オメガねこ

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「GDP」 と 「借金」 ④

2021年09月08日 | 経済
 「GDP(国内総生産)」とは、解りやすく言うと「付加価値の合計」です。

 例えば、政府が国債を発行して1億人の国民一人当たり10万円を配ると10兆円の「借金(負債)」を抱え、国民全体で10兆円の「現金(資産)」が増える事になります。但し、これは「資金の移動(金融)」に過ぎず、その時点ではGDPに影響しません。そこには「付加価値」が生まれていないので、当然の話です。但し、ここでは「公務員による中抜き」は無いモノとして計算します。

 500円硬貨の材料原価は6円で製造原価が20円なので政府発行益(シニョリッジ:付加価値)は474円になり、総てが国産の場合は、流通開始時点で500円の付加価値が生まれ、「硬貨の発行額」はそのままGDPに加算されます。・・・おそらく・・・違っていたら、御免。

 一万円紙幣の製造原価は20円くらいですが、発行益は9980円では無く、担保の国債金利なので、現在は0.1%として、10円が日銀の発行益になります。当然、政府が発行している訳では無いのでシニョリッジは有りません。日銀紙幣は「貸借の記録」なので、製造原価の20円以外はGDPに算入されません。つまり、一万円札には20円の付加価値しか無い事になります。

 そこで、10万円を各人に現金書留で送ると一人当たり635円の政府支出が増え、製造原価200億円(20円X10億枚)と合わせて835億円の付加価値が加算され、GDPを少しだけ押し上げます。また、各人に配られたお金を総て消費支出した段階で10兆円がGDPに算入されます。

 500円硬貨の重さは7gなので、10万円では1.4Kgです。法律を曲げて500円玉を新規に製造し、各人に200枚を「黒猫大和」で宅配すると平均配送料を千円として1千億円の経費と、硬貨の総付加価値10兆円を加えた10兆1千億円がGDPに算入されます。この場合は、各人が消費支出する前にGDPは増加します。各人に配られたお金を総て消費支出した場合は総額20兆1千億円のGDPになります。

 しかし、2021年度の一万円紙幣の計画製造枚数は4万枚、500円玉は3億2千万枚なので、特に500円玉の場合は、必要な200億枚を製造すると資源価格の高騰は必至で「現実的」ではありません。そこで無い頭を絞って考え付くのが「銀行振り込み」です。しかもケチって世帯単位の振込なので、一件100円としても4千万世帯で40億円で済みます。この場合は、単に通帳に印字するだけなので40億円しかGDPは増えません。

 これらの事象から言える事は、「効率が良ければ、GDPは増え難い」という事です。つまり「付加価値とは、効率の悪さ」を意味し、新興国ほどGDPは増えやすく、技術が進歩すると経済は停滞すると言えます。アメリカの場合は、毎年不法移民を大量に受け入れたり、裏(地下)経済が蔓延っているので、新興国並みの経済成長を達成しています。

 最も効率的な経済は「総てが自動化(AI化)」した場合で、人を必要としない世界です。その時には最終的にGDP=0が達成され、「三面等価原理」から、「消費支出=0」も達成できます。

 消費税は最も効率の良い税制で、消費支出の一定額を自動的に回収でき「財政均衡政策の救世主」と言えます。当然、「消費支出=0」ならば消費税も治める必要も有りません。

 また、日本国民が0人でも「消費支出=0」は達成されます。

 日本人は何を目指しているのか?

 理系の私には理解できません。




2 コメント

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Unknown (englico)
2021-09-08 23:26:43
文系の私にはもっと理解できません。w
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Unknown (yk-soft-85)
2021-09-09 07:09:33
ヤッパリねww
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