「憲法9条」によって守られてきた「中村哲医師」が、2019年12月4日にアフガニスタンの東部ナンガルハル州の州都ジャラーラーバードでテロリストに銃撃され、死亡しました。これに対して「9条信者」は「信心が足りなかったからだ」と言うかも知れません。それは「中村医師」がガードマンを付けていたからです。確認は取れませんが、恐らくガードマンは武器を持っていたと思われます。
報道によると「日本人(中村医師)を狙った犯行」だそうです。若し、アフガニスタン政府が「憲法9条」の存在を知っていて、その趣旨に従い警備を緩めていたのなら、アフガニスタン政府には責任は無く、死んだ「中村医師」も本望だったと思いますが、同時に殺された5人は可哀そうです。但し、ガードマンは職務なので仕方がなかったかも知れません。日本では「ノーベル平和賞に相応しいと言われた中村医師」の事が多く報道されていますが、巻き添えになった5人の事はあまり報道されていないので正確な事は判りませんが、人の命には軽重があるようです。
今まで、派遣された自衛隊のせいで巻き添えになった人の話は聞いた事がありませんが、自衛隊に危険が迫っても抵抗が出来ない為、現地人や他国の派遣隊を残して身を隠していたそうです。これは、臆病で隠れたのではなく、自衛隊は日本人か、自分自身の自衛しかできないので、敵に対して身を晒す事が出来ないからであり、自分が狙われると巻き添えになる人が出ても、救い出すことが出来ないからです。つまり、「憲法窮状」である事を示しています。
まき添えの5人は「憲法9条」の犠牲になったとも言えます。若し、自衛隊が護衛して同様の事件が起きたとしても、それは任務なのでまだ諦めも出来ます。また、自衛隊が世界標準の装備をして警護していたら、狙われなかった可能性もあります。普段は護衛として警備車両が別に2台付いていたそうですが、事件当日は単独行動であり、犯行組織は警備が手薄な事を知っていたとされています。「抵抗しないから事件が誘発された。」と言えます。
・・・「銃で押さえ込めば、銃で反撃されます。当たり前のことです。でも、ようやく流れ始めた用水路を、誰が破壊しますか。緑色に復活した農地に、誰が爆弾を撃ち込みたいと思いますか。それを造ったのが日本人だと分かれば、少し失われた親日感情はすぐに戻ってきます。それが、ほんとうの外交じゃないかと、僕は確信しているんですが。」・・・
「少し失われた親日感情」とは何を意味しているのかは正確には判りませんが、「自衛隊の派遣」の事を指していると思われます。報道によると、「日本人が造った用水路」の工事に対する不満が住民にあり、その関連性も調査中だそうです。若しかすると、この不満を利用した「安倍の陰謀」と、言い出す人が出てくるかも知れません。
本当にいつになったら憲法窮状が機能する憲法9条になるのか。‟安倍首相をつぶせ”を目的にしている議員輩がいる限り、‟桜なんとか”で国会審議が終わる。‟無駄なことをしてるぜ、馬鹿どもが”なんです。