2.18=0.954(95.4%)
なので、公表値(95.6%)と近似で有る事から、各5千人の治験としても問題はないと思います。
つまり、16歳以上の人で「2回接種者は2.18%」、「3回接種者でも0.1%」がコロナに感染して発症するようです。但し、治験期間が分からないので正確な比較は出来ないのですが、日本人の累計陽性者数は180万人なので、陽性率は1.44%です。「二回接種済」で治験での発症例2.18%よりも少ない事が分ります。
過去のデータでは「発症者数」が分からないので、「感染者数(正しくはPCR陽性者数)」を利用し、累積感染者数の多い順で「感染率(正しくは陽性率)」を比較します。
国 :感染率(%)
アメリカ :13.8
インド : 2.5
ブラジル :10.3
イギリス :13.0
ロシア : 5.5
トルコ : 9.4
・
・
日本 : 1.4
カナダ : 4.5
チリ : 8.8
バングラデシュ: 0.1
ルーマニア : 7.6
イスラエル :15.3
ベルギー :11.2
パキスタン : 0.6
スウェーデン :11.3
・
・
です。これは去年の春からの各国の陽性者総数を人口で除した値なので、例えば治験期間を3ヶ月と仮定すると「1/6」、6ヶ月と仮定すると「1/3」が、同期間の按分感染率になります。
この表で、「1/6」の場合はイスラエルの「2.55%(3ヶ月按分)」が、今回の「2回接種発症率2.18%」を超えるだけなので、イスラエル以外での治験は考えられません。
治験期間が6ヶ月の場合は、逆に「2.18X3=6.54」なので、アジア諸国を除けば可能なデータと言えます。但し、今回の治験は「感染者」では無く「発症者」を対象にしているので、例えば「感染者の50%が発症する」とすると、アメリカ・イギリス・イスラエル以外では臨床試験は出来ない事になります。
何れにしても、今回の治験は「2回接種で2.16%が発症」することをメーカー自体が認めた事になり、少なくとも「累計で1.44%」しか感染者を出していない日本でのワクチン接種には疑問符が付きます。
「二回接種で2.18%、三回接種で0.1%が発症する」と云う事は、日本ではそれぞれ 272万5千人、12万5千人が(治験期間で)発症する覚悟が必要になります。「二回接種」では日本の累計感染数180万人を、治験期間で超えてしまう人数になります。
また、例えば治験期間が3ヶ月(過去の累計期間の1/6)で、陽性者の40%が発症すると仮定すると、3回接種後でも、過去の累計陽性者数と同数の陽性者が「3ヶ月(治験期間内)」に発生する事になります。
接種するかしないかは、あなた次第です。
「ファイザー製ワクチンの2回接種を終えた16歳以上の1万人余りを対象に実施した。3回目を接種した場合は、発症が5件だったのに対し、偽薬を投与したグループでは109件の発症例があった。」
とするものです。但し、其々の治験人数は分かりません。
そこで、これを通常の治験と考えると、
接種内容 : 治験数:発症数:発症率
2回+偽薬接種:5000:109:2.18%
2回+1回接種:5000: 5:0.10%
から、
有効性=(2.18-0.10)/2.18=0.954(95.4%)
なので、公表値(95.6%)と近似で有る事から、各5千人の治験としても問題はないと思います。
つまり、16歳以上の人で「2回接種者は2.18%」、「3回接種者でも0.1%」がコロナに感染して発症するようです。但し、治験期間が分からないので正確な比較は出来ないのですが、日本人の累計陽性者数は180万人なので、陽性率は1.44%です。「二回接種済」で治験での発症例2.18%よりも少ない事が分ります。
過去のデータでは「発症者数」が分からないので、「感染者数(正しくはPCR陽性者数)」を利用し、累積感染者数の多い順で「感染率(正しくは陽性率)」を比較します。
国 :感染率(%)
アメリカ :13.8
インド : 2.5
ブラジル :10.3
イギリス :13.0
ロシア : 5.5
トルコ : 9.4
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日本 : 1.4
カナダ : 4.5
チリ : 8.8
バングラデシュ: 0.1
ルーマニア : 7.6
イスラエル :15.3
ベルギー :11.2
パキスタン : 0.6
スウェーデン :11.3
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です。これは去年の春からの各国の陽性者総数を人口で除した値なので、例えば治験期間を3ヶ月と仮定すると「1/6」、6ヶ月と仮定すると「1/3」が、同期間の按分感染率になります。
この表で、「1/6」の場合はイスラエルの「2.55%(3ヶ月按分)」が、今回の「2回接種発症率2.18%」を超えるだけなので、イスラエル以外での治験は考えられません。
治験期間が6ヶ月の場合は、逆に「2.18X3=6.54」なので、アジア諸国を除けば可能なデータと言えます。但し、今回の治験は「感染者」では無く「発症者」を対象にしているので、例えば「感染者の50%が発症する」とすると、アメリカ・イギリス・イスラエル以外では臨床試験は出来ない事になります。
何れにしても、今回の治験は「2回接種で2.16%が発症」することをメーカー自体が認めた事になり、少なくとも「累計で1.44%」しか感染者を出していない日本でのワクチン接種には疑問符が付きます。
「二回接種で2.18%、三回接種で0.1%が発症する」と云う事は、日本ではそれぞれ 272万5千人、12万5千人が(治験期間で)発症する覚悟が必要になります。「二回接種」では日本の累計感染数180万人を、治験期間で超えてしまう人数になります。
また、例えば治験期間が3ヶ月(過去の累計期間の1/6)で、陽性者の40%が発症すると仮定すると、3回接種後でも、過去の累計陽性者数と同数の陽性者が「3ヶ月(治験期間内)」に発生する事になります。
接種するかしないかは、あなた次第です。
今回は、大いに疑問がわきました。
TV倒さんさんは、2回接種+偽薬投与 2回接種+3回目接種の人数を同じ5,000人と仮定、それで、有効性が95.4%となり、報道にある95.6%の有効性とほぼ同じなので、仮定した5,000人という設定はほぼ間違っていないだろうという論理から、そのあとの感染率の比較などをされています。ですが、仮定された人数は、何人であっても、同じ計算方法だと有効率は95.4%になります。例えば、X人だとすると・・・
有効性=(2.18-0.10)/2.18=0.954(95.4%)
この計算式は
(109/Xー5/X)/(109/X)=104/109=0.954
となります。すなわち、治験人数にかかわりなくこの計算式は成立しますので5千人で成立したから5千人だろうという推定は成り立ちません。一万人でも10万人でも、千人でも成立してしまいます。なので、感染率は全く不明であり(そこが味噌なのかもしれませんね)日本では・・・・という事は、この資料だけからは言えなさそうに思われます。
の、其々の母数(X)が違う場合を想定して検算しました。
その場合は「発症率」が違うので、他との比較が出来なくなるからです。そこで、精密に計算します。
総数は「1万人余り」なので、この時の母数の違いで「発症率」も変わるのですが、簡単の為に治験総数を1万人と仮定します。
x=109/X、y=5/Y、X+Y=Z、Z=10000。
とすると、
(x-y)/x=1-y/x=0.956
から、
y=0.044x=0.044・(109/X)=4.796/X
X=4.796/y
です。
y=5/Y
から、
Y=5/y
なので、
Z=X+Y=(4.796/y)+(5/y)=9.796/y=10000
y=9.796/10000
Y=10000・5/9.796≒5104
∴3回接種治験数(Y)は5,104人で、偽薬接種治験数(X)は4,896人です。
この場合は、
接種内容 : 治験数:発症数:発症率
2回+偽薬接種:4896:109:2.226%
2回+1回接種:5104: 5:0.098%
で、
(2.226-0.098)/2.226≒0.956
から、(有効性=95.6%)です。
多分、TV倒さんの言われていることは当たっているのではないかと思います。そして言われるように、このデータは多分イスラエルのモノなのでしょうね。イスラエルでは相当早くに2回目の接種が終了しており、日本と違ってマスクなどの蔓延予防もされていないので、随分と状況は異なると思われます。
日本は、世界に自慢するべき「規制は最小限で感染も最小限」の世界を構築しているのですから!!
日本の現況、世界に誇るべき素晴らしき方策だと思われませんか???
日本の「遅れた方策」が功を奏したのか、「対策とも言えない対策」が良かったのかは分かりませんが、アジア人全般には「インフルエンザよりも安全なウイルス」だったと思います。
それでも、イギリスやイスラエル、キューバ、韓国などでは「接種後に感染する人」が増えてきたので、ご自愛ください。