世界のコロナ統計で「ワクチン接種をすると死亡率が上がる」傾向が有る事は以前書いたのですが、今回は日本での「最近の接種率と陽性率の相関性」を考察します。
【全国の新規陽性者数等及びワクチン接種率】の2ページ「ワクチン接種歴別の新規陽性者数(4/25-5/1)」を見ると、例えば年齢区分が「12~19歳」では、
接種回数区分: 総数 :陽性者数 : 陽性率
未接種者 :2094217: 6013:287.1
2回接種者 :5677150:12246:215.7
3回接種者 :1143855: 902: 78.9
【全国の新規陽性者数等及びワクチン接種率】の2ページ「ワクチン接種歴別の新規陽性者数(4/25-5/1)」を見ると、例えば年齢区分が「12~19歳」では、
接種回数区分: 総数 :陽性者数 : 陽性率
未接種者 :2094217: 6013:287.1
2回接種者 :5677150:12246:215.7
3回接種者 :1143855: 902: 78.9
接種者全員 :6821005:13148:192.8
接種歴不明 : -:10732: -
未接種者 ;人口統計上の人数と接種者全員との差。
2回接種者 ;接種を2回だけした人(3回接種者を除く)。
3回接種者 ;3回目の接種をした人。
接種者全員 ;接種が確認された人(2回接種者+3回接種者)。
接種歴不明 ;調査票に接種歴が未記入の人。
[総数] ;(人)
[陽性者数];(人)
[陽性率] ;10万人当りの陽性者数。
で、「接種歴不明」の人数が非常に多く結論は出せません。また、「旅行中や医療目的の外国人」が含まれている可能性も有り、緻密に分類して公表すると「真実」が国民に知れ渡る為に、敢えて曖昧なデータを示していると勘繰りたくもなります。
それは兎も角、同様に全年齢区分の陽性率を表にすると(4月25日~5月1日)、
年齢区分 :未接種者:接種者
0~11: 322: -
12~19: 287:193
20~29: 214:133
30~39: 179:146
40~49: 111:109
50~59: 130: 58
60~64: 62: 40
65~69: 24: 29
70~79: 43: 20
80~89: 210: 22
90以上 :4120: 36
年齢区分;(歳)
未接種者;未接種者10万人当りの陽性者数。
接種者 ;全接種者10万人当りの陽性者数。
です。
理由は不明ですが「65~69歳」だけは「接種者」の方が陽性率が高くなっていますが、他の年代ではワクチン接種の効果は十分にあるように見えます。
ところで、90歳以上の未接種者に注目し「10万人当り1週間で4120人(実数は120/2913)が新規陽性者になる」と云う事は、半年で90歳以上の未接種者全員が陽性者になる計算です。若しも「陽性者」が全員「感染者」とすると、半年で全員が抗体を保有する事になり、パンデミックは既に収束している計算です。
おそらくは、「90歳以上の未接種者」は接種できない体調・体質で、他の人とは違う(例えば、医療検査が100%可能な)環境に暮らしていると考えられますが、詳しい説明が無いので良くは判りません。
「90歳以上の未接種者」が特殊な環境で生活しているのなら、その他の年齢層には援用は出来ないのですが、ここで日本人は全員「ウイルスに暴露する確率が同一の環境」で暮らしていると仮定し、また「PCR検査」に偏りが無く且つ確実に「コロナウイルス」を捕らえているとした場合の考察をします。
・日本人全員が半年でウイルスに暴露するが、その多くは直ちにウイルスを排除する為に、特に50~79歳は検査に引っ掛からない。偏見かも知れませんが、高齢者は所かまわず痰を吐いたり手を当てずにクシャミをする為に、ウイルスの排除が促進される可能性が有る。
・「接種者」は素直で感染対策に従う人が多いが、体質や制度を理由としない「未接種者」は倫理観(道徳感ではない)に乏しい人が多く、感染しやすい場所にたむろする可能性が高く「クラスターの検査対象」に成り易い。
つまり、児童や学生など「集団検査」の対象に成り易い年齢層や、何らかの理由で接種できない体質の持ち主、或いは「集団に成り易い」性格がある人が「PCR検査」の対象になる事で、「陽性者数」が増えるのではないかと考える次第です。
「健康な一般人」は、症状や特別な理由が無い限り「PCR検査」を受ける事は無いので、例え感染していても「10万人当りの陽性者数」に計数されることは無いと云う事です。また「接種済み」の人は、「未接種者」と比べて何かある度に「PCR検査」を受ける回数が少ない為に「陽性者」される確率も小さくなります。
当然、ウイルスに感染していても症状が無い人は、寧ろ「健康人」と言えます。これが「ただの風邪」の正体です。
自然抗体の有効性はよく知られていますので、米国疾病予防センターCDCの職員の約3%はワクチン未接種だそうです(大紀元時報日本版)。米国の専門家で権威が政治的にワクチン接種を推進した疑いがあります。75年間秘匿とするファイザー社の米国政府機関に提出した33万ページの資料の開示が裁判所命令で始まっています。最初の二万ページでこのことを知った上で言論統制した疑いがあります。。
倫理的かどうかというよりも科学的かどうかと表現すべきですよ(*´Д`)。
【参考資料】
ワクチンと感染では作られる抗体の質が異なることを発見
-変異型ウイルスに対するワクチン開発への応用に期待-
2021年7月15日 理化学研究所・東京理科大学
https://www.riken.jp/press/2021/20210715_3/index.html
倫理と科学を説明すると長くなるので、ブログ本体で書きます。