オメガねこ

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「脳」 と 「体」

2022年06月29日 | 雑感
 「脳」が「体」を動かしているのか、「体」が「脳」を動かしているのかは「脳」に訊くしか無いのですが、「脳」が素直に答えてくれるとは限りません。これは、他人に限った事ではなく、自分自身の「小脳(本能)」の記憶を「大脳(意識)」が訊いても答えてくれないので、非常に厄介な問題です。

 経済学者や政治評論家が「日本の経済界はSDGsバッジを付けているだけで環境に対する危機意識が足りない」「行動が必要なのです」などと、
暑い日に背広ネクタイやハイネックで涼しげに鼎談している姿を見ると、「脳」が「体」を動かしているとは思えません。

 矛盾を矛盾とは考えず、偉そうな顔をして分かったような話をするのは、「脳」が考えているのではなく、「暑い日にはエアコンで冷やし、冷えすぎた時は厚着をする」事を「体」が覚えているだけであり、とても「脳」による指令とは思えません。

 それでも、「脊髄」を「脳の一部」と考えると、「脊髄反射」のように「脳」の指令で「体」が動かされているとも見えるのですが、「脳」を取り去った「体」の一部に刺激を与えると反射的に動くことが確認できる事から、必ずしも「体」を動かすには「脳」を必要としないことは、高校に通った事のない私でも、蛙の解剖で知っています。

 「口」は「体」の一部なので、ウソを喋るには「脳」は必要不可欠であり、この場合は確かに「脳」が「体」を動かしているとも言えます。但し、「息を吐くように嘘を吐く」場合は、脊髄反射なのか「脳」が指令を出しているのかの判断は難しく、つい騙される人もいるようです。

 騙されるとは言っても、喋っている当人も「脊髄反射」の場合は大脳を介していないので、騙しているという意識は有りません。これは精神障害の一つである
「作話症」の場合も有り、非難すると逆に訴えられる可能性が有るので注意が必要です。

 それでも「作話症」で金儲けをし、それに騙された人が損をするのを見るのは、他人事とは言え気分の良いモノではありません。

 ところで、「脳」と「体」の話に戻りますが、・・・・とは言っても、余りにも腹が立ったので、何を言おうとしたのか忘れましたww

 知らない事や忘れた事を素直に「知りません」「忘れました」と言えることが、「作話症」に罹らない為の「脳」の仕事だと思うので、「脳」が機能している私は「作話症」で無い事は確かなようです。




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