東洋経済ONLINEの「新型コロナウイルス国内感染の状況(最終更新:2023年5月8日)」の「コロナ死亡数」と、各地域の死因を問わない「全死亡数(死因を問わない死亡数;表には示していない))」を「老人人口」で除した「全死亡比」を、「老人人口」順に上下12傑を表にすると、
都道府県:コロナ死亡数:老人人口 :参照比:全死亡比: 死亡率
(日本: 74669:36270:2.1:37.6:1097)
東京 : 8124: 3202:2.5:37.2: 894
大阪 : 8557: 2442:3.5:36.6:1036
神奈川 : 4335: 2376:1.8:34.7: 916
埼玉 : 4009: 2000:2.0:33.9: 943
愛知 : 4363: 1918:2.3:35.9: 940
千葉 : 3944: 1748:2.3:34.0: 970
北海道 : 4609: 1686:2.7:38.1:1222
兵庫 : 3908: 1608:2.4:35.8:1065
福岡 : 3205: 1445:2.2:36.9:1056
静岡 : 1408: 1099:1.3:38.2:1172
茨城 : 1300: 860:1.5:38.3:1140
広島 : 1373: 827:1.7:37.9:1129
・ (老人人口上位12地域の平均:2.4:39.6:1040)
・
・
沖縄 : 1016: 339:3.0:35.9: 849
石川 : 523: 338:1.5:37.6:1126
富山 : 324: 337:1.0:38.8:1262
和歌山 : 530: 308:1.7:42.4:1406
香川 : 626: 303:2.1:40.2:1278
山梨 : 421: 252:1.7:39.3:1232
佐賀 : 496: 251:2.0:40.3:1244
徳島 : 423: 247:1.7:40.5:1369
高知 : 602: 245:2.5:41.8:1460
福井 : 200: 236:0.9:39.1:1210
島根 : 304: 229:1.3:42.5:1449
鳥取 : 267: 180:1.5:40.6:1315
(老人人口下位12地域の平均:1.7:39.9:1267)
コロナ死亡数;生前死後を問わず、コロナ陽性と判断された死亡者数。
老人人口 ;65歳以上の人口(千人)。
参照比 ;(「コロナ死亡数]/[老人人口])X1000
全死亡比 ;([全死亡数] /[老人人口])X1000
死亡率 ;人口10万人当りの死因を問わない死亡数。
[参照比]の最高/最低; 3.5/0.9 =3.89
[全死亡比] 〃 ;42.5/33.9=1.25
[死亡率] 〃 ;1460/849 =1.72
です。
・各地域の高齢者率は考慮していないのですが、概して「老人人口」の多い地域は「死亡率」が低くなっています。
・「老人人口」の少ない地域は、「死亡率」が高くなる傾向にありますが、「参照比」は全体としては低くなっています。
都道府県:コロナ死亡数:老人人口 :参照比:全死亡比: 死亡率
(日本: 74669:36270:2.1:37.6:1097)
東京 : 8124: 3202:2.5:37.2: 894
大阪 : 8557: 2442:3.5:36.6:1036
神奈川 : 4335: 2376:1.8:34.7: 916
埼玉 : 4009: 2000:2.0:33.9: 943
愛知 : 4363: 1918:2.3:35.9: 940
千葉 : 3944: 1748:2.3:34.0: 970
北海道 : 4609: 1686:2.7:38.1:1222
兵庫 : 3908: 1608:2.4:35.8:1065
福岡 : 3205: 1445:2.2:36.9:1056
静岡 : 1408: 1099:1.3:38.2:1172
茨城 : 1300: 860:1.5:38.3:1140
広島 : 1373: 827:1.7:37.9:1129
・ (老人人口上位12地域の平均:2.4:39.6:1040)
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沖縄 : 1016: 339:3.0:35.9: 849
石川 : 523: 338:1.5:37.6:1126
富山 : 324: 337:1.0:38.8:1262
和歌山 : 530: 308:1.7:42.4:1406
香川 : 626: 303:2.1:40.2:1278
山梨 : 421: 252:1.7:39.3:1232
佐賀 : 496: 251:2.0:40.3:1244
徳島 : 423: 247:1.7:40.5:1369
高知 : 602: 245:2.5:41.8:1460
福井 : 200: 236:0.9:39.1:1210
島根 : 304: 229:1.3:42.5:1449
鳥取 : 267: 180:1.5:40.6:1315
(老人人口下位12地域の平均:1.7:39.9:1267)
コロナ死亡数;生前死後を問わず、コロナ陽性と判断された死亡者数。
老人人口 ;65歳以上の人口(千人)。
参照比 ;(「コロナ死亡数]/[老人人口])X1000
全死亡比 ;([全死亡数] /[老人人口])X1000
死亡率 ;人口10万人当りの死因を問わない死亡数。
[参照比]の最高/最低; 3.5/0.9 =3.89
[全死亡比] 〃 ;42.5/33.9=1.25
[死亡率] 〃 ;1460/849 =1.72
です。
・各地域の高齢者率は考慮していないのですが、概して「老人人口」の多い地域は「死亡率」が低くなっています。
・「老人人口」の少ない地域は、「死亡率」が高くなる傾向にありますが、「参照比」は全体としては低くなっています。
・「全死亡比」は、「老人人口」の多少にかかわらず、あまり差がありません。
この表から、殆ど死ぬことのない若者を加えた「全人口」ではなく、例年の「年間総死亡数の90%が65歳以上」で、且つ必ず死亡する「老人人口」を母数に使用した方が死亡統計の精度も上がり、対策の的を絞りやすくなると思います。
「参照比」を見ると、「コロナ死亡数」と地域別の「老人人口」には相関性が無いと思われ、大阪(3.5)・沖縄(3・0)を、福井(0.9)・静岡(1,3)・島根(1.3)と比較し徹底的に検証する事で、「コロナ禍」或いは「コロナ対策禍」の問題点を炙り出すことが出来るような気もします。
ちなみに人口分布を見ると、島根・福井は全国平均に比して老人が多く、沖縄と大阪は少ないようです。つまり、老人比率が高ければ「コロナ死亡率」が低くなり、逆に老人比率が低い地域はコロナで死亡し易くなると言えます。
但し、「老人人口」が多い12地域の方が「参照比平均」が大きいので、「老人の人数が多ければコロナ死亡確率が高くなる」ようにも見えます。
ところが、「死亡率(死因を問わない10万人当りの死亡数)」は、「老人人口」が多い地域の方が小さくなっています。これが成立するには、老人が多ければそれ以上に若者も多くなる必要が有ります。これを逆に言うと、「老人人口」が少ない地域では若者も更に少なく、老人比率が高くなる傾向がある事になります。
老人比率が高ければ「コロナ死亡率(地域の全人口が母数)」も高くなると思われがちですが、「参照比(地域の老人人口が分母)」の値が分散している事から、「老人はコロナ感染で死亡し易い」とは言い切れない事を示唆しています。
「コロナ陽性判定された老人」の、特に「老人人口の多い地域」での、死亡原因は他にあるようにも思えます。
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