今回から私のブログでは、細胞を持った「生物」を「生命体」と書き、この「生命体」と「活性ウイルス」を含めて「生き物」と書きます。但し、「不活性ウイルス」は「生き物」ではなく「モノ」ですが、再活性化すると「生き物」になります。
人類の「進化」は、「ウイルス(感染)」のお陰と思っている私にとっては、「自然発生ウイルス」は人類の恩人にも思えます。若し、この世にウイルスが存在しなかったら、ヒトは誕生しなかったと思います。
「ウイルス」は個々に存在しているように見えますが「未知の意志で結合している宇宙生物(の一部分)」である可能性も否定できませんし、または地球上の「生命体」から分離独立した「生き物」であるかも知れません。現在の科学では、「ウイルス」が生物かどうかの議論も有りますが「自分の複製」を作ることが出来ることから、最小単位の「生き物」と言っても間違いではないと思います。
適応した環境下で自己増殖する「無機結晶」や「ウイロイド」は別にして、「ウイルス」が地球で最初の「生き物」だとしたら、自ら細胞膜を着ることに成功した「ウイルス」が「バクテリア」になり、「バクテリア」が粘着性を得て「多細胞生物」になり、有性生殖機能を得た「多細胞生物」が「動植物」になったと考えられます。
ヒトの細胞は細胞分裂で増え、細胞分裂は進化の過程で獲得した増殖手段である「無性生殖」の一種で有るのと同様に、ヒトの細胞内の構造も過去の「進化過程の痕跡」を残しています。ヒトの細胞は200種類ほど有るとされていますが、元々は一種類のES細胞が、体の場所や機能に合わせて分化したものです。
ところで、「ウイルス」が誕生したころの地球は酸素濃度が5%以下と低く、5億年ほど前から酸素濃度が高くなり、今では20%です。酸素が嫌いな「ウイルス」が、酸素から逃れるために自ら膜を作ってバクテリアに進化したようにも思えますが、ずる賢い「ウイルス」が多細胞生物に憑りついて、憑りついた細胞を他の細胞から分離する事で、バクテリアに進化したのかも知れません。
若し「ウイルスや細菌」が、共生と思わせる策謀により宿主に憑りつき「生命体」として「成長・進化」しているとしたら、成長し尽くした共生細菌は、一斉に細胞から脱出して独立し、更に細胞膜も脱ぎ捨てて「ウイルス」に戻るかもしれません。
二酸化炭素が嫌いな環境テロリストの力で、地球の酸素濃度が今よりも濃くなった時は、酸素が好きなミトコンドリアは人間の細胞から飛び出して独立し幸せに暮らすかもしれませんが、人間の細胞は生体機能を失い死滅します。
ウイルスが生き延びる為に、バクテリアで我慢するか、更に多細胞生物に共生するかは、環境次第です。海の塩分ですら、干上がると結晶に「進化」し、水分が増えると溶液に「進化」します。これは常に可逆的です。
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