「接種後の死亡」 と 「陽性後の死亡」 ①

　人間、生まれると必ず死ぬので「生後の死亡率（致死率）」は１００％です。この悲劇を防ぐには、生まれない事が重要なので「不妊治療（妊娠予防ワクチン接種？）」が必須です。反ワクチン派は、人の死ぬ悲しさを知らない「人でなし」の誹りを受けるかも知れません。

　世界（人口、約８０億人）のコロナ感染状況（2020～2022年の３年間とする）は、

　　項目　　：人数（万人）：一年当り（万人）
世界総死亡数：　－－－－　：１００００
総感染者数　：　６３５１４：２１２００
総感染死亡数：　　　６６１：　　２２０
接種延べ人数：１２８５６５：４２８５５
接種後死亡数：　　？　　　：　　？

注）
・ヒトの寿命を８０年として、人口変動が無いと仮定すると、ヒトは毎年人口の１．２５％（１億人）が生まれ、同数が死亡する。
・「感染者数」は、正しくは「陽性者数」。
・「接種延べ人数」は、重複を含む「総接種回数」。

です。

　人間、過去３年間にコロナウイルスに感染し、その後に死亡した率は１％（日本では０．２％）なので「生後総死亡率」の１／１００ですww

　これを年間で比較すると、

［年間生後死亡率］＝１．２５％
［年間感染死亡率］＝１．０４％

です。

　コロナ感染死の定義は「あらゆる死亡者に内、コロナ陽性が判明した場合」であり、老衰による死亡なども含まれるので「コロナに感染した方が死に難くなる」と推論できます。コロナ死亡者の年齢分布は、例年の統計死亡年齢分布に近似している事からも、この推論は作為的ではないと言えます。

　これは「統計のマジック」ですが、「ワクチン種後の死亡数」よりも良心的な推論です。

　「年間生後死亡率」の場合は、死亡年齢に偏りが有る事を除けば、人口に変動が無いと仮定して、否定しようのない事実です。

　「年間感染死亡率」の場合は、感染を理由に死亡する人の大半は、感染してから数週間以内、長くても数ヶ月で死亡するので、年換算するのは不合理かも知れません。

　「ワクチン接種者の死亡」は、接種後まもなく（数分後）、長くても数週間後までしか計数されず、これを「接種後の死亡数」として公表しているようですが、「接種後は死ぬまで続く」と考えるのが合理的と言えます。

　報道では、「感染者（正しくは陽性者）」に対して完治後も、後遺症を理由に「感染後の死亡」とすべきところを「感染者の死亡」として（一部）扱われているようです。一方、「ワクチン接種者」はその効果が６ヶ月（接種後２週間は除く）とされている事が理由なのかどうかは分かりませんが、短期間の「副反応（死亡例も含む）」しか対象にしていないようです。おそらく「接種後の後遺症」は無視されていると思います。

　「ワクチン接種の副反応」にしても、副反応が出るのは効果が有る証拠のような印象を与え、「副作用」の悪いイメージを隠しました。「mRNAワクチン」の主（正）作用は、ウイルスの特定部位（スパイク）を自分（宿主）の細胞が自らの成分で創り出して、特定の細胞免疫を獲得すると云うものです。これ以外に起因する症状は、過去の例では「副作用」になります。

　mRNAワクチンを接種して抗体を得ても、ウイルスのスパイクは変異しやすいので直ぐに効果は薄れます。それどころか、特定の獲得免疫はウイルスのスパイク部分の感染性を無効化し、解体処理するためにウイルス全体（ウイルス本体は活性のまま）を細胞内に取り込む為、難なく増殖を始めます。

　増殖を始めたウイルス（とは言っても宿主の細胞自体が増やしている）でも、ワクチンが有効なスパイクを持った増殖ウイルスはその場で破壊されます。ところが、変異し易さを利用して抗体に合わない変異株を放出し、放出された変異株は通常の免疫反応（ワクチンに依らない）で抗体を産生する為、殆どの人は（事実上の再感染による症状から）完治します。これが、ワクチン自体に害は無いとした場合の「ワクチン無用論」の理由です。

　一方、一度コロナに感染したワクチン無接種者はウイルスの変異とは関係なく、ウイルス全体に対応する抗体を保有しているので、再感染する確率は低くなります。「再感染確率が低くなる」とは言っても、ウイルスの付着自体は免れないので、「ＰＣＲ陽性者」となり「感染者の濡れ衣」を着せられます。