オメガねこ

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「コロナ自壊説」 と 「ワクチン接種時期説」 ①

2021年11月12日 | 科学
 何やら英国在住の免疫学者が「コロナ死滅・自壊説」を有害だとして批判しています。その理由は、

① ウイルスが「ある時点で増えなくなる」のならば(ウイルスは細胞に感染するのであって人を区別しないのであるから)各個人の中でも増殖は制限されることになる。そのようなウイルスの感染性は減弱するので、増殖効率・感染効率が高い元のデルタの流行を置き換えられない。

② 仮に都合よく「弱くなった」ウイルスが旺盛に増えるのならば、そのようなウイルスは流行性を保っているのだから、流行自体は収束しない。

 「①の否定説」に対する反論は簡単に説明できますが、チョットその前に「コロナ死滅・自壊説」を私は支持していない事だけは言っておきます。コロナウイルスは生きてはいないので「死滅」する事は無いのと、「自壊」するのではなく「増殖出来ない変異株」になる可能性を支持しているだけです。

 例えば、空に浮かぶ雲は気温が下がり湿度が高くなると成長します。これを、文学的には生きていると言っても良いのですが、科学的には「生きている」とは言いません。当然、水滴が成長し環境が整えば雨を降らせ雲は消滅しますが、これを「自壊」とは言いません。単に「自然現象」と言います。

 「武漢ウイルス」の場合は、人工的な「キメラウイルス」の可能性が高く、当初は「自然現象」とは言えない振る舞いをしたようですが「自然の驚異」には成す術が無く、間もなく「普通の風邪」に先祖返りしました。

 この先祖返りした「都合の良いウイルス」は、強い感染力は有るが増殖はしないので、病原性が(殆ど)無いという事です。勿論、人間にしてみれば異物なので「花粉症並みの病原性」は有っても不思議はなく、何らかの症状が出る場合も考えられます。

 当該免疫学者の様な「有りがちな反論」が出る事が予想されたので
「エラーカタストロフ と ウイルス干渉」でも書きましたが、それは「どんなに変異を繰り返しても、その変異が理由で『他の変異前のウイルス』が自律的に消失する事は、統計上あり得ないからです。変異が確率に従うのなら、変異しないウイルスも確率的に共存します。」と云う事です。

 「ウイルス干渉」は、自然現象を上手く説明していて、感染しやすい部位に感染力の強いウイルス(病原性は無い)が先に付着し、病原性の強い(感染力は弱い)ウイルスを寄せ付けないと云う説です。

 「②の否定説」に対する反論
は、上記の説明に内包されていいるので省略しますが、「PCR検査」の異常性が混乱の元になっています。それは、「ウイルスの付着と感染(或いは罹患)とは、全く違う」と云う事で、これを理解していない人には説明は無駄と言えます。

・ウイルスの付着;宿主細胞の受容体以外に取り付く事。
・(無症状)感染;宿主細胞の受容体に取り付く事から始まり、細胞内に入り込む迄。
・(有症状)感染;宿主細胞内に入り込み、増殖を開始する。
・ウイルス症罹患;増殖したウイルスが、同一体内に拡散する。
・感染拡大   ;    〃    、体外に放散する。

 つまり、増殖はしないので「流行は収束(終息ではない)する」事になります。そして、運悪く「都合の良いウイルス」に被ばくしなかった人は、病原性の高いウイルスに感染し罹患する確率が高くなります。

 幼稚園卒の人から頼まれて、高校に通った事のない私がここ迄長々と説明したのは、「免疫学者」を自認している人なら理解可能だと思ったからです。
 
 以上は、科学の話であり異論を否定するものでは無く、単に「説明可能な説」を説明しているだけです。

 信じるか信じないかは自分次第です。



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