テレビとうさん

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「培養ステーキ」 と 「脳無し動物」

2021年08月03日 | 雑感
 「がんもどき」が代用食品と言えるかどうかは判りませんが、

 がんもどき⇒植物肉⇒培養ミンチ肉⇒
培養ステーキ肉⇒培養動物⇒?

 「能無し人間」は役に立たない人を意味しますが、「脳なし人間」の場合は、バカな人なのか実際に「脳」が無いのかは判りません。「脳」が無い人を「人間」と呼べるかどうかも判りませんが、脳の機能が失われて「脳死」した人を「植物人間」と言っても、今の所は「人権侵害」とか騒がれないようなので、人権派は「植物人間」には人権が無いと考えているのか、「人ではない」と解釈しているように思われます。

 なので、ここでは実際に「脳が無い人」を「脳無し人間」と書きます。但し、「意識の無い脳」の場合で、胃婁などにより強制延命(治療・保存)されている患者はあくまでも「植物人間」です。

 自分の細胞を培養して、自分の筋肉や内臓を「製造」した場合、それは実際に「自分の体に保有している臓器」と同じ遺伝子を持っている事から自分の一部とも言えるし、自分から離脱した「髪や垢」と同様に、所有権は無いが処理する義務・権利は付帯しているとも言えます。

 科学が発達(?)して、臓器製造器や移殖機が家電として普及した時に、皮膚や筋肉程度なら化粧品の進化形と解釈できますが、「脳」が培養され移殖されたた場合、「メモリーの進化形」なのか、もう一人の自分なのか判断は難しくなります。

 ヒトの脳が「記憶」する事は理解できるのですが、「思考」に関しては理解不能です。例えば、大容量メモリーチップに人と同じ「記憶」を保持しても「思考」に至るかどうかは判りません。人間が計算する行為は「計算方法を記憶」しているからと思われるように、「思考」も「思考方法が記憶」されていると考えられますが、これらの「全ての記憶」を「複写」する事によって「ICチップ」が思考力を持つとは思えません。

 良くは判りませんが、現在の「人工知能(AI)」はヒトの能力を超えていると言われています。それでもAIが「(自由)思考」をしているようには見えません。「ヒトの脳」と「AI」とには大きな違いがあります。それは「脳」は記憶を失うが、「AI」の記憶は原理的に失う事は無いと云う事です。若しかすると「健忘症のAI」を造れば、自ら「思考」を始めるかも知れません。

 それなら「AI」で有る必要が無いので「人工脳」の開発は諦めて、脳の無い「培養人体」を開発すれば、「自分の脳」が機能している限り「代替人体」を利用して、自分が生存し続ける事は出来るかもしれません。

 「牛・豚などの培養ステーキ」が開発され、販売されそうですが、「培養人体ステーキ」の場合は微妙です。「人肉」が美味しいかどうかは判りませんが、飢えをしのぐには役に立ちます。なにせ、「脳無し人体」はヒトでは無いので、当人が「ヒトでなし」の場合は道徳上の問題は生じないと思われます。

 「ニコイチ」「サンコイチ」の生体間臓器移植が行われている地域で冬季五輪が行われようとしていますが、多くの「選手」「企業」、「人権派」ですらダンマリです。これは、多くの人が「ニコイチ」でも、道徳的には勿論の事、倫理的にも問題は無いと解釈している事を示しています。

 「脳のある動物」をトサツして食料にするよりも、培養肉を利用する方が動物愛護の観点から良いようにも見えますが、そうすると逆に、家畜としてでも生まれる事が出来たはずの生命が、その運命を閉ざされる事になります。

 「人間が不要と思う生物は、生まれる必要は無い。」

 「出生前の遺伝子診断で、不要と思われる胎児は生まれる必要は無い。」

 或いは、その逆も進行中で、科学がどこまで発達すれば気が済むのか判りませんが、私はそろそろ潮時だと思います。




2 コメント

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Unknown (sekoisyougioyaji)
2021-08-04 04:10:50
培養肉の真の狙い!

食人に対する抵抗感を無くす。

人類CCCP化計画

なんてことは想像してはいけない。
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Unknown (yk-soft-85)
2021-08-04 07:06:04
危なく想像していまうところでしたww
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