北海道には元々縄文人が先住していて、そこに11世紀ころシベリア由来の大柄の民族が侵入してきて縄文人との混交がすすみ、結果として残ったのが「アイヌ民族」の先祖である可能性が高いと思います。 「アイヌ」は「良い人」と云う意味で、「ウェンペ」とは「悪い人」と云う意味です。
ここからが「コロポックル(伝説)」の始まりで、「大ガラの樺太人」と「中ガラの縄文人」、「小ガラな縄文人」が登場します。「コロポックル」は「フキの葉の下の人」と云う意味で、「シャモ」は「隣りに住む人」と云う意味です。
★ コロポックル物語 ★
昔々、蝦夷と云う地が有って「縄文人」が平和に暮らしていたそうナ。そこへ「樺太人」がやって来たトサ。
先祖代々、縄文言葉を話していた「お・も・て・な・し 縄文人」は、大ガラな「樺太人」を快く受け入れ、仲良く暮らしたそうナ。
しばらくして蝦夷には、大陸由来の「樺太人」が大勢移住してきて、良い土地が手狭になってきました。大陸由来の「樺太人」は戦略家で、「縄文人」を「小ガラ民族」と「中ガラ民族」に分断し、お互いに憎み合うように仕向けたそうナ。
大きくて力のある「樺太人」は「小さくて心の優しい縄文人」を「コロポックル」と名付け、「普通の体格で樺太人には目障りな縄文人」を「ウェンペ」と名付けたトサ。
「樺太人」は「ウェンペ」の狩猟の先回りをして獲物をたくさん捕り、その獲物の余った一部を「コロポックル」にプレゼントしたので「樺太人」と「コロポックル」は大そう仲良くなったそうナ。
これを知った「ウェンペ」と「コロポックル」は険悪な雰囲気になりましたが、元々は縄文人なので争いごとは好まず、「コロポックル」は北東の方に、「ウェンペ」は南西の方に別れて暮らすようになったトサ。
「樺太人」による「縄文人同士の戦争による絶滅」と云う作戦には失敗しましたが、分断工作によって、蝦夷地の大部分を占領する事には成功した「樺太人」は、ここに「良い先住民族」として安住の地を得たそうナ。
「良い先住民」は、「シャモ」が使っている文字や言葉が蝦夷地に広がると、その支配体制が崩壊すると思い、文字の使用を禁止し「良い言葉」を標準語として拡めたトサ。
南へ移った「ウェンペ」は「シャモ」と再同化し、東に移った「コロポックル」はラワンブキの里で「普通の人」として今でも静かに暮らしているそうナ。
「良い先住民」は、「昔に悪さをした人」でも、誰でも「自分は良い人です」と云えば「良い先住民族」に成れる様に、「良い先住民協会」を作るほどの心の優しい人達になったそうナ。
この「やさしさ」に感動した「シャモの酋長」は、「良い先住民協会」に金銀財宝を与え、お互いに益々「ふところ」が温かくなったそうナ。
★ めでたくもあり、めでたくもなし ★
注)。この物語は単なるフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。若しかしたら、「実在してはいけない組織」とは関係があるかもしれませんが、良く分かりません?
小平次と申します。
この度ご投稿された
★ コロポックル物語 ★
『フィクション』ではなく、完全に『ノンフィクション』だと思います
テレビとうさんさまのご慧眼にいつも敬服いたしております
ありがとうございました
万が一、これがノンフィクションだとしたら犯罪だと思いますが、酋長会議で「金銀財宝の引き渡し」を満場一致で決めたのは、どうなんでしょうかね?
ここまでの話は知りませんでした。
テレビとうさんさまの記事はいつも興味深く読ませていただいております。
「木彫りの熊」の技術は、大正時代にシャモがアイヌに「押し付けたモノ」です。
アイヌに謝るべきかもしれません。「心優しいアイヌ」なら、許してくれるかも?