オメガねこ

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「体の記憶」 と 「心の記憶」 ①

2023年11月20日 | 科学
 生物の「体」は保守的ですが、過去を認めて少しづつ変化していきます。ヒト以外の生物に心が有るかどうかは分からないのですが、「心」は革新的で過去を否定しがちです。以下は「ヒト(ホモサピエンス・サピエンス)」に関する考察です。

 ここで言う「体」とは、「遺伝子の記憶(構造)」によって作られる、脳を含む実態を言います。当然ですが、局部を切り取り「体」を変形させても、遺伝子は体に合わせて変化しません。また、脳の「神経細胞(ニューロン)」の核にある遺伝子も保存されたままで、外形の変化には同調しません。反対に遺伝子が変化すると、確実に体もその指示に従い変化します。

 一方「心」は、大脳皮質を利用した「記憶」で、神経細胞の「軸索(神経突起)末端の繋がり方」を指し、

① すりこみ
② 模倣
③ 学習
④ 洗脳
⑤ 思考
⑥ その他(老化など)

によって変化し、その結果が大脳に記憶として蓄積されます。但し凡人には、殆どの記憶は意識的には取り出す事は出来ないのですが、おそらくそれが「心の正体」だと思います。頭が良いと言われている人に「心無い人」が多いのは、記憶を取り出す能力に長けているからかも知れませんww。

 それはさておき、コンピュータに例えると、「体の記憶」である遺伝子は「ROM(リード・オンリー・メモリ)」で書き換え不能ですが、「心の記憶」はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)で、書き換え可能です。上書きされ書き換えられた「RAM」でも特殊な技法を用いると、消された過去の記録を取り出すことが出来、犯罪捜査にも利用されているようです。

 RAMにも、電源を切ると記録も消える「DRAM(ダイナミックRAM)」や、最後に書かれた事はいつまでも残る「SRAM(スタティックRAM)」があります。また、「記憶」の出入りを制御するのは「CPU(MPU)」で大脳皮質に相当します。

 私は「DRAM型」で、一晩寝ると大概の事は忘れてしまい、いつもネット検索しながらブログを書いています。「SRAM型」の代表と言えば鳩山由紀夫(友紀夫)元総理で、最後に聞いた事しか記憶にないようで、他の政治屋を含めて過去の主張を簡単に翻すのが得意ですww

 それは兎も角、「心の記憶」は、

DRAM型:②③⑥
SRAM型:①④⑤⑥

に分類する事が可能だと、私は思います。

-- つづく --



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