オメガねこ

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「科学的共産主義」 と 「日本国憲法」

2021年11月11日 | 法律
 憲法前文は「高い理想を掲げているだけなので・・・あまり意味が無い」と言う人もいますが、「前文は、憲法条文の趣旨」であり、各条文の解釈はこの趣旨に従わなければなりません。

 日本国憲法前文
日本国民は、・・・、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、・・・、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、・・・、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。


 日本国憲法の原理は「人類普遍の原理」と書いてある事から、これに反する「他国の憲法や法律」も排除されます。これは傲慢の様にも思えますが「日米合作の憲法」なので、戦勝国代表のアメリカの主張でもあり、敗戦国の日本は反論のしようが有りません。

 日本が中共の憲法を排除したと云う話は聞いた事が無いので、恐らく「中華人民共和国憲法」も、人類普遍の法則に則っていると思いますww

 日本とアメリカの思想では、如何なる国の如何なる法律でも、「日本国憲法に反する法律は、人類普遍の原理に反する法律」となり、憲法絶対主義を標榜していると言えます。

 ところが、もう一つ「同じ趣旨の、別な主義」があり、それは「科学的共産主義」です。一見すると両者は「対立的」ですが、その要旨は同じです。それは、「科学は人類普遍の原理」であり、科学に反する法律は人類の普遍性に反すると云う科学絶対主義です。

 その一つにソ連のルイセンコが提唱した科学的原理である「共産主義下での小麦は良く育つ」と云うモノです。それは、ダーウィンの進化論(自然選択説)を否定し、「自然協力説」を証明しました。

 共産主義では唯物論が絶対的に正しいので、人間も「唯のモノ」でしかありません。支配者も例外では無く、最も栄養が必要な「頭脳」である支配者と、「頭脳」の指示で動く「細胞」で構成されます。

 見た目には「自然協力」は失敗したように見えますが、それは、自然の一部である「人民」が協力しなかったからであり、当然の結果として多くの「人民」は廃棄されました。非協力的な学者の多くも粛清され、「自然協力が無ければ生産性は上がらない」と云う「否定の証明」の反証として「自然協力説」は証明されました。

 「科学的共産主義」と同様に、憲法に書かれている「人類普遍の原理」が正しいかどうかは、「諸国民の協力がなければ、日本国民やアメリカ人民が消滅する」事を証明すれば分かります。その時には「福利を享受する対象」も存在しなくなるので虚しいのですが、自ら招いた結果なので受け入れるしかありません。

 「科学的共産主義」も「日本国憲法絶対主義」も同様に非科学的なので、私は否定しますが、
「ξ氏とΞ氏」がクセ者で両者ともに「共産主義と日本国憲法」を死守しようとしています。

 つまり、日本の民間人を殺戮したアメリカが提案し、日本が受け入れた日本国憲法は、「共産主義下で日本人を統治する」には最適な憲法と言う事です。



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