オメガねこ

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「ウポポイ」 と 「首里城」

2020年08月15日 | アイヌ
 歴史上5度目の「首里城焼失」は2019年10月31日でした。火災の検証結果が発表されたかどうかは判りませんが、消火設備などの「消防法に違反する改造」が有ったように記憶しています。但し、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたのは「首里城跡」であり、実際に焼失したのは1992年に新しく復元?された「中華風正殿とその周辺」です。

焼失した「首里城」の場所に、戦前には(旧)国宝として
「沖縄神社社殿」が建っていましたが、戦災と大学建設で完全に破壊されたようです。1960年になって「沖縄神社再建運動」が起こりましたが拒否されたため、弁ヶ嶽の隣に再建され、今回の焼失から免れる事が出来ました。

火災の原因は特定されていないようですが、複数の「消火設備の不備」が見つかっています。また、当時は正殿の「改修工事中」で、分電盤から安全ブレーカーを通さずにコンセントが取り付けられていて、そこに延長コードが接続されていたようです。

同じ年の4月15日には仏国の「ノートルダム寺院」も大規模火災が発生し、屋根の尖塔が崩落しました。原因は「改修工事」による火災の可能性があるとされています。

話は変わりますが、「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が2020年7月12日に「開業」しました。そこの主要施設である
「国立アイヌ民族博物館」を含む消火設備は、一般の「消防法」とは違う手法で構築されているようです。私は「消防法」には詳しくないので多くは語りませんが、身近な例を言うと、北海道の一軒家の多くには灯油500リットル程を貯蔵するホームタンクが各家庭に設置されていて、タンクに接続する配管部分を金属製の網で覆うように「消防法」で義務付けられています。この接続部分にはコックが付いていて、緊急時には送油を停止することが出来るのですが、実は、この防護網のせいでコックを回す事が出来ません。

消防法を守って自宅の焼失を見過ごすか、消防法を無視して緊急時に灯油を停止できるようにするか迷ったのですが、折衷案として「金網のコック部分だけを切り抜いて」コックを廻せる様にしました。但し、これが「消防法」に違反するかどうかは判りません。通常の「消防法」も怪しいのに、特例で許可した防火設備による火災が起きない事を祈るばかりです。

それは兎も角、国立の「国立アイヌ民族博物館」が「国立 アイヌ・民族博物館」なら、和人の作った「OK印の間切り」や「日本刀」「漆器」等を展示するのは構わないのですが、「国立 アイヌ民族・博物館」なら、アイヌの人々を小バカにしたトンデモナイ展示物です。また、この地域には放置された
「ポロト稲荷大明神 社(明治元年建立)跡地」もあり、不吉な予感もします。



2 コメント

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Unknown (japon2680)
2020-08-15 22:26:47
いつもお世話になっております🙇‍♂️
わたくしも首里城の件とアイヌ関連施設の件には疑問を抱いておりましたが、限られた時間の中で深く調べることができておりませんでした。
解説いただきましてありがとうございました☺️
この先は自身で考えてまいります。
厚く御礼申し上げます🙇‍♂️
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Unknown (yk-soft-85)
2020-08-16 13:24:10
japonさん、コメントありがとうございます。
調べて新事実が分かった時にはブログUPをお願いします。
楽しみにしています。
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