オメガねこ

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「インフルエンザ」 と 「コロナ」

2020年09月30日 | 医学・健康
 「東京都医師会の感染症危機管理対策協議会」は2月13日に、新型コロナウイルス感染症の感染力、重症度、診断、治療について公表しましたが、現在は見つけることが出来ないので、概要だけを書くと、
(追記:
スクリーンショットが見つかりました)

① 感染力はインフルエンザと同程度と予想。
② 重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想。
③ 現時点では確定的な診断方法と治療薬は無い。
④ 感染しても多くの人は症状が出ない。
⑤ 少し長めの呼吸器症状で完治すると予想。
⑥ 肺炎になった患者さんへの治療法は、他の肺炎治療と大きくは変わらない。
⑦ 標準的な感染症予防策で十分。

だそうです。これを聞いた人は「いつもの風邪」程度と解釈すると思います。

*** 「武田邦彦氏の動画」も参照 ***

 これなら、安倍政権による「中国人の入国制限」が遅れたのも止むを得ないかも知れません。それでも今の所は「結果として例年のインフルエンザ以下」の流行で済んだところを見ると、東京都医師会の発表は日本に関しては「結果として正しかった」事になります。

 ところが、世界の状況は過去のインフルエンザ以上の死者が出た(と報道された)為に、緊急事態宣言を出して現在に至ります。「武漢コロナ」は未知のウイルスだったので止むを得なかったかもしれませんが、今では、通常の「風邪感染症」の20~30%を占めるとされる「コロナ風邪」の少し強力なタイプだったと言えます。

 「武漢肺炎」の重症化率が高いのは、武漢ウイルスに感染(陽性反応ではない)しても症状が出る人(患者数)が少ない為に、「重傷者/患者数」が大きくなるからです。通常のインフルエンザの場合は、感染すると症状が出やすいので患者数(症状が出て医者に掛かる人数)が増えて、結果として重症化率が低くなります。

 実際に、日本の場合は「インフルエンザ」による超過死亡数は1万人ほどいますが、患者数も1千万人ほどいて、重症化率や致死率(0.1%)が小さく現れます。今回の「武漢肺炎」の場合は感染者数(陽性者数)が8万人で、死者数は1500人なので致死率は1.9%(超過死亡率ではない)と高くなっていますが、未確認感染者も加えると、恐らくインフルエンザ並になると思います。

 東京都医師会が2月13日の時点で「今回の新型コロナはインフルエンザ並」と言っていて、8月になって「2月の発表は正しかった」と言っています。報道機関は2月の医師会発表を報道しなかったので「不安症による被害者」が「武漢肺炎による被害者」を上回った可能性もあります。

 近年、誤嚥性肺炎で死ぬ人が増えているようですが、若しかすると「インフルエンザの後遺症」かも知れません。「武漢肺炎」での味覚障害が取りざたされていますが、実は「インフルエンザ」でも同様の「現象」が起きていて、「知覚神経障害」を起こし「誤嚥性肺炎」の原因になったとも考えられますが、これは「武漢肺炎」の様に「話題にならなかったから統計処理されなかった」と思われます。

 神経症を除けば、味覚障害の多くは嗅覚障害から来ると思われ、それは「鼻水」が嗅覚神経を覆うからではないかと私は思っています。当然、喉にも粘液(痰)が異常(正常?)に発生し「誤嚥」の原因になる事も考えられます。飲食物に拘わらず、自分の唾液や粘液が細菌と共に気管に入り込み、誤嚥性肺炎に罹るかも知れません。但し、これが分ったとしても「武漢肺炎による死亡者」になるかどうかは判りません。

 医療体制の整った現在での感染症対策は、「医療崩が起きない範囲内で、出来るだけ早く感染する(させる)事」です。この「感染させる」にはワクチン摂取も含まれますが、それもまた「医療体制」に含まれます。感染予防を「過度」にした場合、ウイルスが消滅しない限り長期にわたり「感染リスク」が残ることになります。「ウイルスによる死者」の総数は(時間的要素を除けば)確率的に同じですが、経済や精神的な損失が大きくなります。

 また、時間的要素を考慮すると、時間が経過するにしたがって「ウイルスの変異回数」が増え、獲得免疫の効果も減少します。「医療体制が許す限り」、ウイルスが変異を繰り返す前に「多くの人が感染」をして免疫を獲得するほうが、結果として被害総数を減らす効果が大きくなります。

 現在「科学的」に言える事は、日本ではワクチンと治療薬が有るとされている「インフルエンザでの超過死亡者は、毎年一万人」程度いて、今回の武漢肺炎での
「超過死亡者は6月時点で191~4577人(他の定義では319~7467人)」です。

 ここに書いた事は、あくまでも「武漢ウイルス」が自然の法則に則っている場合で、人工的に「意図的に作られた生物兵器」では無い事を前提にしています。

参考)2020年1–6月のFarringtonアルゴリズム(FA)およびEuroMOMOアルゴリズム(EA)に基づく推定超過死亡と過去の比較。

 年度     FA(人)      EA(人)
2017 2940~26890  299~17316
2018 3373~23095 1108~20862
2019 1317~14779 1023~19836
2020  191~ 4755  319~ 7467

(2020年の値は、2019年12月30日から2020年6月28日まで)




2 コメント

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Unknown (小平次)
2020-10-01 10:37:11
こんにちは!

『精神的な損失』

このお言葉頂きます(笑)

経済的損失はもちろんですが、この精神的損失の弊害が今後どのような時を経て、どのような形で出てくるかわかりません。

失うものの大きさと武漢ウイルスの脅威はつり合いがとれない…
ずっとそれを言い続けてきたつもりですがなかなか伝わらないもので…

ありがとうございました
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Unknown (yk-soft-85)
2020-10-01 13:01:58
小平次さん、こんにちは。
「精神的な損失」にも幾つか有って、「不安症」の様に本人に実害があるものと、「人間不信」からくる他人を傷つけるモノが有ると思います。但し、私の廻りには「マスク着用のお願い」くらいしかありません。当然、発病者は疎か、感染者すら見た事がありません。
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