テレビとうさん

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「ウイルス種」 と 「ワクチン種」

2021年07月15日 | 雑感
 新しい変異ウイルス種が誕生した場合は「変異種」と言い、その特徴を残し一部が変異した場合は「変異株」と言います。一部変異前の変異種は「従来株」と云うようです。変異株の場合は、例えば最初にインドで変異が確認された場合は「インドで変異が確認されたデルタ株」と言いますが、「変異種」の場合は、例えば中国で最初に「新種」が確認されても「従来株」と言い募る必要があります。

 せめて、新種なのだから「中国で発見された変異前の新種ウイルス」と言わなければ、最初に発見した栄誉が失われます。良くは分かりませんが、例えば、中国で最初に「新種」作ったのなら言い難いのかも知れません。

 ビタミン剤などの注射を「接種」とは言いません。例え、疲労を予防するためにビタミン剤を注射しても「予防接種」とは言いません。この「種」は、皮膚に天然痘の「種」を植えて予防接種した事から、加工された病原体(種)を注射する事を「接種」と呼ぶようになったと思われます。

 現在では、病原体ではない(とされる)「mRNAワクチン」も接種と呼ぶように、これからは遺伝子治療の為の「遺伝子」そのものや、「元の遺伝子を改変する為の薬剤」に対しても「接種」と呼ばれると思います。

 数年前までは、ウイルス感染を予防するために「ウイルスの成分」を加工しワクチンとして接種したのですが、現在は人工的に「ワクチン感染」させる事で「ウイルス感染」に耐えられるる体を造ります。つまり、「人造人間」誕生の緒に就いたばかりと言えます。

 農作物に有害な雑草を防ぐ為に除草剤を撒くと、農作物も被害を受ける為に除草剤を改良するのではなく、その除草剤に耐えられるように農作物の「種」を改変し「遺伝子組み換え作物(種)」を開発しました。生産物の特性には影響ないとされていますが、忌避する人は多いようです。

 ウイルス感染を防ぐ為にワクチンを接種すると稀に被害者が出ますが、感染症による直接被害よりも副反応被害が少ない為に容認されています。そこで考えられるのが、被害を更に少なくする為に「ワクチン接種」に耐えられる「遺伝子組み換え人間(人造人間種)」です。本人ではなく、「種」なので次世代以降の子孫の話です。

 ウイルスが天然ならば、既存の手法による「ワクチン」でも効果が有るのですが、除草・・・もとい、除人民の為の「人工ウイルス」が将来?開発された時に備えて「除人民ウイルス」に強い「遺伝子組み換え人民(種)」を開発する必要があります。

 私には、いつ「人工ウイルス」が開発されるかは判りませんが、「人工ワクチン」の研究は進行中だと思います。当然、「人工ワクチン」の開発には「人工ウイルス」の臨床研究も欠かせないのですが、まさかそのような「非人道的な実験」を「平和を愛する諸国民」には出来ないと思います。

 それでも、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」では、「人工ウイルス」は無理でも、「人造ウイルス(キメラ・ウイルス)」ならば「人工ワクチン」の開発に利用できると思います。

 私には「従来株」が「人造ウイルス」であるか如何かを知る由もないのですが、「mRNAワクチン」は開発されました。当然ながら「mRNAワクチン」が「人工ワクチン」と言えるかどうかは分からないのですが、若しも次世代に何らかの影響が出たとしたら「ワクチン種」と言っても間違いは無いと思います。ワクチンは「接種」するので、ワクチンが「種」である事は間違いないと思います。

 また、農作物の品種を効率の良い単品種だけに絞る行為は危険とされているのと同様に、全人類に同じ医療行為をした場合、「生物の多様性」が失われ将来に禍根を残します。

 ウイルスに感染しない人間が誕生するのは嬉しいのですが、それでも、「F1品種」で無い事を祈るばかりです。自然に有り得る「F1(雑種第一代)」なら、次世代は先祖返りして元に戻る可能性は有るのですが、人工的な「遺伝子組み換え」の場合は、元の状態の再現性は保障されないと思います。それは、元の状態が不自然だからです。




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