「科学」と「政治文学」

ドイツではアイヌ民族を、科学的に古代の白人の血を引く民族と考えているようです。或いは、そう見えるそうです。
この時の「白人」の定義は「北方系の白人で、北欧・西欧・東欧・北西ロシア 」に住む白人です。 南欧（イタリアやスペインなど）は「コーカソイド」には含まれますがドイツがこの時に言っていた「白人」に含まれていません。

確かに、「アイヌ」は元々北海道周辺に住んでいた「縄文人」と、そのオホーツク・ロシア東部に住む民族との混血もいるので、見る方向によっては「東ロシア系民族」とも「縄文系民族」とも言えます。しかし、後から進入してきたのは「オホーツク・ロシア東部系の民族」なので、「縄文系アイヌ」が先住民族と言えます。

これは、ドイツが２００年ほど前にプロイセン等の王国だった時に、「アイヌ人は日本人ではない。」と言って北海道を日本から切り離す為に「アイヌの外見上の特徴」を誇張して捏造された「政治的人類学」が原因のようで、今でもこれを信じているドイツ人がいるそうです。データを恣意的に弄くり回して「政治的に利用する」と云う、よく見られる手法です。

「科学的」に、遺伝子情報からアイヌ人が縄文人の末裔である事は明らかですが、世界では未だ知れ渡っていないようで、特に戦勝国連合（通称：国連）では「アイヌ民族は日本の先住民族」とされています。日本政府も「アイヌ民族は北海道の先住民族」であると国会決議され、正式に法律で宣言しました。

日本の政府上層部には、ＧＨＱによって洗脳機関にされた東大の卒業生が繁茂していて、「科学」を軽視し「政治文学」で社会を惑わそうとしています。
「科学」は「理論⇒実験⇒反証⇒実証⇒結論」などの手続きによって「正当性（≠正しさ）」を得ますが、「文学」は「思い付き⇒作品」によって直ちに「製品」になります。最近の報道番組もこの種の「製品」が多い様です。

「科学」は科学だけでは製品にならず、すぐには金儲けに繋がりません。「科学」の発展にはスポンサーが必要ですが、日本政府は「統計偽装」にも見られる様に「科学」を軽視しています。
「統計データは、こうあるべきだ。」と思い付き「政治文学」的な手法で、何の罪悪感もなく改変します。
「健康」「歴史」「財政」「税制」・・・等、様々な「ウソ」が一部の業者の金儲けの為に「政治文学的」に書かれ、「科学」を蔑ろにした政策が横行しています。

「科学立国」が「政治文学立国」に変貌しようとしています。