「ＩＯＣ」 と 「ＤＳ」

　「ディープステート（ＤＳ）」を「超国家」と訳すなら、中国共産党（中共）はシナ大陸の複数の国家の上にある組織なので「超国家」とも言えますが、単なる「泥棒集団」に対する名称としては不適切です。

　「中共」の支配地域は、「満州」「南モンゴル」「東トルキスタン」「チベット」と、元々は漢民族が支配していた所謂「中国」と云う地域です。これらを合わせて「支那大陸」と云うのですが、中共はこの「秦」に由来する「Ｃｈｉｎａ」を日本語で「シナ」と呼ばれる事を嫌っていて、マイクロソフトにも圧力をかけ、【ＩＭＥ・単語の登録】で〔単語：支那〕〔よみ：シナ〕と登録しなければ変換されません。

　こんなケチな組織を「超国家」と呼ぶと、こちらが恥ずかしくなるので私は使わないのですが、「ＤＳ」を「超国家」と訳すのにも違和感を感じます。何故なら「ＤＳ」は現実の国家を支配している証拠もなく、既存の国家を利用しているだけであり、国家を超えた存在ではないからです。

　「ＤＳ（deep state）」とは、その英語の意味から「深層国家」と、訳した方が解りやすいと思います。勿論「闇の国家」のように、その存在は隠されている訳でも無く、トランプ大統領ですら公式に「Ｄeep state」と発言しています。但し、暴力団を「闇勢力」と云うが如く、「闇国家」である事は確かです。

　「ＤＳ」を陰謀論で片付けようとする事自体が「陰謀論」であり、世界的な金融マフィアと理解する事で、その対処は可能です。

　国家は、基盤構造（領域・インフラ）の上に社会構造（国民生活）が乗っていて、層を成しています。「戦勝国連合（通称、国連）」は、本来は世界の独立国家の主権を認めた上での「下層構造」であり、決して「国家を超えた組織」ではありません。

　「ＤＳ」は、国連を最上層に持ち上げて世界の法体系を整え、自からは「深層（国家基盤層の更に下の基盤層）」から制御しようとしています。「深層」とは言っても、実際には誰からも見えているのですが、単に「概念」として理解し難いだけであり「陰謀」でも「陰謀論」でもありません。つまり、「深層構造」とは「世界の金融資本構造」のことです。

　「日露戦争」や「露宇戦争」を含む世界の戦争は世界金融資本によって成立し、その金融資本の多くは「ユダヤ人」が担っている事は、誰もが知っている事実です。

　スポーツゲームに例えると、選手（戦闘員）が戦い、観客（民間人）が楽しむ代償に入場料（税金）を支払います。他にスポンサー（軍需産業）がいてゲーム（戦争）が成立します。

　これが、総合的な世界競技大会（大戦）になると、世界競技連盟（国連）でも制御不能になり、これを統治する専門組織であるＩＯＣ（ＤＳ）が必要になります。

　この「スポーツゲーム」を「金融ゲーム」に替えたのが「国際金融資本（ＤＳ）」の正体で、オリンピックが「平和の祭典」と言われるのと同様に、世界の金融システムが統一される事で「平和の構築」に役立つと信じているようです。

　但し、「オリンピック」でカネ儲けの話をすると「オリンピッグ（五輪豚）」呼ばわりされるのと同様に？、今のところは「金融ゲーム」に参加したり応援すると下品と思われる可能性があり、地球人口の「９９％の貧乏人」が見て見ぬふりをしている事から、残り「１％の富裕層」が好き勝手な事が出来ると思われます。

　世界がカネで動いている事を理解し、これに惑わされなければ世界の支配構造を変える事が出来るかも知れません。民主主義国家では、貧富に関係なく「一人一票」が保証されているので、国民が政治に参加し、票をカネで売らなければ、「ワンワールド構想」を阻止できると思います。