オメガねこ

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「公文書廃棄」 と 「焚書坑儒」

2019年12月14日 | ニュース
 支那大陸では、新しく成立した朝廷にとって不利になる書物や人物を排除する政策が幾度となく繰り返されてきました。この事実を最も良く表現したのが「焚書坑儒」です。それは秦王朝による思想弾圧事件で、「書を燃やし、儒者を埋める」の意味です。 

 中共も御多分に漏れず同じ事をしていて、支那大陸のみならず、日本の古本屋などから支那大陸に関する古文書を買い漁り、中共にとって不利になると思われる書物を処分しています。現在も「焚書坑儒」は継続していて、日本の図書館や本屋から特定の書物が消え続けているそうです。公立図書館では「サヨク系」の本が目立つのも、そのせいかも知れません。

 「焚書」なら人の記憶によって復活する可能性は有りますが、「坑儒」の場合は政権に不都合な人物が直接消されるので取り返しはつきません。ウイグル人やチベット人の行方不明者が多くいる事を、ネットでは知ることが出来ますが、テレビや新聞で知ることが不可能に近いのも、新種の「焚書」と言えるかもしれません。

 沖縄で首里城(戦前は沖縄神社)が全焼して、多くの歴史的資料が失われたと思いますが、その件に関する報道を探してもなかなか見つかりません。私は沖縄に行った事が無いので、消失したと思われる資料が本物かレプリカなのかも判りませんし、別の安全な場所に保管されているのかも知りません。知らなければ、最初から無かった事にされてしまいます。

 「報道しない事」は、知らない人にとっては「無かった事」になります。「公文書の廃棄」は廃棄されたと云う事実の記録が残っているので、在った事だけは分かります。「報道しない事」は「焚書」と同様に「知っている人」を探し出さなければならず、更に「捏造報道」された場合は「坑儒」と同様に「知っている人」を見つける事すら出来ません。

 最近では国会で、法律で定められた手順で「公文書の廃棄」が為された件について、まるで「焚書」されたかのような追求が行われていますが、逆に法の意義に反して「免責特権」を利用した国会議員が、国会で毎日新聞の「捏造記事」をネタに民間人を貶め、排除しようとする策略が行われています。この民間人は政府の国家戦略特区ワーキンググループ座長代理で、既得権益者にとっては都合の悪い人物です。既得権益者側の「裏政府」によって「坑儒」されない事を祈るばかりです。



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